ブッピガンとは、主にロボットアニメで用いられる効果音の擬音語である。
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概要
ロボットアニメ、特に戦闘シーンにおいてしばしば用いられる効果音。
ロボット物の歩行音や格闘戦の機体接触時や斬撃時の効果音として用いられることが多い。視聴環境や人によっては『ブッピガァァン!』、『ヴッヒォォン!』という感じに聞こえるらしい。ロボット好きの男の子からオッサンには堪らない効果音である。ニコニコ動画においては、『新機動戦記ガンダムW』のOPにてガンダムサンドロックがヒートショーテルを振り下ろす時に多数のブッピガン弾幕が流れるのがお約束。
この効果音自体は、フィズサウンドクリエイション(旧称:石田サウンドプロダクション)に所属していた松田昭彦氏が制作したもので、サンライズにも長年この音源を提供していた。サンライズ作品として初めて使用したのは恐らく日本サンライズ時代のTVアニメ処女作「無敵超人ザンボット3」であると思われるが、それ以前に氏が効果音を提供している特撮作品『秘密戦隊ゴレンジャー』『仮面ライダーストロンガー』でも、ガンダムと同様の効果音が見られる為、初出は1975年頃ではないかという見方がある。
この効果音はガンダムシリーズでは初代『機動戦士ガンダム』で使用されたものの、その後『機動戦士Zガンダム』から『元祖SDガンダム』や『ガンダム0080』辺りまでは別の音響スタジオになったため暫く見られなかったが、『ガンダム0083』『機動戦士Vガンダム』にて松田氏が再び音響効果を担当する事になった為復活し、それ以降『Gガンダム』『ガンダムW』『ガンダムX』『第08MS小隊』などの作品でも使用された。しかし『∀ガンダム』以降は松田氏が担当しなくなった為見られなくなった。
2000年代以降は各作品ごとに多数の効果音が作られてきていることもあってさほど使用されてはおらず、(視聴作品によって差異はあるが)「80年代生まれホイホイ」「90年代生まれホイホイ」的な側面も持ち合わせつつある。ガンダム作品ではゲームを除けば『ガンダムX』『第08MS小隊』以降ほぼ使用されなくなったが、『ガンダムUC』や、『Gのレコンギスタ』の2期OPで久々に使用されている。松田昭彦氏は現在フィズサウンドクリエイションを退社しているが、効果協力という形で『ガンダムUC』に携わっている。
なお、2014年放送のTVアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』の劇伴においては、そのものずばり「ブッピガン」という楽曲(作曲:林ゆうき)が存在する。
関連動画
こちらはガンダムW。1:05にて使用。サンドロックのモーションが前期OPと同じなのは仕様。
関連項目
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