ブラ=サガリとは、ジェダイの騎士オビ=ワン・ケノービが戦闘の際使用する究極の奥義である。
概要
この技は、一般人から見ると高所にぶら下がって危ないように見えるが、勝利フラグを簡単に立てることができるという恐ろしい技である。
この技は状況と効果から二種類に分けることができる。自分からぶら下がりにいき発動させる能動的ブラ=サガリと、相手に吹っ飛ばされたりなどして発動する受動的ブラ=サガリである。後者の方が比較的勝利フラグを立てやすい。
一方でこの技には自分の武器を落としやすいという欠点があり、この技を極めたオビ=ワンでさえこれを防ぐことは不可能である。しかし、わざと武器を落とすことで集中力を高めているという説もあり、武器を落とすこと自体がブラ=サガリの効果をより発揮する条件とする説もある。
なお、このブラ=サガリには上位技としてチノ=リが存在する。詳細は後述。
オビ=ワン以外の使用者
- アナキン・スカイウォーカー / ダース・ヴェイダー
- EP3で惑星ムスタファーにて使用。ダークサイドに堕ちた彼は、この地にて恩師オビ=ワンと対決する。お互い長所を潰し合う「型」故、戦いは長期化。切迫した状況の中、ついにブラ=サガリを発動するオビ=ワン。だが、長年連れ添った弟子はそれすらも想定の範囲内だったのか、自らもブラ=サガリを発動し、その効果を打ち消すことに成功する。ブラ=サガリですら勝利フラグを立てられない最大の敵を前に、オビ=ワンは苦渋の決断を下す。
- ルーク・スカイウォーカー
- EP6で惑星タトゥイーンにて使用。親友ハン・ソロを救出すべくジャバ宮殿に赴いたルーク。しかしそう簡単には行かず、ジャバの部下の手によって拘束されてしまう。ルークはハン・ソロ共々、タトゥイーンの砂漠に潜む危険生物・サーラックに食べさせられそうになるが、この「落ちたら命の保証はない高所」という状況は、一通り修練を積んだ彼にとって好都合だった。緊張の一瞬、ジャバの部下が彼を突き落す直前に、彼は自ら飛び降り、体を捻って乗っていた足場にぶら下がった。この行動と共にBGMはメイン・テーマへと切り替わり、彼の勝利が確定した。なお、BGMまでもが味方をしたのはサーガを通じて彼一人である。
- ヨーダ
- EP3で惑星コルサントにて使用。パルパティーン議長として長きに渡り機会を伺っていたシスの暗黒卿ダース・シディアスを打ち倒すべく、ヨーダは単身最高評議会会議室へと潜入する。奇しくも同じ「型」を使用していたシディアスとヨーダ。その性質から戦いは激化、双方一歩も引かない拮抗した戦いを繰り広げる。シディアスのフォースの電撃を受け止め、その場で弾き返すヨーダ。だがその威力はすさまじく、シディアスだけでなく自らも吹き飛ばされてしまう。とっさにブラ=サガリのチャンスと判断したヨーダは議長席に掴まろうとするが、普段ブラ=サガリを使うまでもなく勝利してきたためか練度が足りず、失敗。シディアスがしっかりとブラ=サガリを行っていたこともあって、敗走せざるを得なくなった。
- ダース・シディアス
- EP3で惑星コルサントにて使用。長きに渡る計画が佳境に入り、ジェダイの大半を抹殺することに成功したシディアス。偉大な力を持つ弟子も得て、順風満帆。彼はここで偉大なるジェダイ・マスター、ヨーダとの決戦に臨む。拮抗する戦いの中でブラ=サガリの機会を見つけた彼はすぐさま発動。ヨーダを上回る素早い機転で勝利フラグを掴みとったが、引き際を正確に判断したヨーダを倒すには至らなかった。おそらく、ヨーダも不完全ではあるがブラ=サガリを行っており、効果が薄れてしまったのだと考えられる。
名言
ブラ=サガリはヴァーパッド以上にダークサイドに近い型であることを私達は決して忘れてはならない。
上位奥義チノ=リ
チノ=リはブラ=サガリをマスターしたオビ=ワンが開発したブラ=サガリの上位奥義である。ブラ=サガリよりも難度の高い条件で発動し、その効果も偉大なるジェダイの騎士が使うにはあまりにも強力で凄惨なものであることから、開発が済んでからも使用することはなかった。
だが、ブラ=サガリを相殺できるまでに変わり果てた愛弟子から銀河を守るため、 そして愛弟子自身をその業から救うため、彼は苦渋の決断を、チノ=リを使うことを決めたのである。
チノ=リ発動の条件
上記の条件を満たし発動されたチノ=リは、アナキンの両脚と左腕を切り落としたばかりか、彼の全身を焼き尽くすという結果を生み出した。想定通りの結果…いや、苦楽を共にした友人であり、弟でもあるアナキンのその姿は、オビ=ワンに想定以上の大きな苦痛を与えた。
コラム:フェット親子とジェットパック
銀河一恐れられる凄腕の賞金稼ぎ・ジャンゴ・フェット。自在に空を飛び多彩な武装からなる攻撃は凶悪なダーク・ジェダイすら打ち倒し、万全の状態ならばジェダイ・マスターとも相対できるとされる実力者。息子であるボバ・フェットもジェダイの廃れた銀河で父親譲りのセンスと武器で活躍しており、その実力はダース・ヴェイダーですら「お気に入り」とするものであった。
そんな隠れた実力者であるフェット親子を苦しめたのは、他の誰でもない、その背に負ったジェットパックであった。自在に宙を舞うというジェダイですら真似できないことを行うことができるジェットパック。各上の相手に対して戦いを有利に進めることができるそのアイテムは、存在自体が敗北フラグなのかもしれない。
関連動画
ブラ=サガリ習得の際に参考となる動画を以下に記す。「チノ=リ」と思しきものも映されているが、詳細は不明。
関連項目
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