- プロ野球選手一覧 > ブライアン・ウルフ
ブライアン・ウルフ(Brian Thomas Wolfe、1980年11月29日-)とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手(投手)である。
概要
OB | |
---|---|
ブライアン・ウルフ Brian Wolfe |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州 |
生年月日 | 1980年11月29日 |
身長 体重 |
190cm 104kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1999年MLBドラフト6巡目 |
引退 | 2018年 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
1999年、メジャー6巡目(全体179位)指名を受け、ミネソタ・ツインズに入団したが、2005年にミルウォーキー・ブルワーズに移籍する。しかしいずれの球団でもメジャー昇格はなかった。
2006年開幕前にトレードでトロント・ブルージェイズに移籍し、2007年5月30日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー。
2008年は20試合に登板し、防御率2.45だったが、勝ち星を挙げられなかった。
日本球界
日本ハム時代
2010年に北海道日本ハムファイターズに入団。背番号10。開幕当初は中継ぎで、武田久の絶不調を受けて一時クローザーに配置転換。しかしキャッチャーの要求を無視して投げては打たれて炎上を繰り返し、速攻で中継ぎに戻された。その後は大野にシメられたのか中継ぎとしてそこそこ投げていたが、シーズン中に自ら進言して吉井理人に弟子入りし先発転向。
9月3日の千葉ロッテマリーンズ戦で先発デビューし6回途中1失点で勝利を挙げると、4試合で3勝0敗、防御率1.69という別人のような好成績を挙げ9月の月間MVPを受賞した。しかしチームがクライマックスシリーズ進出を逃したため、発表された時には本人は帰国していた。
2011年は開幕から先発ローテーション入り。初戦で大炎上したが、その後は順調に勝ち星を重ね、8月には10勝に到達。しかしその後は打ち込まれる試合が多くるにつれてり負けが込むようになった。最終的に防御率3.60は規定投球回数到達者ではリーグ最下位だったが、26試合で12勝11敗の成績を残した。
2012年からは背番号17となった。1年通して先発投手として登板。前年よりも安定した投球を続け、26試合で10勝9敗、防御率2.66の好成績を残し優勝に貢献した。被本塁打2は2年連続で規定投球回数到達者で最少。日本シリーズでも札幌ドームでの第3戦で好投し勝利投手となった。
2013年も5月に一度体調不良で抹消があったが、ほぼ1年間先発投手として登板。規定投球回数には到達しなかったが、22試合で9勝6敗、防御率3.05でチーム最多勝タイの成績を残した。ところが日本ハム残留を希望せずオフに退団した。その後福岡ソフトバンクホークスへ移籍。背番号は17。奇しくも同じく日本ハムからFA移籍してきた鶴岡慎也ともチームメイトとなる。
ソフトバンク時代
2014年は開幕から先発ローテーション入りしたが、5月に右肘内側側副靭帯損傷が判明し、トミー・ジョン手術を受け、残りのシーズンを棒に振った。
西武時代
2016年7月20日に埼玉西武ライオンズへの入団が発表された。背番号は69。8月28日の日本ハム戦でチームの外国人投手初勝利を挙げると、シーズン終了まで先発ローテーションを守り、4勝を挙げた。オフに背番号を54に変更した。
2017年は開幕から先発ローテーション入りし、23試合に登板し9勝を挙げた。
2018年は14試合の登板で4勝4敗に留まり、オフに自由契約となり、現役を引退した。
プレースタイル
ゴツい体格通り、ムービングファストでぐいぐいと押す投球スタイル。屋外球場が苦手で、特にQVCマリンフィールドとは滅法相性が悪い。西武プリンスドームも実質屋外判定なのか苦手にしている。
成績
年度別投手成績
年度 Year |
球団 Team |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
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2007年 | TOR | 38 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 6 | .750 | 45.1 | 9 | 22 | 17 | 15 | 2.98 |
2008年 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | .000 | 22.0 | 6 | 14 | 6 | 6 | 2.45 | |
2009年 | 14 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 15.1 | 7 | 11 | 15 | 14 | 8.22 | |
2010年 | 日本ハム | 42 | 4 | 0 | 0 | 4 | 3 | 3 | 8 | .571 | 62.1 | 13 | 24 | 24 | 21 | 3.03 |
2011年 | 26 | 26 | 1 | 0 | 12 | 11 | 0 | 0 | .522 | 150.0 | 36 | 90 | 64 | 60 | 3.60 | |
2012年 | 26 | 25 | 1 | 0 | 10 | 9 | 0 | 0 | .526 | 149.0 | 40 | 83 | 49 | 44 | 2.66 | |
2013年 | 22 | 22 | 1 | 1 | 9 | 6 | 0 | 0 | .600 | 130.0 | 32 | 60 | 50 | 44 | 3.05 | |
2014年 | ソフトバンク | 8 | 8 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | .667 | 47.1 | 14 | 32 | 19 | 16 | 3.04 |
2015年 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 9.0 | 4 | 3 | 11 | 11 | 11.00 | |
2016年 | 西武 | 4 | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 23.2 | 4 | 8 | 9 | 8 | 3.04 |
2017年 | 23 | 23 | 0 | 0 | 9 | 4 | 0 | 0 | .692 | 125.1 | 36 | 74 | 69 | 52 | 3.73 | |
2018年 | 14 | 13 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 66.0 | 18 | 40 | 42 | 35 | 4.77 | |
MLB:3年 | 72 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 9 | .500 | 82.2 | 22 | 47 | 38 | 35 | 3.81 | |
NPB:9年 | 167 | 126 | 3 | 1 | 56 | 40 | 3 | 8 | .583 | 762.2 | 197 | 414 | 337 | 291 | 3.43 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 Pos |
試合 G |
刺殺 PO |
補殺 A |
失策 E |
併殺 DP |
守備率 Fld% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB | 投手 | 72 | 9 | 6 | 1 | 0 | .938 |
NPB | 投手 | 167 | 38 | 144 | 4 | 8 | .978 |
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関連項目
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