- プロ野球選手一覧 > ブライス・ハーパー
ブライス・ハーパー(Bryce Harper、1992年10月16日-)とは、アメリカ合衆国出身のメジャーリーガー(外野手)である。
概要
フィラデルフィア・フィリーズ #3 | |
---|---|
ブライス・ハーパー Bryce Harper |
|
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ネバダ州 |
生年月日 | 1992年10月16日 |
身長 体重 |
188cm 104kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 2010年MLBドラフト1巡目 |
経歴 | |
メジャーリーガーテンプレート |
7歳の頃から10歳の子供達の野球の試合に混じっては、並外れたパワーを発揮し、9歳時には選抜大会に出場していた。ラスベガス高校では170メートルもの長距離弾を放ったこともある。さらに投手の時には154km/hのストレートを投げていた。
2011年でのプロ入りが有力視されたが、プロ入りを1年早めるために高校2年の時に飛び級し、サザンネバダカレッジに進学。打率.443、31本塁打、98打点とすさまじい成績を残し、最優秀アマチュア選手に送られるゴールデンスパイク賞を受賞。その後2010年MLBドラフトでワシントン・ナショナルズから1巡目指名(全体1位)を受け、プロ入りする。
ナショナルズ時代
2012年4月28日にメジャーデビュー。背番号は34。MLB史上2人目の10代での20本塁打を達成。この年は139試合の出場で打率.270、22本塁打、59打点。活躍が評価され、ナ・リーグの新人王に選ばれた。
2013年は左ひざの怪我と左投手に苦しんだが、去年と変わらぬ成績を残した。
2014年はメジャー定着後最低の成績に終わり、規定打数にも満たなかった。オフに日米野球のアメリカ代表に選出された。
2015年は42本塁打で最多本塁打の打撃タイトル、ハンク・アーロン賞、シルバースラッガー賞を獲得。
2016年7月に結婚した。シーズンでは勝負を避けられすぎたためか打撃不振に陥り、本塁打は24本と前年の半分だった。
2017年は111試合だったが、打率.319、29本塁打、87打点を記録。8月7日のマイアミ・マーリンズ戦で通算150本塁打を達成した。
2018年は159試合に出場。打率は.249に留まったが、2015年以来の30本塁打超えとなる34本塁打、自身初の100打点を記録。またリーグトップの130四球を選んだ。オフにFAとなった。
フィリーズ時代
2019年2月28日にフィラデルフィア・フィリーズと13年契約を結んだ。背番号は3。シーズンでは157試合の出場で打率.260、35本塁打、114打点を記録した。前半戦は状態が上がらなかったためオールスターに選ばれなかったが、キャリアハイの打点を記録した。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合に短縮。58試合の出場で打率.268、13本塁打、33打点だった。
2021年は序盤に顔面死球を受けたことで調子を崩し、さらに手首の打撲で故障者リスト入りしていたが、復帰後は復調。141試合の出場で打率.309、リーグ1位の42二塁打、35本塁打、84打点を記録し、2度目のMVPを受賞。オフにはシルバースラッガー賞、ハンク・アーロン賞、オールMLBチームを受賞した。
2022年は5月12日に右肘を負傷し、指名打者での出場が続いた。シーズンでは99試合の出場に留まったが、ポストシーズンでは好調を維持し、ワイルドカードシリーズで第2戦でホームランを放ち地区シリーズ進出、ディビジョンシリーズでは2本塁打、リーグチャンピオンシップシリーズでも2本塁打を記録し、リーグチャンピオンシップシリーズのMVPを受賞した。オフにトミー・ジョン手術を受けた。
2023年は5月2日のロサンゼルス・ドジャース戦で復帰。8月30日のロサンゼルス・ドジャース戦で通算300本塁打を達成した。126試合の出場で打率.293、21本塁打、72打点を記録した。
人物・その他
成績
年度別打撃成績
年 度 Year |
球 団 Team |
試 合 G |
打 席 PA |
打 数 AB |
得 点 R |
安 打 H |
二 塁 打 2B |
三 塁 打 3B |
本 塁 打 HR |
打 点 RBI |
盗 塁 SB |
犠 打 SH |
犠 飛 SF |
四 球 BB |
死 球 HB |
三 振 SO |
併 殺 打 GDP |
打 率 AVG |
出 塁 率 OBP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012年 | WSH | 139 | 597 | 533 | 98 | 144 | 26 | 9 | 22 | 59 | 18 | 3 | 3 | 56 | 2 | 120 | 8 | .270 | .340 |
2013年 | 118 | 497 | 424 | 71 | 116 | 24 | 3 | 20 | 58 | 11 | 3 | 4 | 61 | 5 | 94 | 4 | .274 | .368 | |
2014年 | 100 | 395 | 352 | 41 | 96 | 10 | 2 | 13 | 32 | 2 | 3 | 1 | 38 | 1 | 104 | 6 | .273 | .344 | |
2015年 | 153 | 654 | 521 | 118 | 172 | 38 | 1 | 42 | 99 | 6 | 0 | 4 | 124 | 5 | 131 | 15 | .330 | .460 | |
2016年 | 147 | 627 | 506 | 84 | 123 | 24 | 2 | 24 | 86 | 21 | 0 | 10 | 108 | 3 | 117 | 11 | .243 | .373 | |
2017年 | 111 | 492 | 420 | 95 | 134 | 27 | 1 | 29 | 87 | 4 | 0 | 3 | 68 | 1 | 99 | 15 | .319 | .413 | |
2018年 | 159 | 695 | 550 | 103 | 137 | 34 | 0 | 34 | 100 | 13 | 0 | 9 | 130 | 6 | 169 | 7 | .249 | .393 | |
2019年 | PHI | 157 | 682 | 573 | 98 | 149 | 36 | 1 | 35 | 114 | 15 | 0 | 4 | 99 | 6 | 178 | 10 | .260 | .372 |
2020年 | 58 | 244 | 190 | 41 | 51 | 9 | 2 | 13 | 33 | 8 | 1 | 2 | 49 | 2 | 43 | 5 | .268 | .420 | |
2021年 | 141 | 599 | 488 | 101 | 151 | 42 | 1 | 35 | 84 | 13 | 3 | 4 | 100 | 5 | 134 | 12 | .309 | .429 | |
2022年 | 99 | 426 | 370 | 63 | 106 | 28 | 1 | 18 | 65 | 11 | 0 | 7 | 46 | 3 | 87 | 13 | .286 | .364 | |
2023年 | 126 | 546 | 457 | 84 | 134 | 29 | 1 | 21 | 72 | 11 | 0 | 4 | 80 | 5 | 119 | 10 | .293 | .401 | |
MLB:12年 | 1508 | 6454 | 5384 | 997 | 1513 | 327 | 24 | 306 | 889 | 133 | 12 | 55 | 959 | 44 | 1395 | 116 | .281 | .391 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 Pos |
試合 G |
刺殺 PO |
補殺 A |
失策 E |
併殺 DP |
守備率 Fld% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB | 中堅手 | 187 | 388 | 7 | 7 | 1 | .983 |
左翼手 | 194 | 311 | 20 | 8 | 1 | .976 | |
右翼手 | 947 | 1560 | 51 | 23 | 9 | .986 | |
一塁手 | 38 | 258 | 20 | 1 | 20 | .996 |
タイトル・表彰・その他
タイトル | ||
---|---|---|
最多本塁打 | 1回 | 2015年 |
表彰 | ||
ルーキー・オブ・ザ・マンス | 2回 | 2012年5月・9月 |
ルーキー・オブ・ザ・イヤー | - | 2012年 |
プレイヤー・オブ・ザ・マンス | 2回 | 2015年5月、2016年4月 |
MVP | 2回 | 2015年、2021年 |
シルバースラッガー賞 | 2回 | 2015年、2021年 |
ハンク・アーロン賞 | 1回 | 2015年 |
オールMLBチーム | 1回 | 2021年 |
リーグチャンピオンシップシリーズMVP | 1回 | 2022年 |
その他 | ||
MLBオールスターゲーム出場 | 6回 | 2012年、2013年、2015年-2018年 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt