⇒ブルボンの曖昧さ回避
- ブルボン・・・日本の大手製菓会社及びそのブランド名。アルフォートやホワイトロリータ等で知られる。
- Bourbon(ブルボン)・・・ゲーム『Metro2033』の登場人物。
- ブルボン朝・・・フランスにかつて存在した王朝。詳細は当該記事を参照。
- ブルボン種・・・コーヒーの生豆の品種の一つ。アラビカ種系でブラジルのブルボンで作られた。
- ミホノブルボン・・・日本の元競走馬。1992年に皐月賞、日本ダービーを無敗で制した二冠馬。詳細は当該記事を参照。
- ブルボンヌ雪村・・・VOCALOIDを用いた楽曲を制作・公開しているボカロP。詳細は当該記事を参照。
本項では、1のブルボンを説明する。
株式会社ブルボンとは、新潟県柏崎市に本社を置く大手製菓会社である。(東証2部 2208)
概要
新潟県柏崎市に本社を置く大手製菓メーカー。創立は1924年。早くからビスケット、クッキーの自動大量生産に力を入れており、洋風な粉もの菓子を得意としている。箱入りや缶入りの贈答用菓子のイメージも強い。独特な"ハイソな雰囲気"を持ち、棒状クッキーをミルククリームで包んだ「ホワイトロリータ」(昭和40年発売)や、薄いクレープクッキーを重ね焼きしてココアクリームで包んだ「ルマンド」(昭和49年発売)などのベストセラー商品に憧れを抱く世代は多い。だが決して洋風や高級感を気取るだけではなく、米どころである地元新潟県の利点を活かしたおかきやあられも作り続けている。「チーズおかき」や「味ごのみ」、そして円筒型のスナック「ピッカラ」は長く愛された庶民のおやつである。
最近では、低価格でバラエティに富んだラインナップのプチポテトシリーズが主力商品の一つに成長。コンビニやスーパーなどで広く販売されている。製菓メーカーとしては珍しく板チョコやキャラメルは展開していない。
柏崎の町工場から出発し、日本全国のみならず海外にまで進出する大手メーカーになった今でも新潟県を生産拠点としている地域密着企業である。
社史・沿革
柏崎の和菓子店「最上屋」に生まれた吉田吉造が1924年(大正13年)に設立したビスケット製造工場、北日本製菓商会(同年に株式会社に改組)を起源とする。戦前はビスケットやドロップ、チューインガムなどを生産・販売する傍ら、地元の米を使用した米菓も生産。販路を広げた。1952年(昭和12年)、社名を北日本食品工業株式会社に変更。昭和40年代には「パルミ」、その後は「ブルボン」のブランド名で広く知られるようになる。1989年(平成元年)に社名をブランド名と統一して株式会社ブルボンとなる。以後、飲料水やデザート、健康食品に進出し、現在に至る。
現在の社名ブルボンの由来は、欧風・高級イメージを持つフランスのブルボン王朝からと言われているが、命名者がすでに他界しており詳細は不明。コーヒーの生豆の品種の一つブルボン種にちなんだという説もある。
主な製品
ホワイトロリータ
1965年(昭和40年)発売。ヒネリ模様の軽い歯ざわりのスティッククッキーを、上品なミルククリームで包んだ棒状クッキー。パックは白と黒のゴシックカラー。
ルマンド
1974年(昭和49年)発売。幾重にも重ねて焼きあげたサクサクした歯ざわりのクレープクッキーをココアクリームで包み込んだ棒状クッキー。パックは薄紫色。
チョコリエール
1977年(昭和52年)発売。
小麦全粒粉を使ったビスケット生地を細長いタルト状に焼き上げ、ミルクチョコレートを流し込んだ定番チョコビスケット。
パックはえんじ色。
アルフォート
小麦全粒粉を使用した香ばしいダイジェスティブビスケットに、帆船のレリーフを象ったミルクチョコレートを重ねた上品なチョコビスケット。パックは瑠璃のようなブルー。
ブランチュール
風味豊かなラングドシャクッキーに薄板ホワイトチョコレートをサンド。ホワイトチョコとバター風味のクッキーが絶妙にマッチしている。
エリーゼ
サクッと軽い歯ざわりのウエハースで、2種のチョコを包んだビスケット。コクのあるチョコクリームとまろやかなホワイトクリームの2つの味が楽しめる。
きこりの切株
ダイジェスティブビスケットと、クリーミーなミルクチョコでできた可愛らしい切株型のチョコスナック。
ピッカラ
カリッと香ばしく、甘味のある塩味で仕上げたスナックにカシューナッツをミックス。
プチポテト、プチシリーズ
低価格、一口サイズの手ごろな大きさ、同一サイズの細長い袋に入ったのが特徴のお菓子シリーズ。
ポテトチップス、うす焼せんべい、あげせん、トルテクッキー、プレッツェル、など豊富なラインナップが魅力。
(各説明はブルボン公式サイトの商品情報より引用、一部加筆・変更)
関連動画
▼ MMDにも進出
関連項目
関連リンク
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