基礎データ
- 面積:27830km²
- 人口:1189万1000人(2020年度調査)
- 首都:ブジュンブラ
- 公用語:フランス語、キルンジ語
- 通貨:ブルンジ・フラン
- 国旗:緑は発展への希望、赤は独立のための戦いで流された血、白は平和を表す。中央の三つの星は労働と人々の統一、進歩という、ブルンジのスローガンを示している。
概要
国名は民族名「ルンディ族」に由来する。
「ブ」は「国」、「ルンディ」は「ふくらはぎの人々」という意味。
80%以上の国民が一日当たり1.9ドル以下で生活する最貧国の一つ。
2015年に政情が不安定になり、以降、政府による市民への弾圧が拡大。
2022年現在30万人以上が国外へ流出する事態となっている。
国民を構成するフツ族とツチ族は対立関係にあり、1993年には内戦にまで発展している。
元から現在ブルンジがある地域に住んでいたのはツワ族だったのだが、やがて農耕中心の生活を送るフツ族と、牧畜中心の生活を送るツチ人が住み着き、17世紀ごろに王国が建設された。1890年、ドイツの保護領にされ、第一次世界大戦でドイツが敗れると1992年からベルギーの委任統治領とされた。元々フツ族とツチ族は生活手段以外明確な区別は無かったのだが、ドイツとベルギーの2か国の支配の中で分断されてしまい、ツチ族優遇の時代が続き政治などで独裁を振るうようになった。1962年に独立を果たした後もツチ族の独裁は続き、フツ族との民族同士の対立は激化の一途を辿っていった。今も民族間の争いは絶えず、クーデターが未遂も含め何回も起こるなど情勢は極めて不安定と言える。
ルワンダとコンゴ、タンザニアと国境を接する。
地理的にはナイル川の源流の一つがあることで知られる。
北から南にかけてアフリカ大地溝帯が走り、西部には標高2000m以上の山脈がそびえ立つ。中央部は国土の大部分を占めるなだらかな高原が広がっている。南西部にはタンガーニカ湖という世界有数の広さを誇る湖の一部が、コンゴとタンザニアとの国境を跨ぎ広がる。首都・ブジュンブラが位置するのは湖の北東岸一帯。
気候は北部が温暖湿潤気候で南部がサバンナ気候。年間平均気温は20℃前後と、赤道付近にありながら標高の高さゆえ比較的涼しい。3月から5月、そして10月から12月が雨季となる。
主な産業は農業でコーヒー豆が輸出品の中心。ニオブやタンタルなどの地下資源が豊富に眠っているとされるが、内戦などの影響もあり開発は思うように進んでいない。
文化面ではカリェンダと呼ばれる伝統的な太鼓を用いての儀式が有名で2014年にはユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。
関連動画
関連リンク
- ブルンジ共和国|外務省 - Ministry of Foreign Affairs of Japan
- コンゴ・ブルンジ 世界から忘れ去られた難民危機
- ODA現地リポート「ブルンジの道路を走ってみた」 - YouTube
- 「ドラマーズ・オブ・ブルンジ」EC 1988/“The Drummers of Burundi” from EC 1988
関連項目
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