『ブレイブリーデフォルトⅡ』(BRAVELY DEFAULT II)とは、スクウェア・エニックスが2021年3月11日に発売したNintendo Switch用ゲームソフトである。略称はBD2、ブレイブリーなど。
概要
BRAVELY DEFAULT II | |
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ジャンル | RPG |
対応機種 | Nintendo Switch |
発売元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | クレイテックワークス |
発売日 | 2021年2月26日 |
プレイ人数 | 1人 |
『ブレイブリーデフォルト』や『オクトパストラベラー』など、PS以前のFFやスクウェアRPGのリバイバルでお馴染みの浅野Pチームが手掛ける、ブレイブリーデフォルトの続編であり正当進化した完全新作。開発元は前作まで製作に携わっていたシリコンスタジオではなく、シリコンスタジオより独立したクレイテックワークスが担当している。
往年のファイナルファンタジーから引き継いだ4つのクリスタルと光の戦士の世界観、ジョブシステムや魔法の体系。さらに今回はFFでもお馴染みのATBを拡張したシステムも搭載されている。
アンリアルエンジンで作られたグラフィックの傾向は、若干等身が上がったもののブレイブリーデフォルトのそれを踏襲している。
ジョブやアビリティは前作であるブレイブリーデフォルトのものや、他のFF作品、同チームの前作であるオクトパストラベラーからの要素も散見され物語が後半に入ってくるさらに複雑なスキルビルドが可能となる。
正当進化とある通り、開発側は前作である『ブレイブリーセカンド』で幾許か落ち度があったことを反省したとのことで、世界観の構築にも気が配られている。今作が新しいキャラクターたちの物語であり、かつ『ブレイブリーデフォルト』の完全新作だと誤解なく伝えるため、タイトルには「サード」ではなく「II」と付けられた。
ブレイブリーデフォルト以来となるRevo氏によるサウンドも必聴。
システム
ブレイブ・デフォルト
今作もターンの前借りや貯蓄ができる独自のシステム、ブレイブ&デフォルトを採用しているが、ターンではなくFFでお馴染みのATBとの複合になっている。
「デフォルト」によって防御しつつBP(ブレイブポイント)を貯め、「ブレイブ」によってBPを消費してそのターン内の行動回数を増やすことができる。BPは-3~+3までの範囲で使用及び蓄積ができ、ブレイブは一度に3回まで可能なので、1ターンに最大4回の行動が可能となるほか、一部のアビリティはMPではなくBPを消費する。
BPが0でもブレイブで前借りすることができるが、その場合BPがマイナスとなる。マイナスになったBPはターン経過毎に1ずつ回復するが、マイナスの間そのキャラは行動不能に陥る。BPは後述の連戦にならない限りは次戦への持ち越しはなく、原則として0の状態で戦闘が開始される。
今作はATBを採用しており、ターンの回り方がジョブによってかなり異なってくるため、素早いジョブほど多く行動が可能となる。どんどん行動を回すジョブとどっしり構えるジョブがあるので、「デフォルト」の次のターンまで防御という性質と合わせて上手く使用したい。
弱点
今作には剣・短剣・槍・斧・杖・弓の6種類の武器と、火・水・雷・風・土・光・闇の属性が存在する。
今作では武器種もある種の属性と見做されており、大半の敵に弱点となる武器や属性あるいは耐性が設定されているため、対応する武器や属性が用意できるなら弱点を突いていくほうが戦闘を有利に進められる。
素手及び一部の魔法は無属性となり、弱点がつけない一方で軽減され難い。
尚、敵の弱点や耐性は実際にその武器や属性を当てるか、アイテム「虫めがね」等で調べることができ、一回調べてしまえばいつでも参照できる。
カウンターとジャマー
一部の敵や多くのボスについて、特定の行動に反応して確率で何か行動を取ってくる場合があり、当人に当てると反応する場合はカウンター、使っただけで反応する場合はジャマーと呼ばれる。
条件は物理攻撃を当てる、特定のジョブの技を使う等幅広いので、ある程度把握しておく必要がある。
特に、雑魚敵を全体攻撃で一掃しようとする場合や、ボスをパターンハメしようとする場合には注意が必要となる。
必殺技
ジョブごとに固有の必殺技が設定されており、固有の条件(多くは13回そのジョブのコマンドアビリティを使用するというもの)を満たすと使用可能。
必殺技はジョブごとに固有の効果と味方のステータスを何かしら強化する性質があり、使用時にはキャラ別に必殺技用のテーマ曲が流れ、流れている間は有利な効果が持続する、さらに曲が切れる前にほかのキャラが必殺技を出すと初めの必殺技の効果を持続延長しつつ次の必殺技の効果も上乗せされるため、必殺技を途切れずにつないでいくことでバトルを有利に運ぶことができる。
ジョブとアビリティ
前作同様、成長や習得法はFF5、キャラ内でのジョブ構成はFFTAに近いジョブチェンジシステムを搭載。
ジョブはアスタリスクと呼ばれるアイテムの所持者を倒すことで入手することができ、その多くがメインシナリオ内で手に入る。
アビリティの習得法はFF5と同様で、戦闘後に経験値とは別に今就いているジョブにJPが手に入り、それを一定以上取得するとジョブレベルが上がりそのジョブのアビリティを一つづつ覚える。
FF5と比べると、高ジョブレベル(特にレベル10以上)に必要なJPが多くなる傾向がある一方で、入手できるJPはゲームの序盤と後半でそこまで劇的には増えないため、使いたいジョブを使っていく事なる。
アビリティは、「黒魔法」や「武士道」のようにジョブコマンドから選択することで使えるコマンドアビリティと、セットすることで自動的に効果が得られるサポートアビリティに分けられる。
各そのジョブのジョブコマンドと固有のジョブ特性を一つずつ持っており、それに加えて他のジョブを1つサブジョブとすることでジョブコマンドを使用でき、さらにサポートアビリティをいくつかセットできる。
今作ではジョブ特性の大半がそのジョブ固有でアビリティとして他のジョブにつけられないため、一部には非常に個性が強いジョブも存在する。また、ジョブレベルが12に到達するともう一つのジョブ特性が解放される。単純に強烈なもの、使用感が全く変わるものなど色々である。
また、それぞれのジョブには武器及び盾に対する適性が設定されており、どのジョブも全ての武器・防具を何でも装備可能であるが、得意でない系統の武器は適性がないジョブでは本来の力を発揮できない。
サブジョブはFFTAのアクションアビリティと同様で、セットすれば他のジョブでもセットしたジョブで覚えた全てのコマンドアビリティが使用できる。サポートアビリティはアビリティごとにコストが設定されており、サポートコストがキャラの上限を超えない範囲で好きなように組み合わせでセットできる。
装備重量
前作から変更となった点の一つ。
今作には全ての装備に重量が設定されており(原則として強いものほど重い)、重量オーバーになるほど装備をする全ステータスが低下してしまう。逆に、重量に余裕を持たせておくとATBゲージの蓄積がいくらか早くなる。
装備可能な重量の上限はレベルアップで向上するものの、就いているジョブによっても大きく上下するため、重量オーバーにならないようにバランスを取りながら装備を決めていく事なる。これによって有効な装備のバリエーションが増えており、今作では序盤から強力な装備を入手できる方法があるものの相応に重量がかさむため、無理して装備するかどうかもまた駆け引きとなる。
尚、一部のアクセサリーには逆に重量を軽くしてくれるものも存在する。
尚、今作では二刀流しても通常攻撃が2回になることはなく、そのままだと武器の性能を約60%にして合算(武器種・属性・特攻は論理和)するような形になり、「二刀の心得」があれば100%加算される。
重量の問題はあるが、軽い武器を二刀流したり、片方に特攻武器や属性武器を持ったりと応用が利く。
通信要素
据え置き機ということで3DSほどではないが通信要素があり、本体をスリープしておくとユーザー間で通信が行われ、アイテムが入手できるという要素がある。
登場人物
遭難してこの地に流れ着いた船乗り。ハルシオニアの海岸に漂着したところをグローリアに助けられ、クリスタルをめぐる冒険に巻き込まれる。
滅亡したミューザ王国の姫。ミューザ王国から奪われた4つのクリスタルを取り戻すべく旅に出る。
師匠が残した一冊の魔導書を解読するため、アスタリスクを探し求める学者。
魔導書には過去が見える力が宿っているようである。
エルヴィスが持つ魔導書の解読の手伝いを申し出た腕利きの傭兵。
彼女自身も探しているものがあるようなのだが、探そうにもアテがないのだとか。
ジョブ
すっぴん
何のジョブにもついていない状態。あらゆる武器・防具をそこそこ使える。
ジョブ特性1は致死ダメージを受けても50%の確率でHP1で生き残る「ふんばる」。
ジョブ特性2でマスターするごとに能力が上がる「大器晩成」を持つため能力は高くなる。
すっぴんとはいうがコマンドアビリティ「すっぴん技」はなかなか独特で、HPMPを回復する「てあて」、確率系アビリティの成功率を上げる「おまじない」、装備重量でダメージが決まる「たいあたり」など、独特な使い方が可能なものが多い。
その他には冒険に役立つサポートアビリティを多く持っており、開けてない宝箱の数を示す「だうじんぐ」、ダメージ床を軽減する「けんけんぱ」、そして「JPアップ」「もっとjpアップ」を持つ。
黒魔道士
敵を攻撃する黒魔法を会得した魔道士。
得意武器は『杖』、短剣も多少はいける。MPと魔攻、実は必殺も高い。
ジョブ特性はデフォルト時にMPを回復する「MPデフォルト」
お馴染みの三属性魔法で的確に弱点をついていける他、「ポイズン」が意外と高性能。
サポートアビリティは、夜の間能力がアップしMPが自動回復する「月の魔力」など。
今作の場合、杖以外も魔法攻撃力が向上する装備が多く、また魔導士ではない意外なジョブの魔攻が高い場合があるので、そう言ったジョブと組み合わせて両刀することも可能。
白魔道士
人々を癒す白魔法を得意とする魔道士。
得意武器は「杖」で、槍と弓が使えたりもする。回復と魔防は高いが、実は魔攻は高くない。
ジョブ特性はあらゆるダメージを30%の確率で減らす「天使の加護」。
基本的には回復専門で「ケアル」「シェル」「レイズ」などを習得できる、また、今回は「バスナ」のほうが採用されている。
サポートアビリティは昼の間能力がアップしMPが自動回復する「太陽の魔力」など。
今作では回復力が魔法攻撃力から独立しているため、サブは黒魔法、というのが必ずしも正解とは限らない。逆に、一部の物理職を回復に回すこともできる。
ヴァンガード
斧による攻撃と守りを両立する騎士。
ナイトのようなジョブだが「剣」よりも『斧』が得意、そして「盾」も。重装備が可能で攻守共に高く、安定した戦いがこなせるが魔防がからっきし。
ジョブ特性は盾を持つことによる速度低下を防ぐ「盾持ち前提」。
攻撃と防御を同時にこなすことがコンセプトと言えるジョブで、「挑発」などの敵からの狙われ率を上げる技と、「二段斬り」、「ストーンブレード」などの攻撃スキルを同時に持ち攻守にわたって活躍する。
サポートアビリティで強力なのは、武器を持って攻撃するとそのターン受けるダメージが減る「攻防一体」
モンク
自らの拳を武器に戦う格闘家
杖や槍も使えるが、やはり「素手」が一番の武器。HP、物攻、会心が高い。
当たりにくいが威力絶大な「剛撃」、BPを消費し防御力無視の一撃を叩き込む「点穴」など強力な単体攻撃を多く持つ。HPを消費する技が多いため、HPをリソースとして管理する必要がある。
サポートアビリティに素手時に攻撃力と会心率が激増する「徒手空拳」があり、基本的にはこれ前提の立ち回りとなる。装備重量があり物理武器も弱点や耐性の影響を受ける今作においては、素手は装備重量が0である、敵の弱点を突けないが最も軽減され難い、という特徴的な性質を持っている。
吟遊詩人
歌声で聞くものの心を動かす音楽家。
得意武器と言えるものは無く平均的、回復力を中心にステータスは高めだがその物理的性質上補助職なのに敵に狙われやすいという特徴がある。
ジョブ特性は歌唱アビリティの効果が1ターン伸びる「美歌の余韻」。
「不落要塞の頑迷な詞」「魔を呼ぶ誓いの詞」などの詞によって味方全体のステータスにバフをかけるのが主たる仕事となるが、「逆鱗を弄ぶ狂乱の詞」などでヘイトを味方に集めたり、「偏に滲みる子守歌」で敵を眠らせるといったことも可能。
サポアビの「表現者魂」は歌唱や芸術の効果が自分のLV/15%向上する。
魔獣使い
魔物を従え力を引き出す調教師
得意武器は「槍」と「弓」。意外と防御面が強く、命中率が高く会心率が低いという特徴がある。
ジョブ特性はHPが20%以下になった時にランダムで魔物を解き放つ「ピンチにけしかけ」。
オクトパストラベラーの狩人のように「つかまえる」でモンスターを捕獲でき、「解き放つ」ことで様々な技を使用可能。HPを1残す「すん止め」「全力すん止め」等を持つ。
また、それ以外の技も全体物理攻撃の「なぎ払い」が単純に便利。
サポートも充実しており、戦闘開始時に行動できる「一番槍の指名」、「消費MP節約」など汎用的に便利なものが多く、是非とも取得しておきたいところ。
シーフ
素早さと器用さを兼ね備えた盗みの達人
得意武器は「短剣」。速度必殺回避が高いが重装備できない。
ジョブ特性は『奪う』際に敵のバフもついでに奪える「盗賊スピリッツ」。
コマンドではただ「盗む」以外にも、MP消費でHPを盗む「命を奪う」、逆にHP消費でMPを盗む「心を奪う」など、オクトラの盗賊のように自前でリソースを補給しながら戦える。さらに素早さ依存の「神速瞬撃」が凄まじい力を発揮する。
サポートアビリティではたたかうで物を盗める「ぶんどる」、レアアイテムを「いいものぬすむ」、2つ一緒に「むしりとる」が全てサポに揃っているため、無理にサブをシーフにしなくとも敵から盗める。
今作の「ぬすむ」はただ使っても全然盗めないが運強化のバフやサポアビがそのまま乗るため、必要なパーツを揃えれば面白いように盗みまくることができる。尚、今作では大半のボスが盗めるものを持っていない一方、フィールドにいる名を冠するFOE希少種がレアアイテムを持っている。
ギャンブラー
運を天に任せる勝負師
得意武器は「弓」。ステータス自体回避と会心が高いというギャンブラー体質、魔攻も高い。
ジョブ特性「これが私の博打道」は、戦闘後にpq、自分の経験値、自分のjpのうちどれかが0になってしまうが稀に16倍になるという迷惑なもの。
pqを消費してルーレットを回す技を複数持ち、物理攻撃の「丁半」、魔法だが属性と攻撃回数がルーレット次第の「属性ルーレット」など運任せになりやすい。10000pqで確定で凄まじい攻撃をする「ハイローラー」なども備える。
一方でサポアビのほうが強力で、「入手金額アップ」の他、夜の間だけ運が20%アップする「戦功のきら星」、装備人数×10%の「レアドロップアップ」を持つ。特に後者二つは元の確率が数%しかないものにもそのまま適用されるため、全員で装備すると敵がレアアイテムをボロボロと落すようになる。
ベルセルク
凄まじい力で戦い続ける狂戦士、バーサーカー(FF5)、海賊(BDFF)、ヴァルキリー(BDFF)の要素を足した結果、大本である北欧のヴァイキング(FF3)の姿に戻った。
得意武器は『斧』や「槍」、盾が全くダメ。物攻が最強でHP、魔攻、重量も高いが、他はからっきし。
ジョブ特性はデフォルトを貫通する「セレクション」。
攻撃力しかないがその攻撃力が凄まじく、「クレセントムーン」や「横一文字斬り」などの全体攻撃、「倍撃」「倍々撃」「アクアデストロイ」などの単体攻撃、「すね砕き」「甲羅割り」などのデバフを備え、さらに「怒髪衝天」によってバーサク状態になることができる。
ここで、サポアビの「無尽の襲撃」があればバーサク時に攻撃アビリティをノーコストで勝手に使用するため、上記の超威力の狂暴技を遠慮なくぶちかますことが可能となる。
逆に「ゆるがぬ戦力」はバーサク睡眠魅了ストップ等自分の意思で行動できなくなる状態異常を完封できるため、回復役など他のジョブに欲しい。
赤魔導士
攻撃回復そして異常撒きを組み合わせた魔法戦士
得意武器は「剣」、能力は平均的に低いが魔防だけはものすごく高い。
ジョブ特性は属性魔法を使うと属性ごとに状態異常を引き起こす「異常を撒くもの」。
そして・・・
例によって攻撃と回復を持つが白魔法黒魔法とは効果がズレており、「エアロ」系「ストーン」系の攻撃魔法に、単体かつ回復するHPが固定となった「ヒール」系の回復魔法を使う。今までの白黒魔とは逆に他の魔法と一緒に使う際無駄になりにくい構成となっている。ヒールの回復量は固定なので、ステータス上の回復力を気にせず回復手段を持たせられるのもポイント。
サポートはダメージを受けると確率でBPが上がる「リベンジャー」、「魔法クリティカル」など、他のジョブで欲しいものが多い。
狩人
得意の弓で獲物を狙うハンター
得意武器は当然『弓』。物攻は高くないが速度命中必殺が全て超高水準。
ジョブ特性は1ターンに多数回行動するほど強くなる「バラージ」
種族特攻を引き起こす「○○キラー」という弓技で敵を狙い撃つのがメインとなるジョブだが、「陰縫い」で敵を麻痺させる、「さみだれ矢」で敵を連続攻撃するなどのサブプランもある。
弓は初めから両手持ちになる代わりに攻撃力は高いので、必然的に高い威力が出る。
シールドマスター
最前線にそびえ立つ鉄壁の城塞
得意武器など知るものか、『盾』こそ最大の武器。攻撃面を投げ捨てて防御に特化したジョブで、HP、防御、魔防、装備重量などあらゆる防御性能が隙間なく高く、また狙われ率も高い。
ジョブ特性として瀕死の味方を「かばう」機能を常時持っている。
コマンドは「だれかをかばう」「みんなをかばう」、その他にはダメージの半分を返す「リアクト」など。共通して、かばう時は常に『デフォルト状態と見做される』ため、デフォルトを強化するアビリティをつけるとそれも機能する。
サポートアビリティは「両手盾」、デフォルト時にBPが貯まらない代わりにステータス異常を防ぐ「勇気を耐性に」など。
ステータスと重装備故にとんでもなく行動速度が遅く全然ターンが回ってこないが、ただ立ってるだけですら敵の攻撃を吸ってパーティの生存率向上に貢献してくれる。
竜騎士
空中での攻撃が得意な竜の守護者 騎士鎧ではなくスケイルアーマー。
得意武器はもちろん『槍』、他の騎士とは異なり攻撃と速さ及び魔防に偏重したアタッカー
ジョブ特性は重ければ重いほどジャンプの威力増+待機時間減する「Gアクセラレート」
お馴染みの「ジャンプ」、全員を飛ばせる「ソウルジャンプ」だけでなく、HPMPを吸い取る「竜剣」、全体攻撃の「ソニックスラスト」、デフォルト貫通の「アンゴン」など便利で強力なな攻撃スキルが手広く揃っており大変使いやすい。
尚、ヴァルキリーから戻ってきたせいかFF4のカインのパロディが多くあり、ST異常を自動解除する「正気に戻った!」なるサポアビが存在する。
導師
義善を以て人々を導く賢者
得意武器は杖、回復力と魔防に秀でるヒーラー型。
ジョブ特性「精霊の守り」は精霊を出している時ST異常を防ぎ、HPが2割以上あるなら致死ダメージを踏みとどまれる。
HP回復の「ヒールスピリット」MP回復の「リフレスピリット」など、出している間数ターンに亘って継続的な効果を発揮する精霊を呼び出して味方を補助する職。それ以外も「リジェネ」や「リレイズ」も保持しているが、強力だが共通してピンチの時には使い物にならないため早め早めの対策を。
光属性魔法「バ二シュ」系による攻撃も可能。
サポアビの「サブ特性発現1」は、サブジョブにしたジョブの特性1をコピーできるというもの。
ソードマスター
剛剣を操る、武士道を極めた剣豪。今回は侍ではなく剣闘士に近い姿をしている。
得意武器は『剣』。高い物攻にさらに速さもついてくる。
ジョブ特性はBPが高いほどたたかうと構えからの技が強化される「捲土重来」
「たたかう」際に追撃を出す「運びの構え」と、攻撃されると反撃する「猛りの構え」の二つを持つ。
運びの構え中には、敵の次の行動を遅らせる「運びの右薙ぎ」、命中時に自身の行動を早める「運びの袈裟斬り」等を持つ。逆に猛りの構え中は、攻撃されると敵のBPを減らす反撃「猛りの左薙ぎ」、攻撃されると自分のBPが1増える「猛りの逆袈裟」など、対になる技を持つ。
サポートは、「反撃」、戦闘不能時に「一矢報いる」等がある。
「両手持ちの心得」は装備重量がある今作ではかなり効果的。魔攻にも有効なので魔導士系にも有効。
オラクル
神託によって理を書きかえる尊師
得意武器はなく、能力は魔法寄りだが上がる能力がなく貧弱極まりないが・・・?
ジョブ特性「属性の英知」は弱点を突くと威力が増加、魔法のMP節減と強力
「スロウ」「ヘイスト」「ストップ」のような時魔導士の能力に加え、属性付与する「エレメントギフト」、弱点を作る「エレメントウィーク」などを用いて戦況を捻じ曲げてしまうことができる補助職。
火水雷の3属性のどれかで最大3回まで攻撃する「トリプル」系の攻撃魔法も持つなど多機能なジョブ。
サポアビは自分が死んだ際に仲間を回復する「聖なる犠牲」。
薬師
万病を打ち砕く薬剤師
得意武器は短剣と斧、槍が嫌いなのは多分オクトラの影響。
たまにアイテムを使っても消費しない₊戦闘後にアイテムの回復草と魔力草が手に入る「用薬の達人」
今作の「調合」はアイテムに素材をプラスすることで性能を上げると言ったもので、主としては市販の回復アイテムに回復草や魔力草を足して性能を向上させる回復と、攻撃アイテムにST異常効果を付与しての攻撃の2つのことが可能となる。
アイテムを全体化する「広域」や、「蘇生」、自分に種族特攻を付与する「体液分析」なども存在。
サポアビには、武器一つ毎に15%ダメージを防ぐ「ウェポンガード」、状態異常の発生確率を上げる「状態異常の知識」、回復アイテムの効果が強くなる「回復アイテム強化」等。
魔人
恐るべき禁呪を操るの荒廃の使者
得意武器は『杖』、絶大なMP・魔攻・魔防を持つが足は遅め。
ジョブ特性は攻撃魔法を全体化しても威力が落ちないが自分も対象になる「わが身もろとも」。
炎風の「メルトン」や雷光の「アーダー」など敵味方を無差別に巻き込むはた迷惑な魔法を得意とする。
性質上、普通に使おうとするだけで大変危険だが耐性をきちんと整えてやれば敵全体を消し飛ばしながら味方を回復するという芸当が可能となる。
それ以外では「ダーク」系や無属性の「コメット」系、「デス」、さらに「ドレイン」「アスピル」などリソースの補給手段を完備しており、これらだけでも魔法系のサブとして使いやすい。
サポアビは行動終了後に5%「MP自動回復」があり、こちらも魔法系に欲しい。
ジャッジメント
障壁と聖域で脅威を断つ審判者。
得意武器は『槍』や「杖」、もちろん『盾』も。タンク特化の能力配分だが回復力も高い。
ジョブ特性はデフォルト中に攻撃されるとMPを15消費してダメージをさらに軽減する「ガードデフォルト」。
物理を一回防ぐ盾を張る「ランパート」や、魔法版の「ヴァレション」によって敵の攻撃を無効化して味方を護る。さらに、デフォルト時にBPが2増えるようになる「ダブルデフォルト」、自身の物防と魔防を劇的に上げる「ウォール」など自己防御能力も完備している。
サポートとしては常に防御がデフォルト化するが足が遅くなる「オートガード」、「BP上限アップ」など。
ファントム
隠密の術を極めた世を忍ぶ暗殺者
得意武器は『短剣』。物攻、速度、回避の高さが光る。
ジョブ特性は敵の弱点を突くと50%の確率で会心が出る「急所突き」。
忍者の性質を強く引き継いでおり、攻撃を1回確実に緊急回避する「空蝉之術」、敵を倒すと再行動できる「悲の夢」「惨の夢」などを持つ。状態異常に関わる能力も多く持つが自身は状態異常を発生させるアビリティを持っていない。高い能力に低い威力倍率という性質上、サブジョブの選択が非常に重要。
サポートが多く、回避時にBPを得る「ターンチェンジ」、対象を状態異常にしたときに再行動できる「凶変連鎖」、「会心強化」、そして「二刀の心得」は単に攻撃力アップだけではなく、片手を攻撃力が低い(≒軽い)武器にして属性や特攻の付与に使うなど色々な使い方が可能。
魔剣士
己の命を糧に覇道を行く魔剣の支配者
得意武器は『剣』や「杖」。物攻魔攻が両方高く他も強いが、不運なのか命中回避必殺が弱い。
ジョブ特性「魔の契約」はHPMHが毎ターン回復するが倒れるとBPが最低値(-3)になってしまう。
炎属性の「紅蓮剣」のように「〇〇剣」という形式で、HPを消費して「1回属性攻撃し、時間差で追撃2回」、という性質の攻撃が可能、全属性対応なので大体の敵の弱点を突くことが可能。
また、お馴染みの「サガク剣」や「死中活」など危機に陥ることでステータスを向上する技も保持している。
また、限界ダメージが99999まで伸びる重要なサポート「ダメージ限界突破」を持っているのはこの職。
ブレイブ
クリスタルの啓示を/受けし暁の戦士
得意武器は無いが全武器が均等に使え、全ステータスが特化職以外に勝るという超高性能。
ジョブ特性は敵を倒すとBPが1増える「アドレナリン」。
最後に手に入るジョブで記録士(光の4戦士)のような例外的な技を持ち、攻撃面では自分の現在HPの何割かの固定ダメージを与える「グラビティ」系、プレイ時間や勝利回数を参照する「プラクティス」「ビクトリースマイト」などこれまでに積み上げてきたものが活かせる。補助面では敵味方のBPを増やす・減らす「ツィタデル」「オデッセイドーン」、あの節制が帰ってきた「テンバランス」などBPをコントロールする技を持つ。
アタッカーや魔法職に防御と装備重量、重装備職に行動速度で圧勝できるため本職より強いなんてこともあり得るが、これが入手できる頃にはジョブ特性やアビリティとの組み合わせも重要になっている。
サポートは、弱い敵を即死させる「黄泉送り」、ジョブ特性2を発動できる「サブ特性発現2」など、いよいよ極まったものが揃う。
関連動画
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関連項目
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今作のラスボスは「ヤミノヒトミ」であることを、ここに記載しておく
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