REPLICANTS ARE BIOENGINEERED HUMANS, DESIGNED BY TYRELL CORPORATION
FOR USE OFF-WORLD. THEIR ENHANCED STRENGTH MADE THEM IDEAL SLAVE LAROR
レプリカントは外惑星用にタイレル社が開発した人造人間であり、理想的な強化奴隷であった
AFTER A SERIES OF VIOLENT REBELLIONS, THEIR MANUFACTURE BECAME
PROHIBITED AND TYRELL CORP WENT BANKRUPT
一連の反乱の後、その製造は禁止され、タイレル社も倒産した
THE COLLAPSE OF ECOSYSTEMS IN THE MID 2020s LED TO THE RISE OF INDUSTRIALIST
NIANDER WALLACE, WHOSE MASTERY OF SYNTHETIC FARMING AVERTED FAMINE
2020年代半ばの生態系崩壊後、実業家ニアンダー・ウォレスの合成農業が飢饉を防ぐ
WALLACE ACQUIRED THE REMAINS OF TYRELL CORP AND CREATED A NEW
LINE OF REPLICANTS WHO OBEY
旧タイレル社の資産を買収したウォレスは、従順な新型レプリカントの製造を開始
MANY OLDER MODEL REPLICANTS ─ NEXUS 8s WITH OPEN-ENDED LIFESPANS ─ SURVIVED,
THEY ARE HUNTED DOWN AND 'RETIRED'
生き残りの旧型レプリカント─寿命年限のないネクサス8型─は、捕えられ'解任'されていった
THOSE THAT HUNT THEM STILL GO BY THE NAME …
解任者たちは、今も、こう呼ばれている…
B L A D E R U N N E R - ブ レ ー ド ラ ン ナ ー
『ブレードランナー2049(原題:BLADE RUNNER 2049)』とは、2017年に公開されたSF映画。
概要
| ブレードランナー2049 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
| 製作総指揮 | リドリー・スコット 他 |
| 脚本 | ハンプトン・ファンチャー マイケル・グリーン |
| 音楽 | ベンジャミン・ウォルフィッシュ ハンス・ジマー |
| 製作 | アルコン・エンターテインメント コロンビア ピクチャーズ 他 |
| 配給 | ワーナー・ブラザーズ ソニー・ピクチャーズ |
| 日本公開 | 2017年10月27日 |
| 上映時間 | 163分 |
| 映画テンプレート | |
前作の監督だったリドリー・スコットは製作総指揮に回り、『ボーダーライン』『メッセージ』で高い評価を得たドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めるSF巨編。2019年を舞台とした前作から30年後、逃亡したデッカードの行方を探すブレードランナー・KD6-3.7を主人公とする物語が展開される。
続編制作は何度も話題に上がってはいたが、幾度も書き直し・立ち消えになっており、本格的にスタートしたのは2014年に入ってからだった。制作に応じて世界観設定も練り直され、前作の後に起こった出来事がスピンオフとして公開された。
あらすじ
地球規模の生態系破壊を経て寒冷化と海岸の浸食が進み、高い防波壁に守られるようになったロサンゼルス。オフワールド(地球外植民地)へ旅立てなかった人々は、この陰鬱な雪の降る街で暮らしている。
KD6-3.7、通称「K」はネクサス9型レプリカントであり、LAPDに所属するブレードランナーである。家族も過去も無く、自宅のホロAI以外の友も無い彼は、ある日、一体の逃亡レプリカントを「解任」した。その行為自体は日常の一部でしかなかったが、その後の家宅捜索で発見された「ある人物の遺体」によって、事態は急変する。
「遺体」に関連する情報を調査するうち、それらに、情緒安定用として植え付けられた自分の疑似記憶との共通点を見出し、己の出生に混乱するK。
「遺体」に秘められたロストテクノロジーを欲するウォレスの手足として暗躍する、冷徹な女レプリカント・ラヴ。
そして、2人のレプリカントが追い求める先に姿を現す、かつてのブレードランナー・デッカード。
人間とは何か。何が人間なのか。出会いと別れを経て、Kは己の未来を選択する。
登場人物 / 演者
- KD6-3.7 / ライアン・ゴズリング
- 通称「K」。この物語の主人公であるネクサス9型レプリカント。ロサンゼルス市警(LAPD)のブレードランナーとして、レプリでありながらレプリを狩る仕事についている。同僚や周囲の人間からは「人間もどき」として差別され、同胞の筈のレプリからも白眼視される、孤独な生活を送る。
- ジョイ / アナ・デ・アルバス
- Kのアパートに備え付けられたホームオートメーションシステム。女性型の人格とホログラムを与えられており、人間以上に人間らしい情緒を持つ。Kにとっては唯一心を許せる存在であり、ジョイもまたKを一人の人間として愛している。中盤以降、Kが購入してきた携帯端末「エマネーター」にデータを移植され、彼の相棒として任地に向かう。
- ジョシ警部補 / ロビン・ライト
- Kの直属の上司。Kを仕事の駒として酷使するが、良くも悪くもKを「一介の部下」として扱い、(少なくとも表立っては)差別しない希少な存在でもある。Kが見つけてきた「ある人物の遺体」の存在が世間に知られて混乱を招くことを防ぐため、Kに全ての証拠の捜索・抹消を命じる。
- ラヴ / シルヴィア・フークス
- ウォレス社長の右腕であるネクサス9型レプリカント。社長の命を受け各地で暗躍する。
- 二アンダー・ウォレス / ジャレッド・レト
- ウォレス社の社長。和装に身を包む盲目の男。合成食物で食糧危機を解決した名士ではあるが、目的のためには一切の倫理観を捨て去ることができる、危険な精神性の持ち主。現在は新たなレプリ開発のため、タイレル博士が開発していたレプリのロストテクノロジーを求めている。
- NK-68514 サッパー・モートン / デイヴ・バウティスタ
- カリフォルニアの合成牧場に潜伏している、脱走したネクサス8型レプリカント。映画冒頭でKに解任されるが、彼が隠していた「ある人物の遺体」が全ての始まりとなる。
- アナ・ステリン博士 / カーラ・ジュリ
- レプリの精神安定用疑似記憶を開発するステリン研究所の所長にして、世界最高の記憶職人。免疫不全のため、8歳からガラス張りの気密室の中で暮らしている。捜査に訪れたKと対談する。
- ガフ / エドワード・ジェームズ・オルモス
- 引退したLAPD刑事。現在は養護施設に入っており、捜査に訪れたKと対談する。折り紙を折る手癖は健在。
- リック・デッカード / ハリソン・フォード
- かつてLAPDに所属したブレードランナーだが、2019年に解任対象だったレプリを伴って脱走した。捜査線上に浮上し、Kの捜索対象となる。
- レイチェル? / ローレン・ペタ & ショーン・ヤング
- タイレル社社長・タイレル博士の「娘」だったネクサス8型レプリカント……と思われる存在。2019年にデッカードに連れられて失踪し、行方不明となった。
肉体はペタが演じ、顔は前作当時のヤングを再現したCG映像に差し替えている。ヤング自身も撮影に参加しており、モーションキャプチャーを行っている。
本作で設定された時系列
- 2019年『ブレードランナー』
- 前作の時系列。タイレル博士がネクサス6型レプリカントに殺害される。デッカードが逃亡。
- 2020年
- ネクサス6型が寿命年限を迎え死滅。タイレル社は新型のネクサス8型を市場に投入。
相次ぐレプリ反乱によって人間至上主義運動が興り、レプリと見なされた存在が迫害されるようになる。 - 2022年『ブラックアウト2022』
- アメリカ西海岸において2体のネクサス8型が反乱。人間の協力者が大気圏外で核ミサイルを起爆し、EMPが発生。「大停電」によって都市機能は大ダメージを受け、これ以前の電子記録もほとんどが閲覧不能になった。同時にネクサス8型がバックアップセンターを爆破したことで、多くの記録が消失。
- 2023年
- ピークに達したレプリ排斥世論に押され、レプリ禁止法が制定。タイレル社倒産。「大停電」によって出自記録が抹消されたネクサス8型達はブレードランナーの手を逃れ、潜伏した。
- 2025年
- ウォレスが遺伝子工学を応用した合成食料技術を無償公開する。世界的な食糧危機が解決に向かう。
- 2028年
- ウォレス社が旧タイレル社の資産を手に入れ、新型レプリの開発に着手。
- 2036年『ネクサス・ドーン』
- ウォレス社がより従順かつ寿命年限が設定できる新型レプリ「ネクサス9型」を完成。ウォレスのロビイング活動の結果、レプリ禁止法が廃止に。ネクサス8型は引き続き違法・解任対象とされた。
- 2048年『ノーウェア・トゥ・ラン』
- ロサンゼルス市内のバーで発生したトラブルにより、ネクサス8型のモートンが捕捉される。
- 2049年『2049』
- ブレードランナーKによりモートンが解任される。本作の始まり。
スピンオフシリーズ
いずれもYoutubeで公開されている他、本作の映像ソフトに特典として収録されている。
ブレードランナー ブラックアウト2022
Youtube - ブレードランナー ブラックアウト 2022
2017年9月27日からYoutube配信された短編アニメーション。日本の新興アニメスタジオ・CygamesPicturesが制作を担当し、『カウボーイビバップ』や『サムライチャンプルー』で海外ギーグにも知られる渡辺信一郎が監督を務める。
データセンターを爆破しようとする、植民地戦争の脱走レプリのイギーと、慰安用レプリのトリクシー。そしてトリクシーに魅せられたミサイル管制官レンが仕掛けた「大停電」が映像化された。チョイ役としてガフも登場している(英語版声優もエドワード・J・オルモス)。
沖浦啓之を始めとする実力派アニメーターが多数集結し、非常に見ごたえのある作品に仕上がっている。
2036: ネクサス・ドーン
リドリー・スコットの実子、ルーク・スコットが監督した6分間の短編映画。ウォレスによるロビイング活動を描く。
2048: ノーウェア・トゥ・ラン
ルーク・スコット監督の5分間の短編映画。サッパー・モートンの日常が崩れる予兆を描く。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アイアン・スカイ
- アイデンティティー(2003年の映画)
- アナと世界の終わり
- あの頃ペニー・レインと
- アフリカン・カンフー・ナチス
- アメリ
- アメリカン・ビューティー
- アメリカン・フィクション
- 生きる
- イット・フォローズ
- ウォーターボーイズ
- エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
- ロッキー(映画)
- エイリアン
- エデンのガーデナー
- エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
- エルム街の悪夢
- カッコーの巣の上で
- 空手ガール
- 鑑定士と顔のない依頼人
- キャビン
- 狂覗
- クロール -凶暴領域-
- クール・ランニング
- グッドフェローズ
- 氷の微笑
- 哭声 コクソン
- コリアタウン殺人事件
- 教皇選挙
- コンテイジョン
- ゴーストバスターズ
- 最高の人生の見つけ方
- さがす
- 殺人狂 THE GUNS & KILLERS
- サマー・オブ・84
- 侍タイムスリッパー
- 猿の惑星
- ザ・グリード
- ザ・チャイルド
- ザ・ハント
- ザ・ビーチ
- ザ・メニュー
- ザ・ロック(映画)
- シャークネード
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