ブロコレとはブロンズコレクターの略で、競技で善戦するも3着(ブロンズ)など惜敗を繰り返す選手を指す。
主に競馬で使われるので、この記事でも競馬のブロコレについて記述する。
もしかして:シルバーコレクター(2018年生まれの競走馬) - netkeiba.com
佐賀競馬場に所属していた競走馬。名前に違わず2着止まりだった。ていうか何でこんな名前を付けた?
概要
競馬ライターの須田鷹雄が提唱し、漫画家よしだみほの「馬なり1ハロン劇場」で広まったとされる。
G1の常連だが勝てない競走馬を対象に「2着は悲劇だが、3着はお笑い。応援したファンに複勝馬券でささやかな恩返しをする」をコンセプトとしていたが、近年では2着を繰り返す「シルコレ」もネタの対象になっているので、それについても解説する。
「ブロコレ」と認識するのは主観が大きく、漫画「馬なり1ハロン劇場」では当時すでに皐月賞(GI)を勝利していて後のGI7勝馬テイエムオペラオーをブロコレ入りする一方、GI(JpnI)未勝利、2着9回のシーキングザダイヤをネタにする機会を逸するなど、基準はgbgbだった。
2歳時にGIを勝利、または3歳時にクラシック競走で1冠を勝ち取ったものの古馬となってからは2着、3着を繰り返す例も少なくないが(2021年現在における近年の競走馬で言えばキセキやレッツゴードンキ、レシステンシアがこれに当たる)、古馬の実績を重視しシルコレ・ブロコレ馬の一員に含める派と、少なくとも1度はGIを獲得しているという理由でシルコレ・ブロコレ馬から外す派に分かれるなど、見解が一定していないケースが少なからず見受けられる。
馬主目線から見れば、勝ち鞍こそ少ないが気が付けば数億円クラスの賞金を持って帰っているという、非常に馬主孝行な馬が多い。特に賞金がJRA最高峰のジャパンカップや有馬記念だと、2着でも並のGIレースを勝つに等しい賞金が転がり込んでくる訳でもある。
上記の例のように「ブロコレ」の基準は人によって基準はまちまちだが、主観で「ブロコレ(シルコレ)」だと思われている競走馬について以下に説明する。
主なブロコレ(シルコレ)馬
ナイスネイチャ
GIを16戦して未勝利(当時JRA記録)、有馬記念(GI)3年連続3着の記録を持つ、日本で初めて「ブロコレ」だと認識された競走馬。(ちょっと前の世代のGI善戦馬ホワイトストーンなどはまだブロコレと言われてなかった)
JRAで3着までに入着したうちの2頭を当てる馬券「ワイド」が導入されたときのイメージホースに採用された。
ロイスアンドロイス
オールカマー(当時GIII)、天皇賞(秋)(GI)、ジャパンカップ(GI)を人気薄で連続3着になった、「最強の3勝馬」。
ステイゴールド
GIを含めた重賞で好走を繰り返すも通算38戦目の目黒記念(GII)にしてようやく重賞初勝利を上げる。重賞2・3着だったレースの合計数は14回と、平成以降に現役だった競走馬としては最多を誇る(2021年2月現在)。引退レースの香港ヴァーズ(GI)に勝利して一応ブロコレ脱却はしている。
シーキングザダイヤ
ダートGI(JpnI)で未勝利、2着9回の日本記録を持つ。(GI(JpnI)勝利馬であればフリオーソがGI(JpnI)2着10回を記録している)
エアシェイディ
平成以降の競馬史において、重賞2・3着の回数はステイゴールドに次ぐ13回と、堂々たるシルコレ・ブロコレぶりである。が、オープン戦ではそこそこ勝ち星を積み上げていることや、9歳(出走前の調教を含めると10歳)まで現役を継続したこと、途中7歳時にアメリカジョッキークラブカップ(GII)を勝ったためか、他のシルコレ・ブロコレ馬より印象が薄いようである。いわば隠れシルコレ・ブロコレ馬と言えるだろう。
シックスセンス
日本の3冠レースや国際GIで好走している「最強の1勝馬」だったが、結果として引退レースになった京都記念(GII)に勝利して2勝馬になっている。
サウンズオブアース
重賞未勝利でありながらGIを含む重賞2着7回の「最強の2勝馬」。
エタリオウ
ステイゴールドの息子であり、条件戦からGIまで含めて2着7回の「最強の1勝馬」。
ステイフーリッシュ
こちらも名前から察するとおりステイゴールドの息子。3歳春に京都新聞杯(GII)で勝利して以降勝ち星に恵まれず、明け6歳となる2021年2月京都記念(GII)2着の時点で重賞2着5回、3着7回の合計12回。ブロコレ・シルコレの合計数12(偉大なる父は14)。その一方で2022年シーズンは海外重賞を2連勝し、海外のレースになると強くなるという点まで父親譲りであるが、凱旋門賞は流石に厳しい結果となった。
カレンブーケドール
クロノジェネシス、グランアレグリア、ラヴズオンリーユーなど、牝馬最強世代と言われる19世代の中で、前述の女王達に引けを取らない実力を武器に渡り合ったシルコレ馬。スイートピーステークスを勝ち上がって以降、5歳春の時点でオークス、秋華賞、ジャパンカップ、天皇賞(春)を含む重賞2着6回、3着2回の実績を持っている。5歳春まで地味に掲示板を外していなかったが、天皇賞(秋)で初めて着外となり、その後故障が判明して重賞未勝利のまま無念の引退となった。
エアスピネル
重賞2着7回、3着5回という実績だけでも立派なブロコレ・シルコレ馬なのだが、特筆すべきは7歳で芝からダートへ転向していながらも、引き続き1戦おきに着外を挟みつつも2着または3着を積み上げているということ。芝で2・3着を繰り返し、馬券外であっても入着を死守してきた馬がダート馬に転向しても引き続き2着・3着を積み重ねるという例は稀有な存在と言えるだろう。
ステラヴェローチェ
2020年朝日杯FS2着、2021年皐月賞3着・ダービー3着・菊花賞4着とクラシックをにぎわせた名脇役。最後の菊花賞で偉業(?)を牝馬ディヴァインラヴに阻まれたことがイマイチさに拍車をかける。またクラシックの着順から一部ファンから「33-4」と呼ばれることも。その後怪我に悩まされ、G1には届かず無念の引退。
ヒートオンビート
条件戦で2着4回・3着1回を積み重ねた後、オープン入りしてから目黒記念・チャレンジカップ・七夕賞を2着、中山金杯・日経賞3着と重賞2~3着を5回(他にOP特別で2着1回)という戦績。GI天皇賞(春)で4着に食い込む実力を持ちながら、GⅡ・GⅢを繰り返し取りこぼす様はシルコレ・ブロコレ会員に相応しい戦績と言えるであろう。
ディープボンド
クラシック戦線はコントレイル相手に苦戦したが、古馬になってから長距離路線で活躍。GIIは海外含む4勝だが、GIにはなかなか手が届かず2着が4回。そのうち3回は天皇賞(春)での3年連続2着という珍記録である。宝塚記念(4着)や有馬記念(最高2着)といったグランプリでも善戦しており、GI未勝利馬としては歴代最多の賞金を稼いでいる。
プログノーシス
海外のレースをメインにシルコレの実績を重ねている馬。うちロマンチックウォリアーやヴィアシスティーナといった歴史的名馬級が相手だったのは同情の余地はあるのだが……。海外G1・2着4回、うち香港のクイーンエリザベス2世カップ3戦連続2着。
ナムラクレア
短距離界をにぎわせる、重賞勝ちを実に5回重ねる牝馬。しかしG1では勝ちに届かず、高松宮記念3年連続2着にスプリンターズS3年連続3着。さらに3着だった桜花賞も含め、勝ち馬も全て異なる。
関連項目
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