「燃える正義の!」
「怒りを込めて!」
「世界の平和の!」
「盾となる!!」
ブロッカー軍団Ⅳ マシーンブラスターとは、1976年7月5日から1977年3月28日までフジテレビ系列で放映されたロボットアニメである。全38話。
制作は日本アニメーション、葦プロダクション(現・プロダクション リード)。
なぜか2014年9月19日にニコニコチャンネルに「マシーンブラスターチャンネル」が開設された。
2014年10月から1週間に1話のペースで無料配信された。さらに2016年2月から今度は1週間に3話のペースで2回目の無料配信が、2016年のゴールデンウィークには今度は集中的に3回目の無料配信が行われた。
ギンガイザーともども視聴者数1500人前後の極めて知名度の低い無料配信であることに加え、どちらも無料配信は常設されている有料配信の動画とは別物であり、無料期間が終わり次第削除されて入れ替えられるので、当然無料期間中のコメントも見ることができなくなる。というわけで、もしもあなたが今無料配信に気付いてここにやってきたのならば、できるだけ早急に視聴を開始することをお勧めする。
なおその筋の間では、敵のモグール帝国および敵メカであるカイブッダー、それどころか味方メカのマシーンブラスターすら登場せず、主人公が訪れた先の地元のヤクザ、「天丼組」との抗争にまるまる1話使われた回があることでも有名である。
ストーリー
2億年以上過去に火星と木星の間にあったとされる「第5惑星」から地球へやって来た「モグール人」が長きにわたる海底での眠りから覚め、地上侵略を開始した。
このモグール人の帝国の対抗するため、由利博士は古代遺物「ノストラーメモ」に記されたデータをもとに「マシーンブラスター」という4つのロボットを完成させる。
しかし、「マシーンブラスター」を動かすには「エレパス」と呼ばれる超能力を持った人間が必要だった。
かくして、集められた4人の男たちの中に群を抜いて「エレパス」能力の高い不良少年「飛鳥天平」の姿があった。
登場人物
- 飛鳥天平(あすか てんぺい) CV:安原義人
マシーンブラスター「ボスパルダー」のパイロットにして本編の主人公。
4人の中で群を抜いて強い「エレパス」能力をもつ。
親の愛情を知らない不良少年で、川崎の少年院(彼曰く「心のふるさと」だそうである)に入れられていた。
第3話にして重大な秘密が明らかになる。 - 石田厳介(いしだ げんすけ) CV:玄田哲章
マシーンブラスター「ロボクレス」のパイロットでチームのリーダー。
生真面目な性格でひねくれ物の天平とは衝突することも多い。
ただしOPでははみ出している。 - ビリー剣城(びりーけんじょう) CV:津嘉山正種
マシーンブラスター「ブルシーザー」のパイロット。
いきなり拉致られても世界平和のために惜しみなく手を貸してくれる中々の人格者。
ただし影は薄い。 - 早見仁太(はやみ じんた) CV:つかせのりこ
マシーンブラスター「サンダイオー」のパイロット。
天平と同じ少年院に入れられていた。天平の事を「兄ィ」と呼んで慕っている。
おひけぇなすって! - 由利博士(ゆりはかせ) CV:加藤精三
本名、由利元来(ゆりげんらい)博士。どこぞの超能力者のような名前である。
友人の考古学者「北条博士」が遺した「ノストラーメモ」をもとにブロッカー軍団Ⅳマシーンブラスターを作り出した。 - 北条ユカ(ほうじょう ゆか) CV:麻上洋子(現・一龍斎春水)
モグールによって殺された北条博士の一人娘。
モグールに人一倍強い憎しみを持つが、エレパス能力が無いためにマシーンブラスターを操ることが出来ない。 - ピコット(ぴこっと) CV:小宮和江
マスコット枠。語尾は「~だコット」
よく人を煽る。
ブロッカー軍団
- ロボクレス
石田の乗るマシーンブラスター1号機。
白と青がメインカラーである。
近年のガンダム顔に慣れた人から見るとかなり衝撃的なデザインと思われる。
武器は「クレストマホーク」と言う斧や「クレフンドー」と呼ばれる分銅である。 - ブルシーザー
ビリーの乗るマシーンブラスター2号機。
緑と白がメインカラー。
やはり顔が濃い。
主な武器は顔から大量に出るミサイルや「ブルジックル」小型の刃物(多分シックル=鎌である)
「ブルジックル」は2本組み合わせて卍手裏剣にもなる。 - サンダイオー
仁太の乗るマシーンブラスター3号機。
機体色は黒と赤。
主な武器は「サンダースピアー」と言う槍や腕に着いた「スクリューブレード」など。 - ボスパルダー
天平が乗るマシーンブラスター4号機。
この作品では4号機が主役である。
メインカラーは赤と青と白。
ようやく主人公機らしい顔つきになる(が、顔が長い)。
主な武装は「パルダーチャック」と呼ばれる鎖鉄球や「ガトルランチャー」という肩の機関銃。
なお、4体のマシーンブラスターには共通武装として「ダイナモクラッシャー」と言うミサイルや、頭部にエレパス能力をビームとして放つ機構が備わっている。
頭部のエレパス光線砲はそれぞれ名前が違っており、「クレスパーク」「ブルスパーク」「サンスパーク」「パルダービーム」とはそれぞれ名前が違っておりなっている。
組体操 ブロッカー陣形
本作が他のロボットアニメと一線を画している要素がこのブロッカー陣形である。
これは4体のマシーンブラスターが文字通り手を組んで発動させる必殺の大技である。
- 円月廻転(えんげつかいてん)
4体のマシーンブラスターが手を取り足を取り、とにかく「円」の陣形をを組みそのまま大回転して敵に体当たりをかける大技である。 - 一文字崩し(いちもんじくずし)
敵の正面に立ち、4体が一直線に並ぶことで一人でいるように見せかけ、敵が突っ込んできたところを素早く取り囲む挑発、またはフェイント技である。 - 不動組み(ふどうぐみ)
4体が背中合わせで陣を組み、回転することで敵の攻撃を跳ね返す防御陣形である。
たまに3人で行う事もある。 - 武者固め(むしゃがため)
4体が十文字の体制に陣形を組み、そのまま鳥型にエレパス派をまとい、ガッチャマンの火の鳥よろしく敵に突撃を行う技。
モグール帝国
- ヘルクイーン5世 CV:弥永和子
モグール帝国を率いる女王(そこはかとなくドロンジョ様っぽい)。
女王を讃える言葉は「ヘール・ヤッターレ!」 - ゴロスキー CV:鎗田順吉
モグール帝国戦闘指揮官。脳筋。
自己主張の強いトンズラー - ザンギャック CV:野本礼三
モグール帝国戦闘参謀。
そこそこ有能なボヤッキー - ヘルサンドラ CV:弥永和子
ヘルクイーンの妹(勝ち気かつタカ派なのでもっとドロンジョさまっぽくなった)。
3クール目の事実上のヒロイン。
主題歌
- ブロッカー軍団 マシーンブラスター(OP)
作詞:やまもとゆう(山本優) 作曲:小林亜星 編曲:筒井広志 歌:ヒデ夕樹(と東映児童合唱団) - 男天平の唄(ED)
作詞:武者造 作曲:小林亜星 編曲:筒井広志 歌:北原浩一
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関連項目
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