ブロッケンJr.とは、漫画・アニメ「キン肉マン」及び「キン肉マンⅡ世」に登場するキャラクターである。
概要
正義超人に属する西ドイツ出身の超人。超人強度90万パワー。初登場は宇宙野武士退治のエピソードで、超人プロレスを披露したのは第21回超人オリンピック から。ユニフォームは完全にドイツ風の軍服、帽子を目深にかぶり目をはっきり見せないことが多い。この帽子はリモコンハットと呼ばれ、持ち主から離れても元の場所に戻ってくる性質を持っている。また帽子の下には身を包んだ布状の物があり、丸刈り状態である。
ドイツの誇る戦闘超人の一族ブロッケン一族の若きファイター。父ブロッケンマンも同じく超人であり、幼少期から厳しく鍛え上げられた経歴を持つ。ブロッケン一族は生まれながらの超人ではなく、長い訓練の果て一人前と認められたものだけが人間を超人へと変貌させるアイテム「ドクロの徽章」を与えられ、それを身につけることで超人として活動できる。
第20回超人オリンピックで父ブロッケンマンがラーメンマンと対戦、キャメルクラッチで体を真っ二つに引き裂かれて惨殺される様を目にしてラーメンマンへの復讐を誓う。ちなみにアニメ版ではその表現が残酷だとして、ブロッケンマンはラーメンにされてラーメンマンに食べられてしまう描写に変更されている。もっと酷くなってねえか
性格は熱く直情的で、時として無謀な行動に出ることもある。しかしながら仲間思いで義に厚く、仲間のためなら自身の体が傷つくこともいとわない心を持っている。
正義超人の中では若くその才能を高く評価はされているものの、熱くなりやすい性格などから未熟さが目立ち、「未完の大器」「善戦超人」などと揶揄されることも多い。
ちなみにアイドル超人の中では女性人気No.1といわれる(人気投票の結果発表のときにもそのことに触れている)。若々しくイケメンなことの他、戦績の悪さも庇護欲を刺激するためだろうか。
プロフィール
戦歴
初登場は宇宙野武士編。ビーンズマンからラッカ星を襲う宇宙野武士の退治を頼まれた際には、父の仇であるラーメンマンを目の前にしながらもラッカ星を救うことを優先、ラーメンマンたちと共闘している。
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編
西ドイツ代表として出場。第一予選のふるい落としにおいてほとんどのドイツ超人が脱落する中、ただ一人通過。最終予選も3位という好成績を残し、一躍大会の優勝候補として注目されるようになる。もっとも、本人の頭の中では優勝よりも父の仇であるラーメンマンに対する復讐だった。本戦1回戦では、スイス代表のウォッチマンをラーメンマンの得意技キャメルクラッチで撃破。ウォッチマンの首をラーメンマンに対して挑戦状代わりに投げつけている。
2回戦でいよいよ因縁の相手であるラーメンマンとコンクリートデスマッチで対戦する。父親の復讐に燃える若いブロッケンが序盤から優勢に試合を進め、これでもかとラーメンマンを痛めつける。しかし、あえてブロッケンの技を受け続けていた地力に勝るラーメンマンに逆転のロメロ・スペシャルを食らい、口から泡を吹き出して気絶。レフェリーストップにより敗北。それでも、「弔い合戦には失敗したが、満足のゆく試合」とコメントしている。
この試合後ラーメンマンを親の仇から、超人としての手本、師のようなものとして尊敬するようになる。その後、準決勝でウォーズマンと戦うラーメンマンのセコンドを務め、またその試合で敗れ植物状態になった彼を介護していた。
7人の悪魔超人編
北海道UFO発着所でのピラミッドパワーデスマッチで悪魔超人ミスター・カーメンと激突する。右肩に食いついたカーメンをはぎとるため右肩もろとも引きちぎる熱いところを見せ、ミイラパッケージからもレフリーを身代わりに脱出する(酷い)など見せ場を作ったが、再度のミイラパッケージで行動不能に陥り絶体絶命の危機を迎える。しかし謎の超人(モンゴルマン)の乱入によりミスター・カーメンが倒され、一人残ったブロッケンが勝ち名乗りを受けた。
その後、生き残ったテリーマンと共にキン肉マンのサポートに回り、キン肉マンvsアトランティスとの戦いで亡霊超人に苦しめられるキン肉マンを救うため、モンゴルマンの霊界ポケットを使って自ら霊体となり、モンゴルマン、テリーマンと共に亡霊超人を退治している。
黄金のマスク編
他の正義超人と共に悪魔六騎士によって超人パワーを奪われ、さらにプラネットマンの人面プラネットによって人質に取られる。しかし、キン肉マンがプラネットマンを倒したことで超人パワーを吸収し、復活。ウォーズマンを救うためその体内に築かれた五重のリングの2階でザ・ニンジャと対戦。
忍法クモ糸縛り、順逆自在の術などザ・ニンジャのテクニカルな技に大苦戦し、忍法顔うつしで顔まで写し取られてしまう。しかし決して勝利をあきらめない執念で、ニンジャの転所自在の術で作られた火山の火口にニンジャを道連れに引きずり込む。その行き着く先は下の1階であり、そこには先の対戦でロビンマスクに敗れたジャンクマンのトゲむき出しの亡骸が転がっていた。共に落ちてくる同じ顔の二人、とっさにロビンマスクは片方を助けもう一人は串刺しに。 持ち主の元へ帰ってくるリモコンハットがふわふわと漂い、そっと舞い落ちたのはロビンの抱えるブロッケンの上だった。
このときロビンから「一人前の正義超人」と評される。
夢の超人タッグ編
はぐれ悪魔超人コンビによって正義超人たちの友情パワーが失われたなか、ウルフマンとタッグ「モースト・デンジャラス・コンビ」を結成し、宇宙超人タッグ・トーナメントに出場。
1回戦第2試合でモンゴルマン・バッファローマンの2000万パワーズと対戦が決まるが、試合直前に完璧超人スクリューキッドとケンダマンの乱入コンビの地獄のねじ回しでウルフマンもろとも串刺しにされる。ウルフマンは気絶するが、ブロッケンは戦闘不能になりながらもバッファローマンにフォールを懇願(アニメでは省略され退場した)。けじめとしての試合決着を望む潔さを見せた。
キン肉マンたちとの友情は早い段階で回復しており、1回戦第3試合後、マスクを剥がされた超人師弟コンビの素顔を野次馬から守るために共闘。準決勝第1試合の際は、モンゴルマンの霊界ポケットを使いマッスル・ブラザーズの救助に向かおうとして、亡霊超人に阻止されている。
このように夢の超人タッグ編においては正式な試合描写は無い。もっともいつの間にか死んだことになって退場させられたウルフマンと比べれば、最後まで試合を観戦していただけマシな扱いだが。
キン肉星王位争奪編
当初は王位継承サバイバル・マッチに出場する気はなかったが、地元ベルリンに訪れたキン肉マンソルジャーからチーム入りを誘われる。キン肉マンソルジャーのチーム勧誘に反発するブロッケンだったが、ソルジャーの冷静で的確な判断力に感服し、超人血盟軍に参加。
キン肉星王位継承サバイバル・マッチ準決勝で知性チームと激突。当初は副将に選抜されていたが、空中に浮かぶ立方体リングでソルジャー、バッファローマンとチームを組み、3対3のキャプテン・ギブアップ・マッチに出場。なお、このときソルジャーの意図を理解し、6人タッグの提案を代弁している。しかし、知性チームの策略によって分断させられ、相手チームのプリズマンの放つ超人を死滅させるカピラリア七光線にさらされるが、奇抜なアイディアを駆使してソルジャーを守るため奮闘。それでも、ソルジャーがフェニックスに捕まり、レインボーシャワーの餌食になる絶体絶命のピンチに陥るが、ドクロの徽章を捨て去り人間になることでこの危機を回避。しかし人間の身体になり弱体化したことで死を覚悟。知性チームの攻撃で大きなダメージを負ってしまう。もはやこれまでかと思われたが、チームリーダーソルジャーからの檄が飛び、ドクロの徽章が戻り超人パワーが復活。「己の使命を果たすため」にプリズマンを道連れにリングから落下、ブレーメンサンセットでプリズマンにダメージを与え渓谷へと落ちていき、壮絶な最期を迎える。
キン肉マンがスーパー・フェニックスに勝利した後、キン肉マンのフェイス・フラッシュによって他の超人血盟軍のメンバーと共に復活している。
完璧超人始祖編
新シリーズにおいては、メディカル・サスペンションによる肉体治療から解放された後、他のアイドル超人と共に無量大数軍編・第二陣との戦いから参加。
階段ピラミッド第2ステップで完璧超人・”完掌”クラッシュマンと対戦。当初は有利に戦うも本気を出したクラッシュマンに圧倒され、頭に血の登りやすい自分とは違い、常に冷静なクラッシュマンに苦戦。「未完の大器」と小馬鹿にされるが、ラーメンマンの「ブロッケンマンこそ生涯最強の相手だった」という言葉に勇気づけられ、自分のファイトスタイルを貫く。傷を負いながらもキャメルクラッチでアイアングローブの一本をへし折り、最後は「ベルリンの赤い雨」により勝利を収める。これまで不遇な戦績だったブロッケンが強敵を相手に勝利を収め、「善戦超人」の汚名を振り払った瞬間だった。この勝利を尊敬する2人の心の師匠(ラーメンマンとキン肉アタル)に捧げている。
その後、銀閣寺で完璧超人始祖カラスマンと戦う超人血盟軍の同胞ザ・ニンジャの応援に駆け付ける。正義超人に対し冷たい態度を取るザ・ニンジャに困惑するも、実は悪魔超人である自分たちの戦いに正義超人を巻き込まないようにするための真・友情パワーによるものだと悟る。ニンジャが絶体絶命のピンチに陥ったときは、キン肉マンたちと共に超人血盟軍「Lの陣形」を作って無言のエールを送り、ニンジャを奮い立たせる。この戦いに勝利したザ・ニンジャの姿にキン肉アタルと同じ何かを感じ取ったブロッケンは、尊敬の眼差しを送っている。
国立競技場に出現した「許されざる世界樹」での戦いでは、負傷したザ・ニンジャを病院送りにし小馬鹿にした完璧超人始祖サイコマンとの対戦を希望。サイフォンリング4階での戦いでは、得意の握力を活かして一時はサイコマンを圧倒するほどの戦いぶりを見せ、ベルリンの赤い雨でサンダーサーベルを破るなど己の持てるすべての力を見せる。しかし、地力の差が大きすぎ、本気を出し始めたサイコマンに両手の指をすべてへし折られてしまう。最後まで戦う意思は見せたが、トドメをされそうになったとき突如現れたシルバーマンの介入により敗北。しかし、これはさすがに恥とは呼ばれまい。シルバーマンに救われたことで命は助かり、そのまま病院へ搬送される。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
キン肉星でこれまでの戦いの功績を讃えるために開かれる叙勲式に呼ばれていたブロッケンJr.をはじめとするアイドル超人たちだったが、地球に「オメガ・ケンタウリの六鎗客」なる新たな敵が襲来。それと共に黒幕とも目される大魔王サタンがキン肉星に結界を張り、アイドル超人たちは閉じ込められてしまった。
地球では六鎗客との戦いが進み、日本の安土城跡で行なわれていたスーパーフェニックスとオメガマン・アリステラ戦の決着後に、安土城と超人墓場をつなぐ(!)通路から五王子と別行動を取っていたキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)が出現。
アリステラはキン肉マン&ソルジャーとのタッグ戦を提案するが、ソルジャーはキン肉マンのダメージが大きいことを理由に拒否。ソルジャーは残虐の神の助力を得てサタンの結界をこじ開け、呼び出されたのはキン肉星に閉じ込められていたブロッケンJr.だった。
自分でいいのかと困惑するブロッケンJr.だったが、ソルジャーはブロッケンJr.が超人血盟軍の考えを一番理解していると力説し、またキン肉星との中継映像からラーメンマンが力づけるようにうなづいて見せた。これらで奮起したブロッケンJr.はタッグを組むことを承諾し「フルメタルジャケッツ」が結成された。
そしてスーパーフェニックスが王位争奪編で使用された関ヶ原の立方体リングを再び起動。アリステラ・マリキータマンの「オメガ・グロリアス」と戦うためフルメタルジャケッツは関ヶ原へ向かった。
試合開始当初は気負いから平常心を失っていたが、ソルジャーのビンタによって喝を入れられ、平静を取り戻す。マリキータマンからの精神的な揺さぶりにも動じず、ソルジャーとのツープラトンを駆使して反撃に出る。その後ソルジャーと交代していたが、左腕の古傷を攻められピンチに陥ったソルジャーを救出してリングイン。だが、アリステラの標的となってしまうと、オメガ・グロリアスのツープラトン技「アンセンションギムレット」に襲われる。かつて何もできないままにやられた苦い記憶のある乱入コンビの「地獄のネジ回し」に類似した技にトラウマが蘇えかけるが、ソルジャーの交代の要請を振り切り、持ち味の握力でこれを阻止。そのまま反撃に繋げ、超人としての成長の跡を見せる。直後、アリステラの攻撃を受けかけるが、業火のクソ力を発動させたソルジャーに助けられ交代。
その後、メタモルフォーゼによって業火のクソ力を手にしたアリステラの猛攻を受け続けながら余裕を崩さないソルジャーの姿に涙を流し、ザ・マンへの復讐に囚われたアリステラの姿はかつてラーメンマンと戦ったとき父の復讐に囚われていた自分と同じであることに気付く。そして、ソルジャーが自分をパートナーに選んだ理由を悟ると、ソルジャーのやろうとすることをサポートすることを決意する。
再びソルジャーと交代でリングインすると、ソルジャーからの忠告を受けながら恨みの心を捨てることはできないと語るアリステラに対し、不器用ながらも必死の説得をおこなう。だが、オメガ・グロリアスのツープラトン技によってダメージを受け、さらに「グロリアスエヴァンタイユ」に捉えられ大ピンチに。そして、マリキータマンがカットしようとしないソルジャーの深層心理を暴いて精神的揺さぶりをかけようと「ロールシャッハドット」をかけるが、そのときマリキータマンの胸には超人血盟軍Lの陣形を意味する「L」の文字が浮かび、その真の意味をオメガ・グロリアスに「恨みに生きる虚しさを気付いてもらう望みを捨てるな」だと説明する。そして、火事場のクソ力を発動させてエヴァンタイユを強引に振りほどき、「天道羽根抜刀」で襲い掛かってきたマリキータマンの羽根を「ベルリンの赤い雨」によって切断。さらに、フルメタルジャケッツのツープラトン技「ナパームコンビネゾン」によってマリキータマンをKOする。だが、自身もダメージの大きさから限界が来たことで後をソルジャーに託して戦線離脱する。
試合後、アリステラに自分たちの想いが届いて分かってくれたことで歓喜の涙を流し、ソルジャーから「お前のその涙は、誇りにしていい涙だ」と声をかけられる。大魔王サタンが出現したことでソルジャー、アリステラと共にピンチに陥るが、ジャスティスマンがサタンを粉砕したことで難を逃れる。その後、キン肉マンたちと合流し、ジャスティスマンの案内によって超人墓場へ向かい、ザ・マンと対面。ザ・マンから超人殲滅を目論む調和の神の一派の話を聞き、真の脅威の存在について知らされる。
超神編
フェニックスの作戦によって4組に別れた超神たちを追うため、再びソルジャーとコンビを組み、ソ連(リトアニア)のシャウレイ・十字架の丘へ向かい、サタンクロスと”安寧の神”ザ・ナチュラルの戦いを見守る。その後、アシュラマン、バッファローマン、ザ・ニンジャも現れ、超人血盟軍が集結。ソルジャーの呼びかけに応え、”血盟の理念”を誓い合う。
キン肉マンⅡ世
キン肉マンⅡ世では渋みを携えた50過ぎの中年男性の姿で登場。若き日の戦いの後平和になった世界になじめず(目的として掲げた祖国の東西ドイツ統一が自分の関係ないところであっさりと実現してしまった落差も大きかったようだ)、戦闘超人としての自分の身の置き所を見つけられないまま自暴自棄な生活を送っていた。
しかしある日孤児の超人ジェイドと出会い、その才能に惚れて彼を弟子として育て上げることを決意。自身の持つ必殺技「ベルリンの赤い雨」を始めとして様々な超人テクニックを教え込んだ。ジェイドからは「師匠」と呼ばれ、以降読者からも若いころを含めてレイラァと呼ばれたり呼ばれなかったり(結果としてジェイドは「才能はピカ一だが試合ではぱっとしない」という、師と同じ系譜を歩むことになるのは皮肉なものである)
超人オリンピック ザ・レザレクション編では、ジェイドのセコンドに就くが、ヒカルドに瀕死の重傷を負わされて敗れたジェイドとキン肉万太郎のやり取りを見て、弟子の独り立ちを確信し、ジェイドのもとを去る。
究極の超人タッグ編では夢の超人タッグ編で受けたダメージから当初はザ・マシンガンズのセコンドとしての参加であったが、時間超人の世界五大厄(ライトニング&サンダー)がリザーブマッチにエントリーしたことから参戦を決意、ジェロニモとのタッグ「テガタナーズ」を組み激突する。
未来の弟子であるジェイドが見守る中、意気揚々と挑んだものの、時間超人の伝説破壊鐘でトラウマを刺激され行動不能に陥ってしまう。だが、ジェロニモがアパッチの断末魔によって破壊鐘を砕いたことで復活。花開いた才能を見せ時間超人に追いすがるが、時間超人のアクセレレイション(加速能力)を攻略できず、「正義崩壊の序曲」を受けて敗戦。善戦超人という評価を覆せず。しかも、試合が終わっても攻撃を続ける時間超人の必殺技「死時計の刻印(デスウォッチブランディング)」で右腕を切断されてしまう。テガタナーズは宇宙超人タッグ戦での傷が癒えておらず、人工皮膚で傷を隠して試合に挑んでいた。
これが原因で未来が変わりベルリンの赤い雨が使えなくなったことから、弟子のジェイドもベルリンの赤い雨が使えなくなり苦戦を強いられた。しかし別の未来が生まれ、右腕が無くとも発動できる新必殺技「ブロッケンの帰還」がブロッケンの手からジェイドに伝えられた。また、ブロッケンは自分のことを「師匠」と呼ぶジェイドを未来から来た正義超人であり自分の弟子であることを確信し、心の握手を交わし、ドイツの諺を送っている。
戦績
『キン肉マン』での戦績
- ○ウォッチマン(キャメルクラッチ)
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト1回戦 / 後楽園球場 - ✕ラーメンマン(ロメロスペシャル)
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト2回戦 / 東京競馬場 / コンクリート・デスマッチ - ○ミスター・カーメン(モンゴルマンのレッグ・ラリアート)
アイドル超人vs悪魔超人 / 北海道UFO発着所 / ピラミッドパワー・デスマッチ - ○ザ・ニンジャ(道連れ地獄)
正義超人vs悪魔騎士 / ウォーズマン体内・五重のリング二階 - ✕【2000万パワーズ】モンゴルマン&バッファローマン(フォール)
パートナー:ウルフマン(モースト・デンジャラスコンビ)
宇宙超人タッグトーナメント1回戦 / 富士山麓トーナメント・マウンテン第二リング - ✕キン肉マンスーパー・フェニックス&マンモスマン&プリズマン(マッスル・リベンジャー)
パートナー:キン肉マンソルジャー&バッファローマン
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ準決勝 / 関ケ原・立方体リング / キャプテン・ギブアップ・マッチ - ○クラッシュマン(ベルリンの赤い雨)
正・悪連合軍vs完璧・無量大数軍 セカンドステージ / 鳥取砂丘・サッカラ階段ピラミッド第二ステップ - ✕サイコマン(リフトアップスラム)
正・悪連合軍vs完璧超人 許されざる世界樹ステージ / 国立競技場・サイフォリング4F - ○【オメガ・グロリアス】オメガマン・アリステラ&マリキータマン(アタル版マッスル・スパーク)
パートナー:キン肉マンソルジャー(フルメタルジャケッツ)
正義超人vsオメガ・ケンタウリの六鎗客 / 関ケ原・立方体リング
『キン肉マンII世』での戦績
主な必殺技
シングル技
- ベルリンの赤い雨
- ブロッケンJr.の代名詞でもある必殺技。通称「ベル赤」。高速のチョップ、又はその衝撃波によって相手を切り裂き、血の雨を降らせる。
ブロッケン一族に代々伝わる必殺技であり、ブロッケンマンからJr.に、Jr.からジェイド(ブロッケン一族の血筋ではない)へと伝えられた。
元々ブロッケン版はただの手刀であったが、ジェイドのベル赤は赤い炎が燃え上がるスタイルになっており、その後究極の超人タッグ編に登場したブロッケンのベル赤でも炎が出ている描写があった。 - ベルリンの赤い豪雨
- サイコマン戦で使用した連続で放つベルリンの赤い雨。
- ブレーンクロー
- 相手の頭蓋を掌で捕らえ、強靭な指の力で絞め付ける、握力200kgを軽く超えるブロッケンJr.ならではの技。その威力は通常の「アイアンクロー」を遥かに上回り、ウォーズマンのマスクを砕くほどとされる。原作では単行本内の企画「もしこの超人が戦ったら」で、ウォーズマンとの試合を想定した場面で繰り出していたが、アニメでは数回使用されており、ステカセキングのキャラクターソングでもブロッケンの技として紹介されている。
- 殺超人ミスト
- 口から毒ガスを吐く。最初に使ったのは父親ブロッケンマンで、この時「ナチスのガス室の再現か」とシャレにならん実況が為されていた。
ファミコンゲーム「マッスルタッグマッチ」で猛威を振るい、「ブロッケン禁止令」などの現象を引き起こした。
ある意味「ブロッケンJr.と言えばこれ」と言うほどのインパクトを持った技であり、同時に「この技を使うのは親父の方で、漫画ではブロッケンJr.は使ったことが無い」という微妙な存在でもあった。そんな状況が長く続いていたが、後年の究極タッグでついにJr.が使用する場面が描かれ、「殺超人ミスト」の技名もここで設定された。技名が設定される前は「ナチスガス殺法」などの名で呼ばれていた。 - キャメルクラッチ
- 父ブロッケンマンが惨殺されたラーメンマンのフェーバリット・ホールド。当初はラーメンマンへの復讐のために当てつけとして使用していた。クラッシュマン戦では、アイアングローブの一つを破壊し勝利のきっかけを掴んでいる。
- ハンブルグの黒い霧
- 相手の頭の上に直立した状態からクルッと回転し、両足で顔面に蹴りを叩き込む技。
- ブレーメン・サンセット
- 正面から相手の両腕を脇に抱え込み、後方に投げ込んで逆さ状態で落下させる技。王位争奪編では、プリズマンを相打ちに持ち込むため、この技をかけたまま立方体リングから飛び降りている。
- 叛乱の制服
- 自分の着ている服を帯状に変化させ、相手を絡み捕らえる固め技。
- シュトゥットガルトの憂鬱
- 叛乱の制服によって両足をとらえ、ボストンクラブのように締め上げる技。
- ブロッケンの帰還
- 時間超人に右腕を切り落とされ、ベルリンの赤い雨が使えなくなったことからブロッケンが新たに編み出した技。右肩を軸として旋回し、その勢いを活かし片足首を掴んだまま高速回転、掴んだ足を刃へと変化させ相手を切り裂く荒技。
ブロッケン自身が試合で使った描写は無く、主な使い手は弟子のジェイド。なおジェイドが使った際にはベル赤と同様に炎が噴出していた。 - ゾーリンゲンの鈍色刃
- サイコマン戦で披露した新必殺技。驚異的な握力で相手の体と顔面を押さえて相手の頭部をコーナーポストに叩き付ける大技。
- ローレライの青碧雪崩
- 相手2人に対してダブルでのフロントネックチャンスリードロップで捉え、マットに首から叩きつける荒技。
タッグ技
- 友情の涙雨
- テガタナーズのツープラトン。ジェロニモのチョップに自分の手を添えることにより、強化されたツープラトンのベルリンの赤い雨。
- バトルフィールドドロップキック
- フルメタルジャケッツのツープラトン。ロープを反動にしたダブルでのドロップキック。
- ドリル・ア・ホール・キャノンドライバー
- フルメタルジャケッツのツープラトン。まず、ソルジャーが逆さに掴んだ相手の両腕を交差させて掴みそのまま降下。そこへさらに高くジャンプしたブロッケンJr.が自分の両足を相手の両足の裏に合わせて体重をかけて相手を脳天から落下させる。見た目だとフォーディメンションキルにメガトン・キング落としをドッキングさせたような技。
- ナパームコンビネゾン
- フルメタルジャケッツの至高のツープラトン技。ソルジャーがナパームストレッチで相手を捉え、ブロッケンが加わることでクラッチをより強固なものにする強化型のナパームストレッチ。さらに、落下中に回転を加えることで相手の方向感覚を完全に失わせて何も抵抗できなくさせると同時にカットができない状況にする。このとき技をかけられた相手の胸は、なぜかAとBの文字に避ける。
最後は相手の心臓をコーナーの鉄柱に突き刺す形で落とすという何ともエグい技である。驚異的なタフさを誇るマリキータマンですらこの技には耐えられなかった。
ちなみに、技名のコンビネゾン(combinaison)とは、オーバーオールなどの上下が繋がった服という意味である。
やるっつぇブロッケン
ブロッケンJr.の謎代名詞。
キン肉マンがブロッケンJr.の試合中に、優勢な試合ぶりを讃える意味合いで発した言葉。
元ネタは新造人間キャシャーンの「ヤルッツェブラッキン」であろうか。
キン肉マン自身の「へのつっぱりはいらんですよ」同様、言葉の意味は分からないが、とにかく凄い自信がうかがえる。
アニメではこの声は発していないが、パチンコ機の「CRぱちんこキン肉マン」の時短モードのプレミアムセリフにて、「やるっつぇ」と発しており、声のトーンは低めに下に落とすような感じに言っていた。
もちろん声はアニメ同様の水鳥鐵夫である。
タッグパートナー
声優
キャラクターソング
関連動画
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関連項目
- キン肉マン
- キン肉マンⅡ世
- キン肉マンの登場人物一覧
- ブロッケンマン
- ジェイド
- ドイツ
- 軍服
- なんという冷静で的確な判断力なんだ!!
- そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!
- 正義超人
- アイドル超人
- 超人血盟軍
- ザ・ニンジャ
- アシュラマン
- バッファローマン
- ブロッケンJr. ※当記事
- キン肉マンソルジャー(キン肉アタル)
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