プリズムコートとは、1998年2月26日に富士通パソコンシステムズから発売された女子高バレーボール部育成SLGである。 通称「プリコー」
主人公は高校の女子バレーボールチームの監督として、弱小チームを率いて2年の間に全国大会で優勝するのが目的。
概要
プレイヤーは朝霧高校に勤務する高校教師で、怪我により引退した元・バレーボールの名選手だった主人公となり、同校女子バレー部の監督として1年生の夏から3年生の夏までの2年間でチームを鍛え上げて全国優勝を目指す。 だが、引き受けたバレー部は部員の半分がバレーボールの未経験、その上部員同士にも軋轢がありチームワークはガタガタという有様。プレイヤーは監督として彼女たちに練習や必殺技の特訓などをさせて能力を上げたり、チームワークを改善していくこととなる。
年2回行われる都大会と全国大会にはライバルとなる強豪チームが立ちはだかり、試合中には強力な(そして荒唐無稽な)必殺技を繰り出してくる。ライバルチームを破るため、監督として的確なアドバイスが必要とされる。
ゲーム中、特定の条件を満たすと、特定のヒロインのために用意された専用シナリオルートへ突入し、最後までルートを外れなければキャラクター別のエンディングを見ることができる。
パッケージからして美少女ゲームの色が強く、当時の美少女ゲームブームに埋もれたために知名度は低いが、本作を知るプレイヤーたちの間では育成シミュレーションゲームとして高いバランスで纏まっている隠れた良作としても知られている。
メインキャラクター
- 京極ナツキ(CV:長沢美樹)
パワー、ジャンプ力、ノーコン、アホの子、カレー好きと、アタッカーに必要な才能を全て持ち合わせた、朝霧高校バレー部のエース。 明るく前向きな性格で、周囲を巻き込みグイグイ引っ張っていく、バレー部のエンジン。 ただ、生真面目な香純はちょっと苦手にしているようだ。 都大会を制し、勝ち進んだ全国大会で、宿命のライバル、鮎川こずえに出会う。
4月13日(牡羊座) O型 167cm(B89/W60/H90)
- 辻真琴(CV:冬馬由美)
チーム一の長身で、見た目は一番バレー選手っぽいが、実はずぶの素人。 早苗に誘われてバレー部に入るも、もう一つ打ち込んでいないようだ。 長身とジャンプ力を活かして、まずはブロックに活躍する。 サッパリと、どことなくボーイッシュな印象で、同校の女生徒にとても人気がある。 もっとも、本人はそのことを嬉しく思っていないようだ。
8月27日(乙女座) A型 175cm(B80/W59/H80)
- 高村香純(CV:水沢潤)
問題児その1。 融通の利かない生真面目な性格でたびたび周囲と問題を起こす。 特に理央との相性は最悪で、主人公の悩みのタネとなっている。 バレーは未経験だったが、天性のレシーブ力で際どい球を拾いまくる、朝霧高校の守護神。 またバイオリンの腕前は超一級。 高校で突然バレーを始めたのには何か訳があるようだが・・・
5月25日(双子座) A型 162cm(B87/W59/H85)
- 岡嶋あかり(CV:荒木香恵)
チームで一番小さいが、ガッツと、ジャンプ力と、頭の良さは、チーム一。 ただし、パワーと、スピードはチーム最低という、アンバランスな能力を持つ。 幼なじみのナツキに誘われてバレー部に入ったが、今のところは楽しくやっているようだ。 どこに出しても恥ずかしい濃いオタクで、自分もヒーローのように活躍したいと、心の底では思っている。 激甘党。
3月3日(魚座) B型 153cm(B73/W57/H75)
- 笹沢早苗(CV:丹下桜)
ナツキと共に数少ないバレー経験者。 中学の頃からセッター一筋で、そのトスワークはライバルからも一目置かれるほど。 おまけに、温和で誰とも仲良くできる性格で、バレー部をまとめる扇の要と言える存在。 唯一の弱点として体があまり丈夫でないことがあり、気をつけて育成しないとすぐ病気になってしまう。
6月30日(蟹座) AB型 158cm(B78/W58/H81)
- 宗田理央(CV:久川綾)
問題児その2。 非常に無口で、周囲と打ち解けようとせず、バレー部内で孤立している。 時たま口を開けば、物事の核心を突くような辛辣な物言いで、それが周囲(特に香純)の反感を買う要因となっている。 しかし、バレーの実力は光るモノがあり、理央をチームの力として計算できるようになるかは、バレー部のその後に大きく関わってくる。
12月8日(射手座) AB型 164cm(B84/W59/H83)
サブキャラクター
- 中西智里(CV:芳野美樹)
朝霧高校の教員で、バレー部のアシスタント。 主人公とバレー部を陰から支えてくれる。 が、そのアドバイスは優しげな顔で言うこと結構きついと評判。
9月3日(乙女座) O型 158cm(B81/W59/H82)
- 黒崎縁(CV:小林優子)
朝霧高校の保険医で、バレー部の顧問。 保険医として忙しい日々を送っているので、バレー部のことは中西先生に任せている。 バレー経験者で、必殺技を教えてくれることも・・・
ライバルキャラクター
- 西村京子(CV:山崎和佳奈)
変化球攻撃を得意とする、都大会の強豪。 朝霧高校バレー部が初めて相対するライバルでもある。 ナツキ、早苗とは中学バレー時代からの知り合いで、「お京さん」と呼ばれている。
開発秘話だが、企画段階では西村京子を加えた7人が朝霧高校バレー部のメンバーだった。 が、予算の都合諸般の事情でライバルキャラになった。
2月22日(魚座) 163cm(B84/W58/H82)
- 司有紀(CV:皆口裕子)
女子高バレー界の四天王の1人。 パワーや高さはないが、多彩な変化球で朝霧高校を幻惑する。 あるメンバーとの浅からぬ因縁がある。 神奈川県代表、セント=レミー学園。
10月10日(天秤座) 160cm(B81/W57/H80)
- 斉藤栄江(永島由子)
女子高バレー界の四天王の1人。 大会No.1の長身で、文字通り壁となって朝霧高校の前に立ちはだかる。 勝負は勝たなアカンとの哲学を持つ。 大阪府代表、通天閣商業。
1月6日(山羊座) 185cm(B84/W61/H85)
- 歌野晶(CV:手塚ちはる)
女子高バレー界の四天王の1人。 最強のパワーを持つ難敵、その必殺技は鮎川こずえに次ぐと評判。 ボーイッシュな容姿で女生徒にとても人気がある。 福岡県代表、今津留高校。
5月11日(牡牛座) 172cm(B86/W60/H83)
- 二階堂麗奈(CV:天野由梨)
四天王最強と噂される、タカビーなお嬢様。 しかし、鮎川こずえだけは色んな意味で苦手にしているようだ。 ああ見えて、実は隠れ努力家。 兵庫県代表、竜ケ崎女学院。
12月25日(山羊座) 170cm(B88/W59/H86)
- 鮎川こずえ(CV:篠原恵美)
四天王の上に君臨する女子高バレー界の女王。 あらゆる面でナツキに似ているが、スペック的に全て上を行くという、マジンガーZに対するグレートマジンガーのような存在。 その必殺技は驚異の一言。 北海道代表、富士見ヶ丘高校。
3月22日(牡羊座) 169cm(B85/W59/H85)
主題歌
なお、エクスドライバーとはなんの関係もない。
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関連項目
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