プリパラ公式親衛隊とは、アニメ・ゲーム「プリパラ」のファンクラブである。
概要
アニメ公式ファンクラブとして2015年8月16日に発表され、同年10月1日にスタートした。エイベックスが企画し、ロム・シェアリングに運営を委託する形で運営されていた。
入会金は0円、年会費は5,000円(税別)。会期制で、どのタイミングで入会しても第1期の期限である2016年10月31日まで有効となっていた。当初は第2期以降への更新も予定されていたが、結局第1期で終了している。
ファンクラブ開始まで
概要で述べた通り、2015年8月16日に「プリパラ公式親衛隊」がスタートすることが発表された。「親衛隊」としたのは「そふぃ親衛隊」に倣ったためである。なお、この時掲載されていた親衛隊の特典は以下の通りである。
- 公式親衛隊オリジナル会員証プレゼント
- オリジナルプロモプリチケをプレゼント
- プリパラ関連イベントなどの優先申込のご案内
- バースデーカードをお届け
- 公式親衛隊限定イベントの開催
- 公式親衛隊限定オリジナルグッズの販売
- 会報誌の発送(不定期)・公式親衛隊デジタルコンテンツ
- その他、本隊が企画・提供する各種サービス
発表と同時に無料メルマガ会員の登録受付を開始し、9月11日に「プリパラ公式親衛隊」が10月1日にサービス開始することが発表され、早期入会の受付が開始された。
そして、10月1日、予定通りプリパラ公式親衛隊はサービスを開始。これらの特典があることを期待していた人が多数いたであろう。
しかし・・・
告知通りに実施されなかった特典
上記に掲げられた特典はろくに実施されなかった。実際にどのようなことになったかを1つずつ書いていく。
1. 公式親衛隊オリジナル会員証プレゼント
会員証そのものは12月上旬から順次発送され、問題なく届いた。これがなければ親衛隊の一員になったとは言えないだろう。
が、問題はこの会員証の存在意義である。この会員証の裏には「署名された隊員本人のみが使用できます。」と書かれており、おそらく5. の公式親衛隊限定イベントで提示するものだったと思われる。しかし、この限定イベントは1回しか行われず、多くの親衛隊にとっては会員証は何の意味もなさなかったのである。
ちなみにこの会員証は再発行する場合、手数料が必要であったが、費用はどこにも記載されておらず不明である。
2. オリジナルプロモプリチケをプレゼント
特典の告知では不定期に親衛隊限定のプロモプリチケをプレゼントする、と言うものであった。しかし、実際は早期入会者(2015年12月9日までの入会者および「アニメ JAM 2015」、「プリパラ ドリーム☆クリスマスライブ」での入会者)を対象に「ホワイトクリスマススノーワンピ」が12月上旬に発送された後は、全くプロモプリチケの配布は無かった。
3. プリパラ関連イベントなどの優先申込のご案内
唯一特典の中では機能していた特典。以下のイベントでは、プリパラ公式親衛隊に対して限定の先行受付が実施されていた。なお、割と当選率は高かったものの、必ず当たる訳ではなかった。
- 「とびだすプリパラ み~んなでめざせ!アイドル☆グランプリ」初日舞台挨拶(2015年10月24日開催)
- アニメ JAM 2015(2015年12月13日開催)
- プリパラ ドリーム☆クリスマスライブ(2015年12月20日開催)
- ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス(2016年2月4日~7日開催)
- 映画「プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ」試写会(2016年3月1日開催)
- 映画「プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ」公開記念舞台挨拶付き上映会(2016年3月12日開催)
- プリパラ サマーアイドルライブツアー2016(2016年7月17日・30日開催)
- i☆Ris 4th Anniversary Live(2016年11月25日開催)
- プリパラ クリスマス☆ドリームライブ2016(2016年12月25日開催)
- ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017(2017年1月26日~29日開催)
しかし、これしかまともに機能していなかったと言うことは、イベントに行かない人にとっては親衛隊の存在が無意味だったことになる。
4. バースデーカードをお届け
一応機能していた特典で、2015年10月より描き下ろしのバースデーカードが順次発送された。ただし、誕生日に届くように発送されるのではなく、誕生月の月末にまとめて発送していただけのようである。
なお、入会した時点で本来の発送時期を過ぎていた場合は、個別に発送されていた。
5. 公式親衛隊限定イベントの開催
この限定イベントが開催されたのはわずか1回。しかもよりによって開催日が会期終了直前と言うひどいものであった。
なお、このイベントは事実上の「Brand New Dreamer」のリリイベであるくせに、また別にチケット代金を取ると言う不思議なことをしていた。
6. 公式親衛隊限定オリジナルグッズの販売
そんなものは無かった。売ると思われるオフィシャルショップは2016年4月27日に開設されたが、既存商品を発売しているだけな上に特典が全く無いことから、何がしたいのか全くわからない状況であった。
7. 会報誌の発送(不定期)・公式親衛隊デジタルコンテンツ
会報誌は2016年3月にVol.1が発送されてそれっきりだった(2016年3月9日までの入会者対象)。薄っぺらいものの中身はそれなりの出来であったが、今後親衛隊でやりたいことが書いてあったりと、終了した今見返すととても残念なものである。
8. その他、本隊が企画・提供する各種サービス
これに関して実施されたのは以下の通りである。
終焉
このプリパラ公式親衛隊は会期制であったため、第1期の受付を5月31日に終了したが、肝心の第2期への継続告知がされずに時間だけが過ぎていき、第1期終了直前の10月26日に親衛隊そのものの終了が告知され、11月1日にサービス終了ならびにサイト閉鎖となった。これにより、プリパラ公式親衛隊は色々と不満を抱えたまま、幕を閉じたのである。
結局、特典して告知されていた内容がろくに実行されなかったため、多くの親衛隊から不満が出ることになった(得したのはチケット先行受付の恩恵を受けた人ぐらいである)。しかし、会員規約には「いかなる理由でも返金しない」と書かれているので、入会した時点で規約に同意しているので、泣き寝入り同然である。
こうなってしまったのは、メインターゲットが女児であるコンテンツで有料のファンクラブを作ってしまったことだろう。入会するかどうかを決めるのは女児の親であり、大抵は財布の紐が固いことが多いため、女児の入会者が少なかったと思われる(ちなみに女児の入会者が全くいなかった訳ではないことを補足しておく)。
結果として、想定通りにユーザーを集めることができなくなったことで、オリジナルグッズなどの予算を確保できなくなり、ファンクラブとして破綻したと思われる(なお、会員番号はランダムとなっているため、結局親衛隊に何人が加入していたのかは不明である)。
なお、この時期のプリパラの筐体売り上げはむしろ好調であり、親衛隊が終了した原因は筐体売り上げではないことを記しておく。
まさかの復活
ところが、2016年11月8日に再始動が発表され、公式サイトも普通に復活。そして、2017年3月10日に「アイドルタイムプリパラ応援隊」としてリニューアルすることが発表された。
関連動画
関連項目
外部リンク
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