プレインズウォーカーとは、カードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』に登場する、特殊な資質を持った力ある魔道士の総称である。
概要
プレインズウォーカーとは、「プレインズウォーカーの灯」と呼ばれる特別な資質を持った者が生命の危機や重大なイベントを体験し、自らの内に「灯」を見出すことで覚醒した人物のこと。ほぼ不老不死・あらゆる物への変身能力・強力な魔法の駆使やマジック:ザ・ギャザリングの舞台である多元宇宙の自由な行き来(Planeswalk)など多岐にわたる能力を持ち、神として崇拝される者までいる。しかし、ある出来事によりマナの質そのものが変化してしまい、その力は大きく損なわれてしまう。ただそれでもなお彼らは並みの魔道士とは比較にならない力を持っており、次元渡りも依然可能である。
プレインズウォーカーは強力な存在だが、それが必ずしも正義を意味するわけではない。もちろん世界を救ったり悪を滅ぼしたりといったヒロイックな活動をする者もいるが、大抵は自らの興味のままに好き勝手に行動している。中にはただの狂人に近い者や、宇宙全体の混乱を画策する者までいる。
マジック:ザ・ギャザリングの対戦のイメージは「プレイヤーはプレインズウォーカーとなり、魔法や召喚術を用いて相手のプレインズウォーカーと戦う」ものであり、対戦することをデュエル(決闘)と呼ぶのはこの設定が基になっている。
カードとしてのプレインズウォーカー
カードとしてのプレインズウォーカーの挙動を簡単に解説すると、
- 忠誠度(カード右下の数字)分だけカウンターを乗せて戦場に出す(例えばジェイス・ベレレンなら3)。
- 自分のターンに1回(厳密にはソーサリー呪文が使えるタイミングで1回)、カウンターを[X]個増減させることで能力を使える。[X]は能力の左に書かれた数字でプラスのものとマイナスのものがある。
- カウンターが0になってしまうと、そのカードは墓地に置かれる。
- 戦闘を行う場合、攻撃側は各クリーチャーごとにプレイヤーを攻撃するかプレインズウォーカーを攻撃するか宣言する。その後の戦闘処理は通常の場合と同じである。
- 対戦相手が戦闘以外の方法でプレイヤーへダメージを与える時、代わりにプレインズウォーカーにダメージを与えることができる。その際はダメージと同じ数のカウンターが減少する。
となる。
なお、すべてのプレインズウォーカーは伝説であり、レジェンド・ルールに従う(かつては同一人物を示すプレインズウォーカーは異なるカードであっても同時に1枚しかコントロールできないという制約があった(M14より前なら戦場に2枚以上並んだらすべて墓地行き、M14以降は同一コントローラーに2枚以上並んだら1枚を選んで残りは墓地行き)が、イクサラン発売に伴うルール更新でそのルールは廃止、それより前のプレインズウォーカーはオラクル更新に伴いすべて「伝説の」サブタイプがついた)。したがって、同じ名前を持ったプレインズウォーカーのカードを同一プレイヤーが2枚コントロールできない。
ニコニコ大百科に記事のあるプレインズウォーカー
ここではプレインズウォーカー・カードとして初登場した順番に並べている。
ニコル・ボーラスやカーンのようにキャラクターとしてはもっと昔から登場している者もいる。
「ローウィン・ブロック」初登場 「アラーラ・ブロック」初登場 「ゼンディカー・ブロック」初登場 「ミラディンの傷跡・ブロック」初登場 「イニストラード・ブロック」初登場 | 「ラヴニカへの回帰・ブロック」初登場 「テーロス・ブロック」初登場 「統率者(2014年版)」初登場 「コンスピラシー」初登場 「タルキール覇王譚・ブロック」初登場 「イニストラードを覆う影・ブロック」初登場 「カラデシュ・ブロック」初登場 「Unstable」初登場 |
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