株式会社プレナスとは、テイクアウト専門の弁当屋チェーン「HottoMotto(ほっともっと)」、食堂「やよい軒」などを展開している企業である。
会社概要(プレナスHPより抜粋)
会社名 | 株式会社プレナス |
代表者 | 代表取締役社長 塩井辰男 |
本社 | 〒812-8580 福岡県福岡市博多区上牟田1丁目19番21号 TEL092-452-3600(代表) |
店舗数 | 2,958店舗(直営店1,416店舗、加盟店1,542店舗) |
事業内容 | ほっともっと・フランチャイズ業 やよい軒・フランチャイズ業 食材・包装等資材の販売 衣料品の販売 |
創業 | 昭和35年3月 |
設立 | 昭和51年11月 |
資本金 | 34億61百万円 |
従業員数 | 社員1,106名、臨時従業員6,564名(1日8時間換算) |
主要取引先 | (株)ニチレイ、日本ハム(株)、中央化学(株)、丸紅(株)、日本水産(株) |
主要取引銀行 | (株)福岡銀行、(株)西日本シティ銀行、(株)三菱東京UFJ銀行 |
変遷
かつては株式会社太陽事務機という会社だった。1980年に全国第一位の弁当屋チェーン「ほっかほっか亭」のフランチャイジーとなり子会社として九州本部を設立するが、後に九州本部を吸収合併しプレナスへと社名変更する。
1999年に、東日本の大部分を管轄する部署であった「株式会社ほっかほっか亭」の株式(全部)と「ほっかほっか亭総本部」の株式(約半分)をダイエーから取得する。「ほっかほっか亭」というブランドと商標を保有しているのは「株式会社ほっかほっか亭」の方であったため、「ほっかほっか亭」の商標を持っているのはプレナスとなり(裁判で確定)、いち地方支部だった会社がブランドの本家になるという奇妙な状態になった。プレナスは2006年に商標の使用料をフランチャイザーであった「ほっかほっか亭総本部」に要求するが総本部はその支払を拒否。プレナスと総本部との関係が急激に悪化する。
2007年にはプレナスが東京都の店舗でオフィスビル向けに専用のホットボックスを使用して行っていた出張ワゴン販売について総本部がほっかほっか亭の方針に反するとして販売中止を求め、プレナスが従わないことから10月2日に東京地裁に営業差止請求訴訟を提起する。さらに総本部は、2007年5月29日に8月末で契約期間が満了する静岡県における地区本部の契約について、11月26日には2008年2月末で契約期間が満了する宮城県、山形県、福島県、群馬県、埼玉県における地区本部の契約を更新しない旨をプレナスに通知した。
これに怒ったプレナスはほっかほっか亭のチェーンから離脱し、独自の道を歩むことを決意。新ブランド名を「HottoMotto(ほっともっと)」とすることを発表し、2008年5月15日からHottoMottoの一斉展開を開始した。現在、ほっかほっか亭時代には縄張りに縛られて展開できなかった地域への店舗展開を急激に押し進めている。
やよい軒
これとは別に、食券制のレストラン「やよい軒」[1]も展開している。こちらは元々ほっかほっか亭の縄張りに縛られていないため、かつてプレナスが展開できなかった関西地方への展開も行っていた。このため、プレナスはHottoMottoの関西進出時に、「関西人の好みの味はやよい軒の経営を通じて学習している。」と自信を見せている。
ニコニコ動画ではゲーム「アイドルマスター」のキャラクター「高槻やよい」が知られている為やよい軒の方が注目されやすいが[2]、業種的に競合しないためかHottoMottoと比べるとやよい軒の経営はかなり気楽にやっているようである。
問題・騒動
関連動画
関連項目
- ほっともっと
- やよい軒 - 高槻やよい
- 日本女子サッカーリーグ(プレナスが冠スポンサー)
関連リンク
脚注
- *創業者・塩井末幸の祖父が経営していた店をモチーフとしており、店名だけならばその歴史は旧ほっかほっか亭よりも遥かに古い。
- *やよい軒の「高槻店(大阪府高槻市)」がファンの聖地となっている。2022年には正式なコラボが実現した。
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