プロキシサイトとは、公開プロキシサーバーを中継してのアクセスをウェブサイト下で行えるようにしているサービスの呼称である。
概要
プロキシとは「代理」を意味する、サーバーを介してウェブサイトにアクセスすることで匿名性を確保したり検閲から逃れるための技術であり主にサーバーの番号をブラウザなどに入力することで行われるものであるが、これをウェブサイト下で行うのがプロキシサイトである。
URLをプロキシサイトに入力してアクセスすると、プロキシサーバーを介してページを読み込み同サイト下でウェブサイトを表示させる。特徴として、基本的にはほとんど通常のアクセスと同等の動作をするが、URLがそのプロキシサイトのものとなっている点がある。
問題点
いわゆる公開プロキシであり、さらにウェブサイト下で表示させるという仕様上、データ傍受の可能性など信頼性の低さが指摘されている。
また、検索エンジンにインデックスされる事例が問題視されている。proxyflyやproxybotなど一部のプロキシサイトにおいて、表示させたWebページがGoogleなど検索エンジンのインデックスされるようになっており、正規のアクセスと誤認されかねない事例が生じているということである。
サイトによってはログインページが検索にヒットするなど危険で、これらの問題についてニコニコ動画やとらのあななどは「偽サイト」と呼んで注意喚起を行っている。前述の通りプロキシサイトを介したウェブサイトは表示はほぼ完全であるが、URLが本来のものではなくプロキシサイト下のものになるので、その点で見分けることができる。
全てのプロキシサイトにおいてデータの扱いが悪いということはないと考えられるが、利用するプロキシサイトが信頼に値するものかどうかは公開プロキシと同様にくれぐれも各自慎重に見極め、同意の上で利用したいところである。
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