プロマシアの呪縛(Chains of Promathia)とは、
である。
拡張データディスク
概要
FF11の拡張データディスク第2弾。オリジナルディスクの発売及びサービス開始から2年4ヶ月、拡張ディスク第1弾「ジラートの幻影」の発売から1年5ヶ月が経過した2004年9月に発売された。
主な追加内容は以下の通り。
評価
現在までに発売されている5つの拡張データディスクの中で、最も評価の低いものと言える。
その理由としては、まずは目に見える追加要素の少なさが挙げられる。
多くのプレイヤーに期待されていたであろう新ジョブがひとつもなく、目立った独特のコンテンツもない。新エリアの大半は、メインストーリーをある程度攻略しないと進入することもできない。
しかもそのメインストーリーの難易度が非常に高く、準備・攻略に時間がかかり、ちょっとしたミスでそれらが全てに無駄になってしまうこともしばしばありえた。さらにMMORPGであるが故に、その失敗による被害は自分だけでなく一緒に攻略を進めていたパーティーメンバーにも及ぶ。そんな時どのような空気になるかは推して知るべし。
FF11のテーマが「絆」であることに対し、「絆ブレイカー」とまで揶揄されるようになった。
メインストーリーを高難易度たらしめた大きな理由に「レベル制限」というものがある。これは、例えば「レベル30制限」であれば、仮にそれ以上のレベルであったとしても、一時的に能力がレベル30相当まで引き下げられるというもの。
このレベル制限が、ストーリーを進行する上での道中やボス戦のいたるところでかけられ、ほとんど常にギリギリの戦いが強いられるというものであった。
しかし、2010年6月のバージョンアップでこのレベル制限が撤廃され、特に低レベルでの制限が課せられていた序盤~中盤においての大幅な難易度の緩和が施された。
そんな高難易度であったメインストーリーだが、シナリオの評価は非常に高い。
FF11初期、サンドリア・バストゥーク・ウィンダス・ジュノ、それぞれの国で展開されるストーリーを別々のシナリオライターが担当していたのだが、その中でもダントツで評価の高かったウィンダスのシナリオライターを本ストーリーの担当にしたことが功を奏したといえる。
また、滅亡した「タブナジア侯国」や、侍や忍者の発祥の地とされる「ひんがしの国」など、それまで設定としては存在していたがあまり深く語られることのなかったものが、少なからず踏み込んだ形で語られているのも設定好きのプレイヤーには評価が高い。
また、「プロマシアの呪縛」そのものには追加要素が少なかったものの、初期・ジラートから積み上げられたコンテンツの多さから新規プレイヤーを呼び込める素地は十分にあったこと、FF11が動作する安価なPCの登場、ブロードバンドの爆発的な普及等により、「プロマシア時代」がFF11で最も多くのプレイヤー数を記録していた。
メインストーリー
これまでに実装された全てのストーリーとは完全に独立しており、それらとの並行が可能となっている。
突如ヴァナ・ディールに現れた真龍の王バハムート、各地に現れた「虚ろなるもの」と呼ばれる奇妙な存在、謎の少年から託された不思議なアミュレットを手にそれらの調査を進める冒険者(プレイヤー)は、滅亡したタブナジアの地に降り立つ。そして次第に大きな運命の波へと飲み込まれることになる。
「プロマシア」とは、ヴァナ・ディールに存在する神のこと。
多くの人間たちが信仰の対象としている「女神アルタナ」に対し、悪しき男神として伝えられている。
関連動画
関連商品
「プロマシアの呪縛」発売当時は、既にオリジナルディスクやジラートの幻影をプレイしている人のための「プロマシアの呪縛」単品と、これから始める人のためのオリジナルディスク・ジラートの幻影との同梱版の2種類が販売されていた。
現在ではどちらも店舗で売られていることは少なく、「プロマシアの呪縛」を含む全拡張データディスク、及びダウンロード販売されている追加シナリオが全て同梱されたこのディスクを購入することが推奨される。
関連コミュニティ
関連項目
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