プロ野球2015単語

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プロ野球2015とは、日本プロ野球2015年の動向である。

目次

出来事

2月 1日 キャンプイン
3月 27日 レギュラーシーズン開幕
5月 26日 セ・パ交流戦開幕
6月 10日 【移籍】日本ハムの北篤、矢貫俊之巨人須永矢野謙次がトレード
23日 セ・リーグ全球団が貯なしとなる。
詳細はセ界の終わりを参照
7月 17日 オールスター第1戦が東京ドームで開催
18日 オールスター第2戦がMATSUDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催
9月 17日 ソフトバンク】2年連続19回リーグ優勝
10月 2日 ヤクルト】14年ぶり7回リーグ優勝
6月 パ・リーグ全日程終了。柳田悠岐トリプルスリー達成。
7日 セ・リーグ全日程終了。山田哲人トリプルスリー達成。上記の柳田との複数人達成は65年ぶり。
10日 クライマックスシリーズ開幕
12日 巨人クライマックスシリーズファイナルステージ進出
ロッテクライマックスシリーズファイナルステージ進出
16日 ソフトバンク日本シリーズ進出
17日 ヤクルト日本シリーズ進出
24日 日本シリーズ開幕。ヤクルトソフトバンクは初の組み合わせとなる
29日 ソフトバンク】2年連続7回日本一達成

達成された記録

2014年の順位順

福岡ソフトバンクホークス オリックス・バファローズ
5月4日 デニス・サファテが通算100セーブ 5月20日 糸井嘉男が通算1000安打
6月9日 松田宣浩が通算1000安打 7月28日 岩崎が球団通算8000本塁打達成
8月11日 松田宣浩が通算150本塁打 7月30日 糸井嘉男が通算100本塁打
9月15日 球団通算5000勝
北海道日本ハムファイターズ 千葉ロッテマリーンズ
7月24日 涌井秀章が通算100
埼玉西武ライオンズ 東北楽天ゴールデンイーグルス
7月14日 秋山翔吾が31試合連続安打
歴代3位記録 左打者では歴代1位 
7月28日 松井稼頭央が通算2000本安打
7月24日 中村剛也が通算1000安打と通算300本塁打 8月10日 松井裕樹が球団新記録の23セーブ
8月9日 中村剛也が通算満塁本塁打16本
歴代1位記録
8月10日 嶋基宏が通算1000試合
8月28日 球団通算4500
9月13日 秋山翔吾シーズン200安打
10月1日 秋山翔吾シーズン216安打
日本記録
読売ジャイアンツ 阪神タイガース
4月1日 杉内俊哉が通算300試合登板2000投球回 7月3日 史上初の通算10000試合
4月4日 阪神戦通算1000 9月3日 マット・マートンが通算1000安打
7月1日 阿部慎之助が通算350本塁打
7月25日 片岡治大が通算200犠打
7月31日 東京ドーム通算1000
8月5日 球団通算10000試合
広島東洋カープ 中日ドラゴンズ
4月30日 谷繁元信が通算3000試合出場
6月9日 球団通算5000勝
6月11日 和田一浩が通算2000本安打
7月21日 球団通算10000試合
横浜DeNAベイスターズ 東京ヤクルトスワローズ
5月5日 三浦大輔が23年連続勝利
8月20日 山崎康晃が球団新人新記録の32セーブ

各チームの戦績・状況

2014年の順次順

  1. 福岡ソフトバンクホークス
  2. オリックス・バファローズ
  3. 北海道日本ハムファイターズ
  4. 千葉ロッテマリーンズ
  5. 埼玉西武ライオンズ
  6. 東北楽天ゴールデンイーグルス
  1. 読売ジャイアンツ
  2. 阪神タイガース
  3. 広島東洋カープ
  4. 中日ドラゴンズ
  5. 横浜DeNAベイスターズ
  6. 東京ヤクルトスワローズ

パシフィック・リーグ

福岡ソフトバンクホークス(90勝49敗4分、1位、優勝日本一) 監督:工藤公康

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 26 13 11 2 .640 .253 21 2.92
5月 25 15 9 1 .625 .284 28 3.41
6月 21 16 5 0 .762 .291 23 2.86
7月 17 13 4 0 .765 .247 11 2.69
8月 24 17 6 1 .739 .256 28 3.26
9月 26 25 11 0 .577 .276 29 3.49
10月 4 1 3 0 .250 .195 1 3.97
戦績

監督として工藤公康が就任。新人監督サポートとして佐藤義則吉井理人など実績あるコーチを招聘した。補強ではメジャーから松坂大輔を獲得し話題を呼んだほか、怪で不在のブライアン・ウルフの代役としてリック・バンデンハークを獲得。日本一オフ恒例の流出も特になく、坂は開幕前に行方不明になったものの、前年に続き絶対的優勝補筆頭としてシーズンを迎える。

序盤は細川亨の出遅れや長谷川勇也本多雄一大隣憲司の途中離脱などもあり、やや試行錯誤の戦いが続いたが、交流戦からはチーム容がほぼ固まり、それ以降は横綱相撲と言うべき圧倒的な強さで独走した。打線は3番に固定された柳田悠岐トリプルスリーを達成しての首位打者最高出塁率を獲得するなどチームを牽引。ホームランテラスの導入で李大浩松田宣浩本塁打が増加し、4番に固定された内川聖一が8年連続3割を逃すなどやや苦しんだが、本多明石健志川島慶三らが埋めるなどして前年以上の強打線が形成された。先発は絶対的エースこそ不在だったが、武田翔太ローテの柱となり13勝を挙げ、外国人の関係で序盤は二軍にいたバンデンハークは9勝0敗と敗でシーズンを終える。前年からの不調が続いた攝津正も後半戦は復活リリーフも前半戦はエディソン・バリオス、後半戦は森唯斗らが支え、抑えのデニス・サファテは43イニング連続奪三振日本記録マークするなど無双状態。投打の歯車が噛み合い、他球団を全く寄せ付けなかった。

9月17日にはパ・リーグ史上最速で優勝を決め、シーズン100勝もあるかという勝ちっぷりだったが、優勝決定後は柳田の離脱とポストシーズンを見据えたお試しモードでやや負けが込んだ。とはいえ最終的に90勝、貯41を積み上げ、2位日本ハムに12ゲーム差をつける文字通りの圧勝であった。

クライマックスシリーズ・日本シリーズ

クライマックスシリーズは、2005年2010年と2度に渡って苦汁をなめさせられたロッテを迎え撃つ。ゴールデンイヤーを掲げ勢いに乗るロッテだったが、第1戦を内川サヨナラタイムリーで制すると、その後は全く寄せ付けず3連勝で撃破。秋の風物詩トラウマ全に粉砕した。3戦連続決勝点を叩き出した内川聖一MVPを受賞。

東京ヤクルトスワローズとの初顔合わせとなった日本シリーズは、CSで大活躍した内川骨折で離脱したが、代わりに4番に入った李大浩が大暴れ。福岡ドームでの2戦を武田翔太とバンデンハークの好投で快勝すると、第3戦は山田哲人に3連発を浴び逆転負けしたが、第4戦では攝津が要所を締めて逃げ切り、第5戦は完封リレーヤクルトの強打線を封じ込め、4勝1敗で球団史上初の2年連続日本一を達成した。

新応援歌
選手 No プレイヤー
飯田優也 13339
13339
上林誠知 13065
13065
川島慶三 13340
13340
日高亮 13338
13338
松坂大輔 13337
13337

北海道日本ハムファイターズ(79勝62敗2分、2位) 監督:栗山英樹

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 25 16 9 0 .640 .239 19 2.78
5月 27 14 12 1 .538 .273 19 3.95
6月 20 10 10 0 .500 .248 15 3.41
7月 20 12 8 0 .600 .275 16 3.98
8月 26 16 9 1 .640 .247 19 3.02
9月 22 11 11 0 .500 .271 17 3.83
10月 3 0 3 0 .000 .133 0 3.38
戦績

田中賢介アメリカから3年ぶりに復帰。野手にジェレミー・ハーミッダ、ブランドン・レアードを獲得。

レギュラーシーズンでは大谷翔平が開幕から球団新記録となる7連勝を達成。さらに2012年以降不調に陥っていた吉川光夫復活増井浩俊が球団新記録の39セーブマークするなど、前半戦はソフトバンク西武と首位争いを繰り広げた。しかし交流戦明けのソフトバンク3連戦で3連敗を喫して突き放される。後半戦はレアードが大暴れしたが、先発投手コマ不足に悩まされたのもあり、それ以上ソフトバンクを追撃するはなかった。

結局、7月西武が失速してからは、首位からも3位争いからも離れた2位独走状態のままシーズンを終える(1位ソフトバンクとは12ゲーム差、3位ロッテとは6.5差)。貯17、勝率.560優勝した2012年を上回ったのだが、それでもソフトバンクに12ゲームも離された。

クライマックスシリーズでは千葉ロッテマリーンズと対戦、1勝2敗で敗退した。

木佐貫洋と、阪急ブレーブス最後の選手であった中嶋聡がこの年をもって現役を引退した。

新応援歌
選手 No プレイヤー
市川友也 13297
13297
岡大海 13732
13732
中島卓也 13296
13296
西川遥輝 13298
13298
ジェレミー・ハーミッダ 13295
13295
ブランドン・レアード 13294
13294

千葉ロッテマリーンズ (73勝69敗1分、3位) 監督:伊東勤

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 26 12 14 0 .462 .252 10 3.69
5月 24 13 11 0 .542 .282 30 4.98
6月 20 10 10 0 .500 .272 12 3.97
7月 19 9 9 1 .500 .245 11 3.43
8月 24 11 13 0 .458 .239 11 3.59
9月 24 13 11 0 .542 .249 10 3.00
10月 6 5 1 0 .833 .269 1 1.77
戦績

外国人に関して悩ましいオフシーズンであった。

2014年シーズンムーメーカーとして存在感を示しファン人気を誇ったチャッド・ハフマン契約更新。前年12月2日には一度自由契約示もあったが、1月事再契約を交わすが、契約タイミングが不可解であるため、予定していた新外国人の獲得に失敗したとの意見もあるが、相は不明。
キューバ球界からの選手派遣の解禁により、アルフレド・デスパイネを獲得したロッテは再度契約を熱望し交渉を続けた。キューバ側の意図が良くつかめファンをやきもきさせるも、2014年12月契約を行ったと発表されファンは一安心となった(ただしの試合出場のため一時帰シーズン中2度行った)。また助っ人投手として、新たにマイナーリーグから大恩(イ・デウン)と、DeNAを戦外になった陳冠チェン・グァンユウ)の二人と契約を交わした。また2013年育成ドラフト1位名された肘井竜蔵3月に支配下選手に昇格させた。

前半戦は勝率5割を行ったり来たりしながら4位で終える。後半戦は7月に7連敗を喫していたところ、2度の帰をしていたデスパイネが復帰したことを打線が勢いを取り戻し7連勝。連敗して差が縮まった西武と3位争いを繰り広げる。西武との熾な争いは9月の直接対決で3連敗を喫するなど終盤までもつれたものの、10月4日日本ハム戦で勝利し、Aクラスと2年ぶりのクライマックスシリーズ出場が確定。その日の前日を含め4連勝しシーズンを終えた。

この年の野手清田育宏が打撃で殻を破る活躍を見せたほか、開幕から鈴木大地が不振を極めたこともあって、ドラフト1位ルーキー中村奨吾が二遊間のレギュラーとしてくも活躍。また福浦和也が新フォームを引っ下げ安定感のある活躍を見せ、4年ぶりのホームランサヨナラ安打を放つなど健在ぶりを見せつけた。
投手は前年不調だった涌井秀章が15勝と安定感を見せ最多勝を獲得。ノックアウトされても凄まじい援護率カ・チウ勝ち運を見せつけたイ・デウン、前年以上の勝ちで二桁勝利を挙げた石川歩、戦外としては十分な働きを見せたチェンなど、近年加わった新戦に試合を作ったほか、自己最多34セーブを挙げ、セーブ機会での失点は0と、前年に引き続き守護として活躍した西野勇士、相変わらずの活躍ぶりを見せたリリーフエース大谷智久8月より出場し、西野勇士の終盤の離脱をカバーし抜群の安定感を見せつけAクラス入りに貢献した内竜也など、現行の戦の成長・復活も見られた。

クライマックスシリーズファーストステージではシーズン2位北海道日本ハムファイターズを2勝1敗で下したが、続くファイナルステージでは優勝チームである福岡ソフトバンクホークスの前に3連敗を喫し、2010年のような下上は成らなかった。

この年をもって外国人選手はルイス・クルーズ、ハフマンカルロス・ロサが退団。また今江敏晃海外FAを行使後、東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍した他、近年までリリーフとして活躍していた上野服部らも戦外となった。ドラフトでは楽天相思相愛と見られていた仙台育英高の平沢大河一位名。抽選の末交渉権を獲得した。

新応援歌
選手 No プレイヤー
捕手汎用テーマ 13328
13328

埼玉西武ライオンズ(69勝69敗5分、4位) 監督:田辺徳雄

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 25 13 11 1 .542 .246 17 2.78
5月 27 14 12 1 .538 .273 32 4.41
6月 22 12 8 2 .600 .290 27 3.36
7月 21 5 15 1 .250 .231 20 4.72
8月 26 13 13 0 .500 .265 19 3.38
9月 21 12 9 0 .571 .273 21 3.55
10月 1 0 1 0 .000 .133 0 3.38
戦績

外国人として郭俊麟ウェイド・ルブランエスメルリング・バスケス、ミゲルメヒアアンソニー・セラテリを獲得。

3番浅村栄斗、4番中村剛也、5番エルネスト・メヒア、6番森友哉という重量打線を形成し、開幕5連勝を達成。
投手ではエース岸孝之菊池雄星が故障で出遅れたものの十亀剣野上亮磨がともに7勝を挙げる活躍を見せ、懸案のリリーフセットアッパー増田達至クローザー高橋朋己コンビがハマり、前半戦を3位で折り返した。

しかし後半戦は抑えを務めていた高橋が不調に陥り、牧田和久が抑えに配置転換されるなど投手に綻びが生じ、13連敗を喫して貯11をなくす。その後は上昇気流に乗り切れないまま勝率5割シーズンを終え、クライマックスシリーズ出場はロッテの結果待ちとなった。しかし、ロッテ難に勝ち越したため4位に転落。中盤の13連敗が最後までいた形となった。2年連続Bクラスという成績は実に34年ぶりの屈辱のシーズンとなった。

打撃では秋山翔吾日本記録216安打記録し、中村剛也は規定打席に立てれば必ず本塁打王を取るというジンクスを今年も達成、打点王と合わせて2冠となる。
投手増田セットアッパーに定着、40ホールド最優秀中継ぎ投手タイトルを獲得。先発では十亀剣が11勝を挙げたが被本塁打リーグワーストと安定感を欠いた。交流戦明けに復帰したが、打線の援護に恵まれず5勝に終わり、投手の課題が浮き彫りとなったシーズンとなった。

オフ石川貢梅田尚通、林崎遼米野智人田中靖洋らが戦外。外国人選手ではルブランミゲルセラテリが今期限りで退団となった。また森本稀哲と、長きに渡って西武に在籍した西口文也が現役を引退した。加えて、今シーズン3番で起用されるなど勝負強い打撃で度々チームを救った脇谷亮太FA宣言、古巣の巨人へと出戻ることになった。

ドラフト会議では多和田真三郎1位呉念庭を7位で獲得。

新応援歌
選手 No プレイヤー
木村文紀 13343
13343
アンソニー・セラテリ 13344
13344
エルネスト・メヒア 14023
14023
森友哉 13351
13351
森本稀哲 13377
13377

オリックス・バファローズ(61勝80敗2分 5位) 監督 森脇浩司→福良淳一

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 28 10 17 1 .370 .240 15 2.98
5月 26 9 17 0 .346 .254 21 4.40
6月 19 9 10 0 .474 .251 14 3.30
7月 19 11 7 1 .611 .256 15 3.52
8月 26 9 17 0 .346 .238 19 3.77
9月 23 11 12 0 .478 .249 9 3.83
10月 2 2 0 0 1.000 .349 1 0.50
戦績

シーズン開幕前に群馬ダイヤモンドペガサスフランシスコ・カラバイヨが復帰。野手をさらに補強し優勝補に挙げられた。

ところが、2014年最多勝タイトルを獲得した金子千尋比嘉幹貴岸田護が開幕に間に合わず、開幕から4連敗。糸井嘉男が深刻な打撃不振に陥り、さらに中島裕之が右太もも離れ、トニ・ブランコが左ひざの炎症などで離脱。更には久々の野手の新人王を期待されたルーキー西野真弘死球により手首を骨折佐藤達也も近年の酷使がたたったのか不振に陥り二軍に降格するなど、選手の足並みがうことがないまま5月31日に自優勝が消滅。6月2日から森脇が休養し、ヘッドコーチ福良淳一が代行を務めるが流れは変わらないまま、前半戦を最下位で終えた。

後半戦に入りエース金子をはじめ、故障した選手が徐々に復帰したことで勝ちが伸び始めるも時すでに遅しオーナーの現場介入騒動もあって急速落下してきた楽天抜くのが精一杯。5位でシーズンを終えた。

投手、特に開幕ローテーションの先発は奮闘。西勇輝ブランドン・ディクソン防御率タイトル争いに絡み、東明大貴は初の2ケタ勝利。しかし、昨年の勝利の方程式を担った佐藤平野佳寿馬原孝浩にかつてのきはなく最後まで固定できず。
それより足を引っったのは打撃。獲得した野手はことごとく故障し期待された活躍ができず。規定打席に到達したのが糸井嘉男中島裕之安達了一の3名だけでレギュラーメンバーをほとんど固定できなかった。

オフには平野恵一谷佳知が現役を引退坂口智隆原が年俸上限オーバーの減額を拒否し自由契約井川慶古川秀一が戦外となった。

新応援歌
選手 No プレイヤー
小谷野栄一 13388
13388
中島裕之 12990
12990
トニ・ブランコ 9628
9628
宮崎祐樹 13604
13604

東北楽天ゴールデンイーグルス(57勝83敗3分、6位)監督:大久保博元

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 26 11 13 2 .458 .237 11 2.78
5月 25 11 14 0 .440 .244 28 2.78
6月 20 11 9 0 .550 .245 16 2.72
7月 20 6 13 1 .316 .254 15 4.45
8月 24 8 16 0 .333 .236 12 4.31
9月 22 7 15 0 .318 .241 14 5.09
10月 6 3 3 0 .500 .199 2 2.78
戦績

前年最下位の辱をらすため、打者ではギャビー・サンチェスゼラス・ウィーラー、そしてキャンプ中に入団が決まったウィリー・モー・ペーニャ投手では2013年楽天に所属していたケニー・レイジム・ハウザーが復帰、前年まで広島東洋カープの守護を務めていたキャム・ミコライオを獲得する等2015年にかける意気込みをフロントも見せた。
しかしミコイオシーズン開幕前にヘルミアで離脱してしまい、守護には急遽2年松井裕樹が回されることになった。

3・4月はなかなか貯が作れないながらも、4月には何度か3位に浮上する等上位のチームには何とか食らい付いていた。ところが、5月頃からチームには怪人が続出。銀次金刃憲人枡田慎太郎西田哲朗志嶺忠、嶋基宏藤田一也と言った選手たちが次々に故障で離脱し、ついには二軍捕手が足りなくなるという事情でブルペン捕手横山也が現役復帰するにまで至った(まるでヤクルトだとツッコミを入れた人も多いだろうが、ヤクルトもこの年選手不足のため阿部健太を現役復帰させていたりする)。
そのため徐々にソフトバンク日本ハム西武に差を広げられていき、交流戦では10勝8敗と勝ち越したが、この年はパ・リーグ全体がセ・リーグに勝ちまくっており、結果的には上位とさらに差が広がっただけであった。上記の事情もあって、前半戦は5位に終わる。

打線得点不足にあえぎ、特に補強選手であるウィーラーサンチェスって打率2割前後を記録する低迷ぶり、ペーニャも当初は本塁打が出ず、単打製造機と化していた。
そんな中でこの年から外野に転向したベテラン松井稼頭央とどちらかと言えば守備の人のイメージがあった藤田一也が気を吐くが、打線はなかなか繋がらず、本塁打ソロが多いため得点効率は悪かった。
投手では前年エース級の活躍をした則本昂大が当初援護にも恵まれないせいかピリッとせず、代わりに御年40歳のレイが開幕3戦3勝を達成する活躍を見せた他、塩見貴洋復活を遂げたがどの投手も皆援護がなく勝ちが伸び悩んだ。そんな中、急遽守護を任された松井はキレのあるストレートでズバズバと三振を奪い、7月15日までで19セーブ防御率0.63と見事な成績を残す。

後半戦は7月22日北海道日本ハムファイターズ戦で球団新記録となる1試合19得点記録したが、打線の不調は変わらないままで、7月30日には田代富雄一軍打撃コーチシーズン途中での辞任を発表。これだけならまだよかったのだが、この辞任劇の際にオーナー三木氏が現場を預けたはずの大久保監督に対し試合前に現場で決めた打撃オーダーをFAXで自身に送らせこれに自ら修正を入れたり、試合中に電話代打・代走の支持を出すといった現場介入をしているという問題が発覚。田代コーチの辞任やチームの不振は監督だけでなく三木氏にも問題があるのではないかというがあがった。

オーナーによる現場介入で起こった嫌な流れを払しょくできなかったのか、チームはずるずると負けを重ねていき、ついには前半戦で連敗を繰り返し、中盤まで不調で監督の休養にまで至っていたオリックスに終盤追いつかれ、10月3日ロッテ戦に敗戦したことで屈辱の2年連続の最下位が決定。

投手では則本が一人ローテーションを守り抜き、2年連続となる最多奪三振を獲得したが、規定投球回に到達したのはこの則本ただ一人。また則本も含め先発の選手は全員が負け越した。
中継ぎも抑えの松井は33セーブを挙げ防御率は0.87と最後まで安定していたが、前半好調だったライナー・クルーズ福山博之武藤らが調子を落としてしまったこともチームには大きくいた。

そして打線は後半戦になり故障で離脱していた選手たちが復帰。9月には全に期待外れと思われていたウィーラーが突如覚醒するといったうれしい誤算もあったが、どの選手が去年以下の打撃成績となり、特に得点強化のために期待されていたペーニャは17本塁打40打点得点打率.189全に期待を裏切る形となった。
チーム得点463はリーグ最下位、またチーム打率.241に至ってはリーグ最低どころか統一級に苦しんだ2011年チーム打率.245をも下回るなど最後まで貧打を解消することが出来なかった。

大久保監督チーム不振の責任を取り辞任を発表。また橋上秀樹ヘッドコーチら一軍の6名のコーチも退任が決定し、後任には星野仙一監督との縁で大阪近鉄バファローズ北海道日本ハムファイターズ優勝させた経験のある梨田昌孝氏が就任した。

新応援歌
選手 No プレイヤー
ギャビー・サンチェス 13359
13359
中川大志 13606
13606
ウィリー・モー・ペーニャ 13484
13484

セントラル・リーグ

東京ヤクルトスワローズ(76勝65敗2分、1位) 監督:真中満

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 28 15 13 0 .536 .238 12 1.94
5月 25 9 15 1 .375 .245 17 4.35
6月 20 11 9 0 .550 .263 19 3.34
7月 21 12 9 0 .571 .307 21 4.62
8月 26 14 12 0 .538 .267 21 3.44
9月 20 13 6 1 .684 .247 16 2.25
10月 3 2 1 0 .667 .228 1 4.20
戦績

巨人FA移籍した相川亮二FA保障で奥村展征を獲得。

大補強のもあり、レギュラーシーズン開幕後は首位に立っていたが、5月に9連敗を喫し最下位に低迷。ロッテから移籍してきた成瀬セ・リーグに来ても飛翔王だった。ウラディミール・バレンティンラスティングス・ミレッジの両外国人野手を故障で欠き、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブからミッチ・デニングを獲得。

セ界大恐慌の中で首位に上がったが、前半戦終了時点で4位だった。

後半戦に入ってからは山田哲人トリプルスリーを達成、雄平が復調、畠山和洋打点王トップウラディミール・バレンティンの復帰など、打線に厚みが増す。巨人阪神広島とAクラスを競う混戦の中で、先にクライマックスシリーズ出場を確定させる。

そして2015年10月2日阪神戦で雄平サヨナラタイムリーを放ち、2-1でサヨナラ勝ちし、14年ぶり7度リーグ優勝を決めた。前年最下位のチームリーグ優勝したのはセ・リーグでは1976年巨人以来39年ぶり、パ・リーグを含めても2001年近鉄以来14年ぶりのことである。また就任1年監督真中満)がリーグ優勝を決めたのは球団史上初。

その後のクライマックスシリーズでは、ファイナルステージに勝ち上がってきた巨人と対戦。初戦は1-4で敗れたが、その後3連勝し、14年ぶりの日本シリーズに出場が決定。相手は福岡ソフトバンクホークスとなった。しかし1勝4敗で日本一はならなかった。敢闘選手賞は3打席連続ホームラン山田が獲得した。

打撃3部門を3選手(打率川端慎吾本塁打山田打点畠山)で制するという打撃の好調さに加え、オーランド・ロマントニー・バーネット、そして昨年オフに獲得した新外国人ローガン・オンドルセクの3人の外国人秋吉亮の4人の中継ぎによってリードした試合を逆転されずに逃げ切ることができるようになったのも大きいだろう。

ちなみに、リーグ優勝タイトル獲得によって、栃木県出身者初のリーグ優勝監督真中岩手県出身者初のタイトル獲得(畠山平成生まれ初のトリプルスリー且つNPB史上初の本塁打王盗塁王の同時獲得(山田という4つのNPB記録を達成した。

新応援歌
選手・監督 No プレイヤー
大引啓次 13279
13279
真中満 13280
13280

読売ジャイアンツ(75勝67敗1分、2位)監督:原辰徳

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 28 16 12 0 .571 .242 11 2.68
5月 26 14 12 0 .538 .239 17 2.54
6月 20 7 13 0 .350 .225 13 3.13
7月 22 12 9 1 .571 .252 22 3.11
8月 26 13 13 0 .500 .245 18 2.49
9月 18 10 8 0 .556 .245 16 2.96
10月 3 3 0 0 1.000 .314 1 2.67
戦績

序盤は波に乗れない戦いが続いたが、ゴールデンウィーク直前から調子を上げ、一時は首位に立つ。しかし、6月5日~7日の対ソフトバンク3連戦で3タテを食らってから失速。この年はセリーグ全球団がボロボロであり4球団がシーズン負け越しというセ界大恐慌となる。後半戦はヤクルト阪神との三つの戦いとなり、シルバーウィーク中に2位に浮上するも首位ヤクルトに1.5ゲーム差及ばず、リーグ4連覇はならなかった。

菅野智之ムエンゴながら入団から3年連続で二桁勝利マークしたほか、新外国人マイルズ・マイコラスが11連勝し13勝、プロ野球史上3人となる来日1年外国人投手の二桁連勝を挙げ、新人では高木勇人堀内恒夫以来球団史上49年ぶりとなる新人投手の開幕5連勝をマークするなど投手の活躍がった。しかし打者がほとんど打率.250前後・チーム打率リーグワーストの打率.243を記録という打底異常事態とするなど前年からの貧打ぶりを善することができなかった。これにより菅野智之防御率1.91にも関わらず負け越した。

クライマックスシリーズではファーストステージ阪神を2勝1敗で退ける。ファイナルステージでは初戦こそ取るが、その後ヤクルトに3連敗し敗退。同ステージでは25イニング連続得点を喫するなどレギュラーシーズン同様の貧打ぶりを露呈した。

10月に所属選手による野球賭博が発覚し、これを受けて福田聡志笠原将生松本竜也期限失格処分となった。詳細は野球賭博を参照

オフ埼玉西武ライオンズ人的補償で移籍していた脇谷亮太FAで復帰、新外国人としてギャレット・ジョーンズ千葉ロッテマリーンズからルイス・クルーズを獲得した。

クライマックスシリーズ敗退直後に原辰徳監督が退任を表明。リーグ優勝7回、日本一3回を記録した通算12年の監督生活ピリオドを打つことになった。後任には高橋由伸を40歳の若さで就任させた。

新応援歌
選手 No プレイヤー
相川亮二 13334
13334
金城龍彦 13335
13335
小林誠司 13333
13333
小山雄輝 13336
13336
高木勇人 13558
13558

阪神タイガース(70勝71敗2分、3位)監督:金本知憲

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 27 13 14 0 .481 .235 11 3.67
5月 25 12 13 0 .480 .222 12 3.96
6月 19 11 7 1 .611 .258 16 3.59
7月 22 12 10 0 .545 .258 16 3.59
8月 25 13 12 0 .520 .277 15 3.48
9月 23 9 13 1 .409 .237 8 2.55
10月 2 0 2 0 .000 .203 0 2.75
戦績
新応援歌
選手・その他 No プレイヤー
チャンステーマ 13243
13243
らの阪神 13244
13244

広島東洋カープ(69勝71敗3分、4位) 監督:緒方孝市

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 25 9 16 0 .360 .237 7 2.28
5月 26 14 12 0 .538 .285 29 3.81
6月 19 9 9 1 .500 .256 19 3.50
7月 20 10 10 0 .500 .256 14 2.92
8月 25 13 12 0 .520 .228 21 2.92
9月 24 12 10 2 .545 .225 11 2.40
10月 4 2 2 0 .500 .178 4 1.66
戦績

昨年3位の実績に加え、黒田博樹新井貴浩復帰、外国人選手の補強などが評価されてか、シーズン開始前に各評論家からは優勝補に挙げられる。しかし、ブラッド・エルドレッドが膝の故障で大きく出遅れ、さらにオープン戦もわずか3勝(7敗2分)に終わるなど、不安要素を抱えつつシーズンが開幕。

開幕のヤクルト戦では2勝1敗で勝ち越してスタートを切るが、直後に7連敗を喫して最下位に低迷する。特に打線の不振は深刻で、特に昨年の打率3割コンビだった丸佳菊池涼介の両名の打率が2割台半ばに低迷、ヘスス・グスマンが開幕直後にケガをして二軍降格するなど、投手は酷いムエンゴに泣かされ続ける。特に昨年の新人王の大瀬良大地は開幕1ヶ以上もがないという悲劇を味わった。
しかし、グスマンのケガの隙に、代打だった新井が一塁のレギュラーに定着すると、新井は勝負強さを発揮して4番打者に定着、本塁打こそ少なかったが、ここ一番の勝負強さを見せつけた。この頃から打線は安定して点を取ることができるようになり、ようやくチーム状態も持ち直した。
投手は当初のクローザーだったでゅあんて・ヒースがおもったより不調であったことから、ヒース中継ぎにまわし、中継ぎだった中崎雄太クローザーに、大瀬良や戸田隆矢先発から中継ぎに回すなどの策をとる。最初の頃こそ大瀬良と中崎の両名は炎上することもあったが、その後試合を重ねるに従い徐々に安定感を増すようになった。特に中崎は8月以降、ほとんど失点しなくなり、大きな成長を遂げた。

交流戦セリーグの球団でソフトバンクに勝ち越したこともあってか、昨年から順位を上げ、9勝9敗の7位(セリーグでは阪神に次ぐ2位)で乗り切る。

交流戦後半から足りない先発を補うために、武内久士今井啓介薮田和樹中村恭平などの二軍で好調だった選手を続々と先発起用するが、藪田巨人相手に初先発勝利を挙げたくらいであまり成功しなかった。
一方、前田健太黒田クリス・ジョンソン福井優也の4人は先発の柱として安定した成績を残し、勝ちを伸ばしていき、最終的に前田黒田ジョンソンの3人が10勝を達成。福井シーズン終盤になかなか勝てず9勝にとどまったが、それでもキャリアハイの成績を残した。
打線新井が後半に成績を落としていく中、エルレッドが昨年のような活躍ぶりを見せつけどうにかAクラス争いに加わり続ける。

最終的にはシーズン終戦に勝てば3年連続のAクラスCSが確定するという試合で敗戦を喫し、3年ぶりのBクラスが確定した。

本年をもって東出輝裕河内貴哉鈴木篠田純平ドラ1選手をはじめとする選手たちが引退した。また、栗原健太自由契約を申し出て退団、テストを経て楽天に移籍。木村昇吾FA宣言し、(紆余曲折はあったものの、)西武へ移籍した。
外国人選手も育成のダニーロ・デヘススを含めてエルレッドジョンソンの二人以外は退団することとなった。
そして以前からMLB挑戦を表明していた前田健太ポスティングシステムを利用してMLBロサンゼルス・ドジャースに移籍。

一方補強面では、ドラフト岡田明丈をはじめ、7選手を獲得。外国人選手では中日を退団したエクトル・ルナをはじめ、4選手を獲得した。

新応援歌
選手・その他 No プレイヤー
會澤翼 13375
13375
田中広輔 13376
13376
ライネル・ロサリオ 13550
13550
グロイングテーマ 13324
13324

中日ドラゴンズ(62勝77敗4分、5位) 監督:谷繁元信

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 30 15 15 0 .500 .242 11 2.68
5月 24 10 14 0 .417 .271 16 3.50
6月 21 7 13 1 .350 .233 12 3.87
7月 19 7 11 1 .389 .260 16 3.22
8月 26 14 12 0 .538 .250 12 3.31
9月 21 8 11 2 .421 .235 5 2.90
10月 2 1 1 0 .500 .254 1 1.06
戦績

4月は15勝15敗で首位争いをしていたが、5月以降は負け越すようになりBクラスに後退。前半戦を最下位で折り返した。
8月は14勝12敗と勝ち越したが順位は浮上することなく、9月2日DeNA戦で3年連続のBクラスが確定。

6月9日ロッテ戦で球団通算5000勝を達成した。

新応援歌

2015年から新たな応援団が活動を開始。リニューアルされた応援歌が大量に発表された。

選手・その他 No プレイヤー
荒木雅博 13251
13251
アンダーソン・エルナンデス 13555
13555
大島洋平 13247
13247
小笠原道大 13255
13255
亀澤恭平 13557
13557
高橋周平 13246
13246
谷繁元信 13030
13030
野本圭 13253
13253
平田良介 13248
13248
福田永将 13556
13556
藤井淳志 13252
13252
松井雅人 13254
13254
森野将彦 13249
13249
和田一浩 13029
13029
チャンステーマ2 13325
13325
チャンステーマ3 13607
13607

横浜DeNAベイスターズ(62勝80敗1分、6位) 監督:中畑清

月別成績
/項 試合 勝率 打率 本塁打 防御率
4月 28 15 13 0 .536 .259 22 3.68
5月 26 16 10 0 .615 .272 17 2.85
6月 19 4 14 1 .222 .230 14 4.53
7月 22 9 13 0 .409 .253 19 5.09
8月 26 10 16 0 .385 .227 19 3.44
9月 20 8 12 0 .400 .252 17 4.19
10月 2 0 2 0 .000 .212 4 5.00
戦績

開幕後にグリエルが来日を拒否し退団したり貯を作ったと思ったら7連敗するという波乱の幕開けとなったが、そこから打線中継ぎが好調になり開幕ダッシュに成功。2007年以来8年ぶりの横浜スタジアム7連勝も達成し、セ・リーグ20勝一番乗り。2014年とは違うベイスターズクライマックスシリーズ出場どころか、優勝を期待させる戦いぶりだった。
ところが悪夢は待っていた。セ・パ交流戦に入ると失速。この年のセ・リーグパ・リーグに大きく負け越したが、中でもベイスターズは10連敗(引き分けを挟むと実に12連敗)を喫し、交流戦は最下位に大きく低迷した。しかしそれでもセ界恐慌か、幸い2位に留まった。前半戦の終盤に勢いを取り戻し、最後のカードとなった首位巨人に連勝し、前半戦を勝率5割の首位で終える。

しかしを見ることが出来たのは前半戦までだった

後半戦はリーグ戦再開2日で4位に転落すると、7月29日に5位に転落。そこから借を積み重ね、8月11日に自優勝が消滅。8月27日には最下位に転落した。9月16日には14年連続負け越しが決定した。
終戦10月3日引き分け以上で5位浮上となる可性があった巨人戦に5-7で敗戦、最下位が確定した。

なお、前半戦首位ターンしたチームが最終で最下位に転落するのは球史初である。

また、最大貯5月16日の11だったのだが、これはセ・リーグ全体で見ても10月3日ヤクルトと並んで最大の貯である。最下位チームリーグ最大の貯を稼いだことがあったという非常にしい事態となった。

打線梶谷隆幸場に失速し前年より成績を落としたが得点打率リーグトップ筒香嘉智も故障で途中離脱するものの結果として前年を上回る成績を残した。オフに補強したホセ・ロペスシーズン通してクリーンナップとして活躍、守備面での貢献度も高かった。
軸以外でも前半戦は日替わりでヒーローが現れ、後半戦は倉本寿彦嶺井博希白崎浩之らが重用された。
投手は昨シーズン 抑えを務めた三上朋也キャンプから離脱(終盤にセットアッパーとして復帰)したが、開幕直前に新人の山崎康晃を急遽守護に抜。これが大当たりし最終的に新人セーブ記録を大幅に上回る37セーブ記録オールスターにもファン投票で選出された。9回のリード時はDeNA応援席からゾンビネーションがこだました。
それに対し先発は昨シーズンチーム最多勝久保康友は隔年不調に陥り、ギジェルモ・モスコーソは序盤は安定感があったが怪をして以降別人の様な不安定さを露呈。
シーズン開始前に沢村賞標にあげた山口俊は一時期奪三振トップに踊り出るも四球死球をも連発し1年前の状態に逆戻り。井納翔一は毎回イニングを稼ぐ投を魅せるものの相手のエース級にぶつかる事が多くムエンゴと、ローテーションの柱とされた投手が軒並み大崩壊し規定投球回到達者なしという有様。高崎健太郎二軍降格者も続出し、結局41歳であった三浦大輔ローテーションを守らなければならない事態になってしまった。
ドラフト2位石田健大、昨年の育成ドラフト1位砂田毅樹の両若手左腕が、後半戦にローテーションに定着した点が収穫だった。
また、この年は守備のエラー、とりわけ捕手の後逸投手の暴投もだが)が立った。
投手コントロールミス黒羽根ら捕手の技術不足が第一だが、被本塁打の多さから外低め中心の配球を取ったため、余計に投手が投げ難くなったのが原因とも言われる。

シーズン後半の失速、最下位の責任を取り中監督はこのシーズンを持って辞任。後任はアレックス・ラミレスロバート・ローズ原辰徳トレイ・ヒルマン等様々な名前が挙がったが最終的にアレックス・ラミレスに落ち着いた。
また、高橋尚成加藤政義らが結果を残せず引退多村仁志アーロム・バルディリス自由契約大田阿斗里東野峻岡島秀樹加賀美希昇らが戦外となった。補強では久保裕也(元巨人)、根尚(元ソフトバンク)を獲得した。

新応援歌
選手 No プレイヤー
井出太郎 13286
13286
乙坂智 13701
13701
ルルデスグリエルJr. 13285
13285
倉本寿彦 13699
13699
桑原将志 13287
13287
ホセ・ロペス 13288
13288
柳田殖生 13289
13289

競技結果

順位

パシフィック・リーグ
















1 ソフトバンク ソフトバンク 90 49 4 .647 -
2 日本ハム 日本ハム 79 62 2 .560 12.0
3 ロッテ ロッテ 73 69 1 .514 6.5
4 西武 西武 69 69 5 .500 2.0
5 オリックス オリックス 61 80 2 .433 9.5
6 楽天 楽天 57 83 3 .407 3.5
セントラル・リーグ
















1 ヤクルト ヤクルト 76 65 2 539 -
2 巨人 巨人 75 67 1 .528 1.5
3 阪神 阪神 70 71 2 .496 4.5
4 広島 広島 69 71 3 .493 0.5
5 中日 中日 62 77 4 .446 6.5
6 DeNA DeNA 62 80 1 .437 1.5

タイトル

野手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
首位打者 川端慎吾 ヤクルト .336 柳田悠岐 ソフトバンク .339
最多本塁打 山田哲人 ヤクルト 38 中村剛也 西武 37
最多打点 畠山和洋 ヤクルト 105 中村剛也 西武 124
最多安打 川端慎吾 ヤクルト 195 秋山翔吾 西武 216
最多盗塁 山田哲人 ヤクルト 34 中島卓也 日本ハム 34
最高出塁率 山田哲人 ヤクルト .416 柳田悠岐 ソフトバンク .469

投手

タイトル セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 成績 選手名 球団 成績
最優秀防御率 クリス・ジョンソン 広島 1.85 大谷翔平 日本ハム 2.24
最多勝利 前田健太 広島 15 大谷翔平

涌井秀章
日本ハム

ロッテ
15
最多奪三振 藤浪晋太郎 阪神 221 則本昂大 楽天 215
最高勝率 マイルズ・マイコラス 巨人 .813 大谷翔平 日本ハム .750
最優秀中継ぎ投手 福原忍 阪神 39 増田達至 西武 42
最多セーブ投手 トニー・バーネット

呉昇桓
ヤクルト

阪神
41 デニス・サファテ ソフトバンク 41

表彰

ベストナイン

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 前田健太 広島 大谷翔平 日本ハム
捕手 中村悠平 ヤクルト 炭谷銀仁朗 西武
一塁手 畠山和洋 ヤクルト 中田翔 日本ハム
二塁手 山田哲人 ヤクルト 田中賢介 日本ハム
三塁手 川端慎吾 ヤクルト 中村剛也 西武
遊撃手 鳥谷敬 阪神 中島卓也 日本ハム
外野手 鈴木誠也 広島 秋山翔吾 西武
近本光司 阪神 柳田悠岐 ソフトバンク
塩見泰隆 ヤクルト 清田 ロッテ
指名打者 - 李大浩 ソフトバンク

ゴールデングラブ賞

年度 セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
選手名 球団 選手名 球団
投手 前田健太 広島 涌井秀章 ロッテ
捕手 中村悠平 ヤクルト 炭谷銀仁朗 西武
一塁手 畠山和洋 ヤクルト 中田翔 日本ハム
二塁手 菊池涼介 広島 ルイス・クルーズ ロッテ
三塁手 川端慎吾 ヤクルト 松田宣浩 ソフトバンク
遊撃手 鳥谷敬 阪神 今宮健太 ソフトバンク
外野手 大島洋平 中日 秋山翔吾 西武
福留孝介 阪神 柳田悠岐 ソフトバンク
丸佳浩 広島 清田 ロッテ

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関連項目

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2020年代 プロ野球2020 プロ野球2021 プロ野球2022

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プロ野球2015

1 ななしのよっしん
2017/06/15(木) 22:41:35 ID: vV9L1oq9tQ
チーム監督が間違っているのでは?

楽天 大久保広島 緒方ヤクルト 真中

あえてそうしているのか、なにかのネタだったら申し訳ない。
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