ヘヤビジョン単語

ヘヤビジョン

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ヘヤビジョンとは、多層レイヤーの映像を複数のプロジェクターから複数の透過スクリーン及び壁面に投影し、立体的視覚効果を生み出す装置（部屋）である。

概要

「日本おもちゃ大賞2014」イノベイティブ・トイ部門大賞を受賞した「ハコビジョン」がバンダイから発売されると、「せっかくなので、さらにもっともっと飛び出してもらいたい」と、部屋全体を投影装置とし、その中に入ることができるようにしたものがヘヤビジョンである。
一番の特徴は、単純に1枚のスクリーンに投影するのではなく、多層レイヤーの投影画像を複数重ねることにより立体感を高めたことある。

透過スクリーンによる投影自体は目新しい技術ではないが、プロジェクターが入手しやすくなったことによりプライベートライブが手軽に楽しめるようになった。
透過スクリーン素材についても設置場所の状況に応じてアミッドスクリーンやポリッドスクリーン、塩化ビニール板など安価に入手できる材料を用いることも可能である。

さらに、透過スクリーン設営において枠を使わない、プロジェクター光源が視点に入らないよう下から上方向に向けて投影する、投影対象の接地感を出す、背景画像や影・映像効果などの工夫により現実感を持たせることができる。
派生系としてペッパーズ・ゴーストを利用したダンボール製のダンボール箱ビジョンもある。
なお、平面の透過スクリーンの投影像から立体的な視覚効果を演出しているため、厳密な意味のホログラムではなく、擬似ホログラムである。