厩務員試験で「ダービートレーナーになりたい」って言ったら怒られた…
実際にやり遂げた人だって居るのに…
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ヘルシェイク(Hell Shake)とは、2020年生まれの日本の競走馬。鹿毛の牡馬。
概要
父ホッコータルマエ、母ピサノマイセン、母父*マイニングという血統。
父は2010年代半ばのダート戦線でコパノリッキーと2強時代を築き、当時の最多記録となるGⅠ級10勝を挙げたダート馬。種牡馬としても初年度から地方向けダート種牡馬として堅実な結果を出しており、ヘルシェイクは3世代目の産駒である。
母は11戦未勝利。近親にも半姉に交流重賞で2着2回のスターセレッソがいる程度。
母父はアメリカで7戦6勝、G1ヴォスバーグSの勝ち馬。種牡馬としてはアメリカでG1馬が1頭、輸入された日本では交流重賞馬が1頭と全然パッとしなかったが、アメリカで輩出した唯一のG1馬*ローミンレイチェルが日本に輸入され、母としてゼンノロブロイを生んだ。
2020年5月2日、新ひだか町の金舛牧場で誕生。同じ牧場の生産馬に、2022年の関東オークスなど交流重賞4勝(2023年5月現在)を挙げているグランブリッジがいる。
2021年の北海道サマーセールにて、520万円(税抜。税込572万円)で落札された。オーナーはリフレイムなどを所有する、育成牧場「山口ステーブル」の代表・山口裕介。
感動ドキュメンタリー ヘルシェイク矢野貴之
3歳
オーナーの山口ステーブルで育成されたヘルシェイク。動きは良かったらしいが、ソエ(管骨骨膜炎)と深管骨瘤に悩まされて、デビューまではやや時間がかかってしまった。
川崎競馬場の高月賢一厩舎に入厩し、鞍上にはオーナーの熱望により大井の矢野貴之騎手を迎えたヘルシェイクは、3歳となった2023年1月6日、ダート1400mの新馬戦でようやくデビュー。いち地方馬のデビュー戦にもかかわらずなぜかヘルシェイク矢野貴之のことを考える人が多く、単勝1.3倍という圧倒的1番人気に支持される。
7頭立てのレースを後方から進めたが、故障の影響でまだ仕上がりも緩く、砂を被ってレースに集中力を欠く様子を見せ、前残りの先行勢に離された4着に敗れた。
2戦目は2月3日の同じく1400m戦。追い切りから新たに黒いシャドーロールを着用して臨んだ。同じ新馬戦で戦ったチャチャマルレディが2.6倍の1番人気で、ヘルシェイク矢野貴之はそれと分け合って2.8倍の2番人気。
今度は好スタートからハナを切って逃げるレースを選択。先頭のまま直線に入って矢野騎手の鞭が飛ぶと、地獄を揺さぶるようなピッチ走法で力強く加速したヘルシェイク矢野貴之は後続を突き放し、5馬身差の圧勝で初勝利を飾った。
3戦目は2月27日の1500m戦・河原鶸特別。前走の強い勝ち方もあってか、今回もヘルシェイク矢野貴之のことを考える人が多かったようで1.9倍の1番人気に支持される。内目の3枠3番からダッシュをつけてハナを切ると速いペースで引っぱっていき、直線では後続を突き放して2馬身半差で完勝。テンションしてる強い内容で連勝である。
4戦目は4月5日の重賞・クラウンカップ(南関東SⅢ)に登録したが、あえなく賞金不足で除外。翌6日、1600m戦の頬白特別に回った。今回も1.4倍の1番人気に支持されたヘルシェイク矢野貴之は3枠4番からスタート。控える競馬の予定だったが、逃げると見られた隣の馬が内に切れ込んだためそのままハナを切る。速めのペースでレースを引っぱると、直線では後続を突き放し、外からポッドゲイン森、さらにコスモマルーン本田が追いかけてきたが寄せ付けず、2馬身差で逃げ切った。
3連勝で乗りこんだのは、初の重賞となる5月3日の東京湾カップ(南関東SⅡ、船橋1700m)。2着までに東京ダービーの優先出走権が与えられるトライアルである。相変わらずみんながヘルシェイク矢野貴之のことを考えたために前売りではなんと1番人気。最終的には4番人気に落ち着いたが、人気が割れる中で単勝5.5倍の支持を受ける。
今回も1枠1番から押して逃げを打ったヘルシェイク矢野貴之だったが、チェルカトローヴァ木間塚が競り掛けてきて、この2頭で競り合った結果、900m通過が例年56秒~58秒台のところを54秒7という地獄のような超ハイペースの流れになる。さすがにこのペースでは保たず、4コーナーで捕まって失速しあえなく11着に敗れた。
なおレースは2番人気ハセノゴールドが競走中止に加え、この超ハイペースで先行勢が総崩れ、後方待機していた人気薄の3頭で決着し、9番人気-8番人気-11番人気で三連単163万2820円の大波乱。結果として自身は大敗したがヘルシェイク矢野貴之の逃げが船橋競馬場を大いに揺さぶった。
6戦目は5月15日の川崎・1600m戦の不如帰特別。頬白特別で戦ったポッドゲイン森との再戦ともなったりしつつ、今回は大外の8枠13番、斤量もトップタイの57kgながら2.2倍の1番人気。
スタートからダッシュをつけてハナを奪うとすぐに内に切れ込み、マイペースでレースを引っぱったヘルシェイク矢野貴之は、直線でも後続を寄せ付けず1馬身半差で悠々と逃げ切り勝ち。4勝目を挙げた。
この後は一旦休養に入るとのことで、無理に東京ダービーは目指さない模様。
憧れの舞台、東京・ビッグ井競馬場でのビッグレースへの参戦は今のところまだ遠くにある夢だが、デビュー戦からTwitterのトレンドに上がるなど、なぜかみんなが考えているヘルシェイク矢野貴之の感動ドキュメンタリーはまだまだ始まったばかりである。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/katsumaruclub/status/1621349252340514816
余談
ちなみにマグマミキサーという馬は既にいた。2016年生まれ、タイムパラドックス産駒の青森産馬で、中央時代の馬主はヘルシェイクと同じ山口オーナーである。
マグマミキサーは2018年に中央でデビューし、2戦0勝で地方に移籍したが、地方でも結局勝利できず38戦0勝で引退した。また、村田姓の騎手は中央に村田一誠騎手がいたが、残念ながらマグマミキサーに騎乗することはなかった。
マグマミキサーは2020年を最後にレースに出ていないが、地方競馬登録が抹消されたのは2022年なので、競走馬の命名規則に従うと、次にマグマミキサーの馬名が使用可能になるのは2027年。村田一誠騎手は2020年に引退し現在は調教師となっており、村田姓の現役騎手は2023年現在、中央にも地方にも在籍していない。今後マグマミキサー村田騎手は実現するだろうか。
血統表
ホッコータルマエ 2009 鹿毛 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
*マンファス | *ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
マダムチェロキー 2001 鹿毛 |
Cherokee Run | Runaway Groom | |
Cherokee Dame | |||
*アンフォイルド | Unbridled | ||
Bold Foil | |||
ピサノマイセン 1999 栗毛 FNo.A-11 |
*マイニング 1984 栗毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
I Pass | Buckpasser | ||
Impish | |||
ユニバーサルダイナ 1982 栗毛 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
*リンデンプリンセス | Prince John | ||
Linden Heights |
クロス:Mr. Prospector 4×3(18.75%)
関連動画
関連リンク
関連項目
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O
。
ねぇ!!聞いてる!?
ごめん、ヘルシェイクと矢野貴之の事考えてた。
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