ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (Georg Friedrich Händel, 1685年2月23日 - 1759年) とは、ドイツの作曲家である。J.S.バッハが「音楽の父」と呼ばれるのに対し、ヘンデルは「音楽の母」と呼ばれる。英語読みのジョージ・フリデリック・ハンデルと呼ばれることもある。
よくまちがわれるが、お菓子の家に行くのはヘンデルではなくヘンゼルである。
概要
バロック音楽の大家で器楽音楽、声楽、オラトリオ、オペラなどほとんどのジャンルに曲を残しているが、活動の中心は劇場にあった。
1685年にドイツ・ハレに生まれる。1703年にハンブルクでヴァイオリニストになり、当地でオペラを学ぶ。イタリアに渡りさらにオペラを学び、オペラ作曲家として成功を収める。1710年にハノーファーの宮廷楽長になるが、イギリスで過ごすことが多くなり、1727年にはイギリスに帰化している。ハノーファーを留守にすることが多くなったためハノーファー選帝侯との仲が悪くなるが、ハノーファー選帝侯がジョージ1世としてイギリス王となった後、水上の音楽を献呈することで仲直りした、という逸話があるが、実は作り話で、仲は悪くなっていない。ロンドンの中心的なオペラ作家として活躍するが、イタリア・オペラの興行成績が落ちてからは英語によるオラトリオに重心を移し、1743年からはオラトリオに専念する。1750年代にはいると視力を失って作曲ができなくなったが、演奏は続けた。1759年ロンドンで死去。
代表曲
- オラトリオ「メサイア」 HWV56
- オラトリオ「マカベウスのユダ」HWV63
- 見よ、勇者は帰る
- オラトリオ「ソロモン」HWV67
- オペラ「リナルド」HWV7
- 私を泣かせてください(Lascia ch'io pianga)
- オペラ「ジュリアス・シーザー」HWV17
- オペラ「セルセ」HWV40
- ジョージ2世の戴冠式アンセム HWV258-261
- 司祭ザドク HWV258 (UEFAチャンピオンズリーグ賛歌の原曲)
- 王宮の花火の音楽 HWV351
- 水上の音楽 HWV348-350
- ハープ協奏曲変ロ長調 HWV294a
- クラヴサン組曲集
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オペラ「リナルド」序曲 |
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オラトリオ「メサイア」より ハレルヤ・コーラス |
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関連項目
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