ベリアルとは、悪魔の一柱である。
名前の知名度の高さから、創作物で魔王や魔族といった名前に用いられることも多い(以下曖昧さ回避)
- ドラゴンクエストに登場するモンスター→ベリアル(ドラゴンクエスト)
- 女神転生シリーズに登場する悪魔
- デビルメイクライシリーズに登場する悪魔
- フルメタル・パニック!に登場するAS(ロボット)
- ウルトラマンシリーズに登場する悪のウルトラマン→ウルトラマンベリアル
- イナズマイレブンに登場するキャラクター
- エミルクロニクルオンライン(ECO)に登場するドミニオン族のノンプレイヤーキャラクター
- トライピースに登場するキャラクター
- GS美神の登場人物小笠原エミが15歳の頃に使役していた悪魔
- パズル&ドラゴンズに登場するモンスター
- デジタルモンスターに登場するデジモン
- 天使禁猟区に登場する悪魔
- ゲゲゲの鬼太郎に登場する悪魔
- マギに登場する魔神(ジン)
- パロディウスシリーズに登場する黄色いタコ
- ヤダモンに登場する魔女
- 七つの大罪の登場人物
- サガ3時空の覇者に登場する神
- 『グランブルーファンタジー』の登場キャラクター
- 戦闘員、派遣します!に登場するキャラクター
概要
著名な悪魔の一柱であり、サタン、アバドン、ベルゼブブ同様聖書に名前のある存在である。旧約聖書『サムエル記 上』に出てくるヘブライ語の「無価値なもの」を意味する一般名詞が次第に悪魔の固有名詞とされたものである。死海文書の『戦いの書』、『感謝の詩編』などではベリアル率いる軍勢が、光の子に滅ぼされるとされ、キリスト教圏における悪魔的存在の起源であるマステマとも関連付けられている。
悪魔学では地獄の法学者とされるが、これは新約聖書『コリント人への第2の手紙』が元ネタであるそうだ。中世に刊行された『ベリアルの書』では、地獄の秩序に干渉したイエス・キリストを告発し、敗訴したものの裁きの日に地獄に落ちたものを自由にする権利を得ている。またミルトンの『失楽園』では放蕩のメタファーとして用いられ、近世においてもなおベリアルは悪魔の象徴であったようだ。
アレイスター・クロウリーによる『ソロモンの小さな鍵』においては80の軍団を従える、ソロモン72柱の第68位の悪魔とされる。ルシファーの次に創造された存在であり、贈り物や地位、友人や敵の好意を与える能力を持つされる。しかしそのためにはベリアルに供物を用意する必要があり、しかも効果は1時間程度という扱いづらい存在である。
『ソロモンの小さな鍵』の元ネタである『悪魔の偽王国』では、ルシファーの直後に想像された、ミカエルらの前を行く存在であり、一番初めに堕天し、堕天使たちの先頭を行ったとされる。この記述はさらに新約聖書偽典『聖バルマトロイの福音書』を元ネタにしていると考えられる。
他にも魔術書『術師アブラメリンの聖なる魔術の書』ではルシファー、レビヤタン、サタンとともに4人の上位君主の一柱とされている。
関連項目
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