ベリオロスとは、モンスターハンターに登場する飛竜種のモンスターである。モンスターハンター3から登場。通常種は別名“氷牙竜”。亜種は別名"風牙竜"。
名前の由来はベル(ロシア語で白)+バリオス(ギリシャ神話でアキレスの所有した不死馬のうちの一頭)からだと思われる。英名はバリオスをイメージした、Bariothになっている。
概要
飛竜種 | |
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ベリオロス |
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別名 | |
通常種 | 氷牙竜 |
亜種 | 風牙竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
近縁種であるナルガクルガと同じ骨格の飛竜で、ナルガクルガとは対照的な真っ白な体色、サーベルタイガーのような琥珀色の長い二本の牙、そして全身の至る所に生えた鋭いスパイクが特徴。
生息地は凍土。肉食で、主にポポを食べている。翼や尻尾に生えたスパイクのような棘を巧みに使い氷の上を自在に駆ける。
外見上の最大の特徴である大きな二本の牙を武器とし、華麗な跳躍で瞬く間に獲物を狩り倒す様は、見る者に感動すら覚えさせるという。
ナルガクルガ骨格の飛竜であるが、実際の攻撃方法はかなり違うので別物と考えた方がいい。
ブレスは氷属性であり当然雪だるま状態になってしまうので、オンで消散剤を忘れてきた仲間がいたらぜひけってあげよう。
ベリオロスはティガレックスなどより翼を使う場面をよく見かける。エリア移動をした後同じエリアにハンターがいると三角跳びで着地と同時に攻撃をしてくる。
この「ブレス」と「飛ぶ」という要素が加わったことによりモーションは使い回しだが、狩りではかなり戦い方を変える必要がある。また減気耐性が非常に低く、ハンマーや狩猟笛が相性抜群である。
MH3ではナルガクルガのような連続飛び掛り回転攻撃などを無モーションで繰り出し、ナルガクルガより遅いモーションで繰り出してくるので攻撃を避わし難かった。他にも怒り時になると隙のとダメージの少ない攻撃を連発してきたりと、まさに凍土最強ともいえる実力者だった。
しかしMHP3でナルガクルガとの差別化として前述のモーションを削られ大幅に弱体化。
新しく習得したデュラガウアのようなタックルは隙が大きく簡単に避わすことが出来る。ただし最大金冠クラスになると少々避わし難い。
MHXXで復活。雪山と氷海に出没する。
密かにアイコンもMHP3/MH3Gのものから変更されている。
亜種
MHP3から亜種が登場。こちらは砂色で、砂原に生息している。
亜種のブレスは竜巻を起こす。この竜巻の原理は亜種が吐く冷たい空気と砂漠の暖かい空気がぶつかり、その温度差の影響で竜巻が停滞するとのこと。またその竜巻を利用して攻撃してくる。
MHP3では通常種が大幅弱体化されたこともあり、亜種の方が強いと感じる人の方が多いようだ。
氷刃佩くベリオロス
MHW:Iでは亜種は登場しないが、その代わりに通常種に対する特殊個体として「氷刃佩くベリオロス」が登場する。
全身を氷の結晶が覆っており、ベリオロスの特長とも言える牙が文字通りの「氷の牙」になっている。
MHF-G
発表当時、メインシリーズであるMHXのPVに一切出演がないことからメインシリーズの復活が絶望視されていた中で、2015年11月にMHF-GのG9アップデートで遷悠種枠として輸入されることが発表された。G9のPVでは極海に登場していたがファミ通やプレビューサイトのスクリーンショットによると雪山にも出没することが予想されており、実際にその通りとなった。
MHFにではMHG-G(G1)でベリオロスをベースとして実装されたモンスターヒュジキキがおり、誰もが思ってもいなかった後輩との共演がようやく実現することになった。MHF側から見ると先輩だが
またシーズン8.0(2010)で登場したデュラガウアとも骨格やタックル攻撃が酷似していたり、氷の竜巻を使うという点で共通しておりなにかと縁の深いモンスターといえる。
運営によるとイビルジョーのときの反省点を活かしてバリバリ魔改造をしまくったらしく、G1時代に多くのハンターを苦しめたヒュジキキを圧倒的に上回るインフレ戦闘力を持っている。HR帯でも竜巻を四方八方に飛ばす技やその場で一回転して雪を巻き上げる技を使ってくるため油断はできない。
G級になると更に魔改造に磨きがかかり、ジンオウガやブラキディオスの通称「ニフラム」を彷彿とさせる脅威の4連続打ち上げ即死コンボ(上記のデュラガウア辺りからの定番だが、根性などを貫通する)も持っている。幸いニフラムのように触れたら即死というわけではないが、ジンオウガたちと違い体力に関係なく連発するためかなり厄介であった。
またMH3~MH3Gでは棘を壊すとスリップして弱体化するというギミックがありそれも再現されているのだが、実装当初は棘(翼)の破壊判定が非常にシビアで翼の黒い先の箇所しかなかった。
そのため破壊して弱体化させるのは至難の技であり、状態異常と罠耐性が高い上に怯み値計算が特殊なG級はもちろん、HR帯ですらきちんと考えて攻撃しないと破壊はできなかったが、後述のように修正されることとなった。
イビルジョーを除く遷悠種同様にMHFとしてのアレンジが効いており基本的な部分は好評だったのだが、即死コンボの大技連発と棘破壊の難しさには辛口な評価が多くあがっており、運営が改めて調整しなおすと要望対応状況で告知した。
そして、実際に2016年1月13日のメンテ明け後は即死コンボの頻度が減少し、翼の破壊判定を他シリーズ同様にするという形に調整された。
ヒョウガ
外伝作品のMHSTやMHST2でもベリオロスは登場する。
その中でも通常種はアユリアのオトモンとして登場しており、アユリアに「ヒョウガ」と名付けられている。これに伴ってかアユリアとヒョウガのamiiboもある。
MHST2ではアユリアとヒョウガの関係が掘り下げられており、ストーリー中でアユリアの故郷「クアン村」を拠点とする間にアユリアからヒョウガとの出会いについて話を聞く事が出来る。
もちろん、ヒョウガ以外の個体もちゃんと登場しており、通常種も亜種もオトモンにすることが出来る。
尤も、通常種がヒョウガのおかげで目立つ一方、亜種はほとんど目立たなくなってしまっているが…。
MHXXで通常種に使われているアイコンは実はMHSTのものが出典で、亜種も合わせてアイコンが新調されている。
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関連項目
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