ベルマーク(ベルマーク運動)とは、PTA三大苦行の一つ教育支援・設備援助を目的とした、教育団体・企業・ベルマーク財団の協力で成り立つ社会支援活動である。
ベルマークの概要
ベルマークは商品のパッケージ等に印刷されているベルの形をした点数券である。
ベルマークには企業を表すナンバーと、商品に応じた点数が記載されており、これを切り取って提出する。
それぞれの企業ごとに点数を計算する必要があるため
提出時にはナンバー別に分ける必要がある(一纏めにすると、後々集計が大変になってしまう)
ベルマーク財団の活動
1960年に教育設備助成会(のちにベルマーク教育助成財団に改称)として設立する。
当初は「僻地の学校の教育設備を充実して欲しい」との声を受けて発足した組織だが、現在の支援先は
と、多岐にわたる。また設備以外にも、体験学習や講習会といったソフト面の支援も行われている。
参加する団体・企業
参加対象となる団体は学校組織(PTA等)であり、個人や企業は直接参加(備品購入)することはできない
ただし、参加団体にベルマークを寄付することで、間接的な支援活動は可能である。
協賛会社は参加費を払うことでベルマークを発行する権利を持つ
協力会社は参加費を払うことで、自社製品を参加団体に販売する権利を持つ
参加企業には自社のイメージアップや地域ごとのマーケティングリサーチができる等のメリットがある
ベルマーク運動のおおまかな流れ
- 協賛会社が自社の製品にベルマークを発行し販売。各家庭がそれを購入する
- 各家庭でベルマークのめんどくさい切り取り・分別を行い、所属する団体に提出する
- 各団体でベルマークのめんどくさい整理・計算を行い、ベルマーク財団に送付する
- ベルマーク財団は送られてきたベルマークの点数に応じた金額を、各団体の口座に預金する(費用は協賛会社が負担)
- 各団体は預金を使って、カタログに記載された協力会社の販売する備品を購入する(購入できるのは協力会社の製品のみ)
- 協力会社は売上金の一割をベルマーク財団に割り戻す
現状の問題点
近年は少子化によって活動規模自体が縮小傾向である
また、ベルマークを回収する作業が未だアナログであり、非常に時間と手間がかかる。
共働き世帯がこの長時間拘束されることをためらうことで、PTAへの参加の妨げの一因になってしまっている。
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関連項目
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