曖昧さ回避
ベン・ジョンソンとは、
- カナダの元陸上競技者(短距離)、元世界記録保持者(剥奪)である。薬物使用によって陸上競技の表舞台から姿を消した。本稿で記述する。
- 17世紀、英国で活躍した劇作家・詩人。シェイクスピアと同時代の人。
- 1.と2.を元ネタにしているライトノベル「境界線上のホライゾン」の登場人物。
概要
ベン・ジョンソンはジャマイカ出身でカナダ国籍の元陸上競技者である。
筋肉の塊と形容される体躯とロケットスタートと呼ばれる驚異的なスタートが特徴。
スタートの一歩が異常だとわかる映像が今日でも残されている。
84年ロサンゼルスオリンピックに出場、銅メダルを獲得している。この翌年頃から急に記録が上昇したといわれている。
87年に100mで9秒83の世界記録を樹立する。
88年ソウルオリンピックでは当時の世界記録9秒79を記録し、カール・ルイスを破り優勝する。
しかしその直後、ドーピング検査によりステロイドの使用が発覚。
金メダルは剥奪されたが、この記録は人類で初めて9秒7台に入った記録であった。
その後出場停止処分明けのバルセロナオリンピックに出場するが、そこでも薬物検査に引っかかり陸上界から永久追放されてしまう。
日本との関わり
- 当時アシックスのスパイクを使用しアシックスが総力を挙げて彼のスパイク製作に取り組んでいたといわれている。
- 日本のCMにも出演したが88年のドーピング発覚ですべて取りやめになった。
- その後、日本のテレビ番組にちょくちょく出演している。
- 金の亡者としてネタにされている事が多い。
- また、48歳になり、体重も100kgを超え往年の面影の無い姿でも100mを11秒50で走っている。
- トリビアの泉では、彼がスリ少女を全力で追いかけたにもかかわらず取り逃がしたという逸話が放送されている。
関連動画
関連項目
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