ペイルムーンとは、TCG・カードファイト!! ヴァンガードのクラン(組織)の1つである。
その他の「ペイルムーン」はこちらから→Pale Moon
概要
ダーク・ゾーン所属のサーカス団。
団員の魔族、エルフ、ゴブリンの他に自動人形、猛獣を擁する。
ソウル(コストの一種)と場を行き来する能力により場面の展開や連続攻撃を行う、ヴァンガードの中でも特にトリッキーなクラン。
初期はソウルとリアガードの往復による連続攻撃が推されていたが、後にソウルからのスペリオルコール自体を主要ギミックとする型も登場し、現在は両者がともに主流となっている。
問題はソウルの質の確保であり、名称を用いない場合若干不安定さが強調されてしまうのが難点。
収録時期の関係上、カードプールはリミットブレイクと超越に寄っており、双闘は僅か1種しか存在しない。
無印「ヴァンガード」では鳴海アサカが、「ヴァンガードG」ではラミーラビリンスの弓月ルーナがそれぞれ使用。
初期から出番があり、一定時期まで強化され続けていた人気クランである。
各期におけるペイルムーン
1期
第3弾「魔侯襲来」にて初登場。
後にデッキの軸となる《ナイトメアドール ありす》が既にこの弾で登場している。
1期に登場したカードは先述の通り、ソウルとリアガードの往復による連続攻撃が主流。
2期
第7弾「獣王爆進」と第9弾「竜騎激突」に収録。
特に前者は強力な《パープル・トラピージスト》の再録に加え、後のデッキの軸となる《銀の茨の竜使い ルキエ》の登場と、後の躍進の基礎ががっちりと固まる。
「銀の茨」の基礎が、先述の「ソウルからのスペリオルコールギミック」である。
3期
第12弾「黒輪縛鎖」と第15弾「無限転生」に収録。
前者で先のルキエを中心とした「銀の茨」が名称デッキとして生まれ変わる。切り札《銀の茨の竜女帝 ルキエ “Я”》が安定して高い性能を発揮していたのもあり、名称によりソウルを潤沢にすることができることもあり、なんとファイターズロード2013一般部門で並み居る強豪を下し優勝を果たしてしまう。
4期~5期
今まで強化され続けてきたが、4期以降は突如レギュラーパック未収録が続いてしまう。
性能が高いと判断されたか、アニメの出番の都合なのか・・・とにかくこの弾に未収録なのは非常に痛く、双闘環境に大きく乗り遅れてしまうことになる。
6期
しかし、6期開始とともに一気に復権を果たす。
トライアルデッキの登場、同日発売のブースターパックG5弾「月煌竜牙」への収録により一斉に強化され、新規ペイルムーンを構築しやすくなっている。
1ターン限定でソウルのユニットを呼び出す能力の総称たるキーワード「奇術(マギア)」が今期より登場している。
デッキの基本軸
ナイトメアドール/ワーカロイド
両方の指定があるが、ともにGユニット《深淵のナイトメアドール べあとりくす》による指定。
ペイルムーンのG3ワーカロイドは全てナイトメアドールである。
ソウルからのスペリオルコールによる疑似スタンドを主軸としている。
リアガードで効果を発揮する《ナイトメアドール ありす》の指定サポートカードが多く、1ターン中延々とありすを疑似スタンドにより動かし続けることも可能。
獣使い(ビーストテイマー)
ヴァンガードはカード名指定にルビを考慮しない為指定が分かれているが、双方ともに「ビーストテイマー」と読む。
リミットブレイク対応の《バニークイーン・ビーストテイマー》でのみ指定されている名称だが、ソウルに特定カードを要求する《クリムゾン・ビーストテイマー》と《ターコイズ・ビーストテイマー》の繋がりや、種族「キメラ」を呼び出す《ゴールデン・ビーストテイマー》など、ユニット同士で関係が繋がっている個性的なビーストテイマーが多い。
ペイルムーン唯一の双闘《クラッキング・ビーストテイマー》も所属している。
ちなみに、「獣使い」は後述の「銀の茨」に見られるビーストテイマーであるため、それ自体は「ルキエ」サポートが多く組みこみづらい。
銀の茨(シルバーソーン)
千年の時を生きたエルフ「ルキエ」を中心とし、その従僕で固められたデッキ。その「ルキエ」を内部名称としており、クロスライド2種、Gユニット1種と多彩で豊富な戦術がとれる。
ルキエの登場自体は第2期に登場した《銀の茨の竜使い ルキエ》が初出であるが、名称成立は第3期より。アニメでは名称成立前から鳴海アサカが使用しており、第3期では名称で固めたデッキとなっている。
《銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ》以降はルキエ側も「銀の茨」名称を指定しており、「銀の茨」名称を重視するか否かで構築が分かれる。
基本的に戦略はソウルからスペリオルコールすることで戦力を充填する戦い方である。
《銀の茨の竜女帝 ルキエ “Я”》を主軸とした戦略が当時の環境で優れており、第3期に開催された全国大会で見事優勝を勝ち取っている。
奇術(マギア)
ソウルからユニットを呼び出し、そのユニットがエンドフェイズにソウルに戻る共通の動きをキーワードで括った「奇術(マギア)」を中心としたデッキ。
ソウルを充実させる下準備こそあるが、一度回転すれば少ない手札で多くの攻撃回数を稼ぐことが可能。また、相手ターンではユニットが少なくなるため、退却・呪縛効果やリアガードを狙ったアタックにより戦術が瓦解する危険性が少ないが、なるかみの名称「デトニクス」やリンクジョーカーの《滅星輝兵 カオスユニバース》など、空いたリアガードサークルを利用される戦術は天敵である。
名称「ハリー」を持ち、所属ユニット全てが「奇術」を持つため、実質的に「奇術」デッキとなる。アニメ「ヴァンガードG」では弓月ルーナがこの「ハリー」を中心としたデッキを使用している。
関連項目
- カードファイト!! ヴァンガード
- カードファイト!! ヴァンガードのユニット一覧
《ユナイテッド・サンクチュアリ》
ロイヤルパラディン/オラクルシンクタンク/シャドウパラディン/ゴールドパラディン/エンジェルフェザー/ジェネシス(カードファイト!! ヴァンガード)
《ドラゴン・エンパイア》
かげろう(カードファイト!! ヴァンガード)/たちかぜ(カードファイト!! ヴァンガード)/ぬばたま/むらくも(カードファイト!! ヴァンガード)/なるかみ
《スター・ゲート》
ノヴァグラップラー/ディメンジョンポリス/エトランジェ/リンクジョーカー
《ダーク・ゾーン》
ダークイレギュラーズ/スパイクブラザーズ/ペイルムーン/ギアクロニクル
《メガラニカ》
グランブルー/バミューダ△/アクアフォース
《ズー》
メガコロニー/グレートネイチャー(カードファイト!! ヴァンガード)/ネオネクタール
《該当国家なし》
クレイエレメンタル/刀剣乱舞(カードファイト!! ヴァンガード)
外部リンク
- 0
- 0pt