ペコリンとは、『キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場する妖精ペコ~。(プリキュアシリーズでは31番目の歴代妖精(「スマイル」のポップを除けば30番目))。声優さんはかないみかさんペコ~。
概要ペコ~
いちご山で起きた爆発で吹っ飛ばされ、いちかの家にやってきた妖精。メタボぽっちゃりしたピンク色の身体に頭頂部のちょこんとある髪とふわふわな耳が特徴。髪型だけ見て茂造じいさんとか松尾鯛雄とか言ってやるな。
スイーツが大好きでいつもお腹を空かせている甘えん坊。キラキラルを感じることができるほか、嬉しいときはピンク、悲しいときは青、眠いときは緑、美味しい物を食べたときは虹色と、感情を表すときに耳が様々な色に光る。あと犬や猫の鳴き真似が得意で、一応一般にはそんな動物の振りをしたりして。
そんなペコリンの目標は伝説のパティシエ・プリキュアになることなのですが……ちょっといろいろあるようでして。
「わしの事も含めて解説する必要があるジャバな」「あ、長老様ペコ~」
いちかたちの住む街の近くにあるいちご山。そこには長老(CV:水島裕)を始めとする妖精達がスイーツ作りの修業に励んでいた。ペコリンもその中の一人だったわけだが、自分も認めるようにスイーツ作りは上手くない。しかしやる気と元気と向上心は一番で、それは長老や他の妖精達も認めるところであった。
そんなとき、キラキラルを狙う悪の妖精達が襲撃する。長老は手に持つ傘を使って応戦。この戦いの中でキラキラルが膨大なクリームエネルギーとなって爆発してしまう。妖精達は散り散りになり、ペコリンはそうしていちかの元に飛ばされてきたというわけだ。
仲間の妖精達と離れてしまって寂しい思いをするペコリン。いちか達の励ましもあって、元気を取り戻し、「いつか仲間たちと再会して自分の作ったスイーツを振る舞う」ことが目標となったようである。
なお、長老だが爆発にもろに巻き込まれた影響で身体が透けてしまっている。??「タケル殿ー!」そんな物だから物はまともに持てないし、何か被っても通り抜けてしまう(つまりその下にいれば被害を被るということに。現にひまりが粉まみれになった)。一応壮年のダンディな男性に姿を変えることはできるがやっぱり透けたままである。しかも外に出てしまうと消滅の危機まで。ということで、いつも過般型スイーツ工房「キラキラパティスリー」の中に留まっている。
人間になっちゃったペコ〜!?
さて、長老やキラリン(シエル)の例から見て分かるように、本作の妖精はスイーツ作りが上手くなり、自身の成長が見られるようになることで、その成果として人間に姿を変えられるようになる。作中ではあまり描かれはしないものの、ペコリンはいちか達と一緒に過ごし、一緒にスイーツ作りに関わるようになってから、段々と成長が見受けられるように。単独映画では結構活躍してたしねえ。
そんなペコリンも第38話で。ある日、古のプリキュアルミエルと出会う夢を見たら、ペコリンの成長の証かルミエルさんの気まぐれか、翌朝幼女と化していた。人間になっても茂造とか言ってやるな。
人間になれたのを喜ぶペコリン。早速キラパティを手伝いたいとはじめてのおつかい。いろいろアクシデントがあったとは言え無事おつかいを完了。しかし心配のあまり尾行する年少組4人はどうしたもんでしょ。そしてドーナツを作って妖精や動物に振る舞うなど、頑張りを見せている。
直後にディアブルの力を取り込んで強くなったグレイブの急襲と圧倒的な攻撃からプリキュア達を守るため、その力を使い果たしてしまい、人間になれなくなってしまうが、それでもこの頑張りようならばペコリンはまたいつか人間になれるのかもしれない……とか言ってたらですよ。
キュアペコリンペコ!
「キュアペコリン!できあがり!」
冗談でも何でも無くこれが名乗り。まーキュアモフルンもああだったからいいじゃん。ということで昨年のキュアモフルンに続くマスコット妖精のプリキュア化となった。
1月に入りいちかの誕生日を祝っているときにノワールが急襲をかけたのだが、エリシオが下克上を起こし、ノワールとルミエルの力を得たことで、世界を好きも嫌いもあらゆる感情がない空虚な状態に変えてしまった。ホイップの即座の判断でカバン状態のキラパティに避難して長老と共に難を逃れたペコリンは、感情もなく、プリキュアであることすら忘れてしまったいちかたちを元に戻そうと奮闘し始めるが、長老や食べてもらおうとしたドーナツともども捕らえられてしまう。しかしペコリンのドーナツを食べてもらいたい、仲間達を元に戻したいという必死の想いが通じたとき、奇跡を起こす事になる。あふれるキラキラルの力によって再び人間となったペコリンの手にはスイーツパクトとドーナツの結晶。そして変身―。
外見的には人間時のペコリンをリファインした形となり、ドーナツをモチーフにしたコスチュームを身につけ、ツインテールにした髪にはリングドーナツ型の輪っかの飾りが。キャンディロッドを持って戦う事になるが、単独でクリームエネルギーを発射するときは小さいクリーム弾ではあるものの、機雷のように爆発する。また、他のプリキュア達同様に簡易的ではある(背中に大きなリボンが羽根のようにつけられる)もののアラモードスタイルが存在、「プリキュア・ファンタスティックアニマーレスペシャル」を放つ際にも加わっている。決戦が済んで1年経った時点では妖精から人間、そしてプリキュアへと自在に変身できるようになっており、他の妖精達の協力も得てキラキラルの輪を生み出す「キュアドーナッツフルー」という技も使えるようになっている。
ちなみに、予告段階(もっと言えば幼児誌の連載やなかよしの放送予定表掲載時点)でこれが明らかになったことで視聴者は驚く事になる。というのも、確かに一度人間化しているとは言え一時的なもので、ペコリンのプリキュア化を臭わす展開はなかったためである。また、各種インタビュー記事でも、神木Pが「ペコリンのプリキュア化案はあったが、メイン視聴者である子供が抱く「ペコリンの可愛さ」と「プリキュアの可愛さ」は別だとして取りやめ、代わりとしてパルフェを加えた」と発言していたことも要因となった。
しかし、シリーズ構成の田中仁氏は元々ペコリンプリキュア化案を最初から推しており、「ペコリンがプリキュアにならないというストーリーは自分の中にはあり得なかった」と放送後に語っている。この為最終的に各方面を説得して何とか終盤でプリキュア化を実現させることになった。これがキュアペコリン登場の真相という事になる。
それと余談になるが、キュアペコリンへの変身にあたり、ちゃんと変身バンクが作られている。プリアラを毎回見ている人はわかっていると思うが、本作の変身BGMは各プリキュアをイメージしたイントロが入るのだが、ペコリンに関してはそのイントロを省略している。で、放送当日に知ったらしいBGM作曲の林ゆうき氏、「発注してくれたらキュアペコリンのイントロ作ったのに」と残念がるつぶやきを書き込んでいたりする。逆に言えばペコリンがプリキュアになるのは本作のBGMが全て出来上がった後、結構直近で方針変更が決まった可能性がある事になる。
そして時は流れ。キラパティとともに世界に飛び出したいちかの後を受けて、いちご山には新たなお店が。そこには、かつてのいちかくらいにまで成長し、長老やビブリー、他の妖精達と共に自らの店を切り盛りする、少女ペコリンの姿があったのでした。ペコリン店長の奮闘に期待。というかこの成長したペコちゃんかわいいんだよなあ。
関連動画ペコ~
ペコリンに関する東映アニメーションさんに怒られない動画の動画を紹介してほしいペコ。
関連静画ペコ~
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