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ペドリ
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ペドリ(Pedro González López,2002年11月25日 - )とは、スペインサッカー選手である。
スペインラ・リーガFCバルセロナ所属。サッカースペイン代表

ポジションMF。174cm60kg。利き足は右足。

概要

カナリアのテグエテス出身。フルネームペドロ・ゴンサレスロペスカナリアダビド・シルバフアンカルロス・バレロンといった名MFを輩出した場所であり、この地に根付いている創造性やテクニックといった文化を受け継いでいる選手である。町の広場には郵便配達人だった大叔父アントニオゴンサレス像が建っている。

アンドレス・イニエスタの後継者とされる技巧天才MFで、俊敏で、知的で、創造的で、優れた技術、ドリブルボールコントロール、パス、間認識力、視野、スペース駄なく利用するプレーぶりなどプレースタイルそのものもイニエスタを彷彿とさせるものがあり、若くしてバルセロナスペイン代表にとって欠かせない選手となっている。

ラスパルマスの下部組織出身で2019年にわずか16歳トップチームデビュー。その1年後に憧れのクラブであるFCバルセロナへ移籍し、2020-21シーズン力として活躍。シーズン後のEURO2020ではスペイン代表をベスト4進出へ導き、最優秀若手選手賞とベストイレブンに選出。その直後の東京オリンピックにも出場し、銀メダルを獲得している。しかし、66試合に出場するという過密日程をこなした後遺症で怪がちになってしまい、ガラス天才というイメージが定着しつつある。

経歴

生い立ち

2002年11月25日カナリアのテネリフバハマルで生まれ、3歳のときにテグエテスに家族で引っ越している。家族は筋金入りのバルセロナファンで、祖父はテグエスでのバルササポータズ・クラブを創設するほど。そんな環境もあって物心ついたときにはバルセロナファンになっていた。父親レストラン経営に携わるまでは3部リーグプレーしていた。

2歳年上のもあって幼くしてボールを蹴り始め、3歳の頃には地元のUDテグステでプレーするようになる。当時から非な才を発揮しており、特別な才を持った少年という評価を受ける。

14歳のときカナリア最大のクラブであるCDテネリフェからの誘いを断り、近くの町のクラブであるフベントゥ・ラグーナでプレーする。15歳の頃には大人に混じって地域リーグ(5部相当)でプレーするようになり、飛び級で活躍するペドリの活躍を聞きつけたレアル・マドリードから誘いを受け、入団テストを受けるが不合格となっている。

ラス・パルマス

2018年にUDラスパルマスの下部組織へと入団。そこでトップチームペペメル監督が才に惚れ込み、1年後の2019-2020シーズンには当時16歳にしてプロ契約を結ぶ。2019年8月18日のウエスカ戦でセグンダ・ディビジオンピッチに立ち、プロデビューを果たす。そして、デビューしたばかりのルーキーだったにも関わらず9月2日、憧れのバルセロナ2020年7月1日より加入することが内定する。9月19日のスポルディング・ヒホン戦でプロゴール記録し、そのまま力として定着。結局ペドリは36試合に出場し4得点7アシスト記録プレー時間が16歳にしてチーム最多だったという事実がいかにメル監督からの高い評価を受けていたかを物語っている。

バルセロナ

2020年8月20日、正式にFCバルセロナの一員となり、2年契約で移籍金は500ユーロ背番号は「16」。プレシーズンロナルドクーマン監督から評価され、2020-2021シーズン開幕戦のビジャレアル戦で途中出場し、プリメーラ・ディビジオンでのデビューを飾る。徐々にプレー時間を増やすと、10月21日のフェレンツバローシュ戦では移籍後初となるUEFAチャンピオンズリーグでの初ゴール記録11月9日ラ・リーガ第9節ベティス戦ではリーガでの初ゴールを決める。17歳ながらアンドレス・イニエスタを思わせるプレー判断とオフ・ザ・ボールの質の高さ、卓越したボールコントロールによって2020年11月あたりの時期にはバルサの中盤に欠かせない存在へとなっていた。中心選手として過密日程の中で公式戦52試合出場とフル稼働したことでシーズン終盤にはコンディションを落とし、クーマン監督シーズン最終節を前に休暇を与え、故郷のカナリアへ戻らせるという異例の措置を取っている。

EURO2020東京オリンピックフル稼働状態から休む間もなく2021-22シーズンの開幕を迎え、ラ・リーガ開幕から2試合にスタメンで出場。だが、疲労の蓄積を考慮して第3節グラナダ戦から9月の代表ウィークの間ようやくオフが与えられる。ところが、9月15日に左足大腿四頭筋を負傷。前半戦を棒に振るほどの長期離脱を強いられる。もっともこの離脱期間に改造に努め、復帰戦となった2022年1月12日スーパルコパ・デ・エスパーニャ準決勝レアル・マドリード戦ではフィジカルアップした姿を見せ、高いパフォーマンスを見せる。3月18日UEFAヨーロッパリーグラウンド16 2nd legガラタサライ戦では、PA内での巧みなキックフェイントで2人をかわしてのゴラッソによる同点ゴールを決め、逆転勝利に貢献。4月3日ラ・リーガ第30節セビージャ戦でも、ガラタサライ戦と同じようなゴラッソによる決勝ゴールを決め、文字通り1人で試合を決める働きを見せている。4月16日にまたも左足離れで戦線離脱となり、実質シーズンで稼働したのは3か程だったが、その間に見せたインパクトは絶大だった。

2022-23シーズンは自身の憧れの存在であるアンドレス・イニエスタが付けていた背番号「8」を背負うことになる。前のシーズンに悩まされた怪から復帰し開幕から力としてピッチに立つと、ラ・リーガ第3節バリャドリード戦でシーズンゴールを決めると、2022年10月9日の第8節セルタ・デ・ビーゴ戦では決勝ゴールを決め、チームリーガ7連勝に貢献。首位を走るバルサの攻撃の中心として高いレベルプレーを披露していたが、2023年2月16日UEFAヨーロッパリーグ マンチェスター・ユナイテッド戦で右足ハムストリングを負傷。2か間の長期離脱を余儀なくされてしまう。戦線復帰後の5月16日には、自身にとってキャリア初のビッグタイトル獲得となるラ・リーガ優勝が決定。

2023-24シーズンは、2023年8月20日ラ・リーガ第2節カディCF戦でシーズンゴールを決めるが、その試合後に右大腿直近の前部を負傷。2かほど戦線を離脱。復帰後も怪による離脱を繰り返したことからコンディションが整わない状態となっていた。2024年5月19日ラ・リーガ第37節ラージョ・バジェカーノ戦では途中出場から2ゴールを決め、勝利に貢献。それでも本来の才コンスタントに見せることができず、不本意なシーズンとなってしまった。

EURO2024での負傷から何とか2024-25シーズン開幕には復帰でき、2024年8月27日ラ・リーガ第3節ラージョ・バジェカーノ戦でシーズンゴールとなる同点ゴールを決めている。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングに守備面で力強さをもたらし、チーム事情で戦場インテリオールトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せ、フリックバルサ心臓として欠かせない存在となる。2025年4月26日、コパ・デル・レイ決勝でのレアル・マドリードとのエル・クラシコでは前半28分に技ありのコントロールショットによる先制ゴールを決め、バルサの4シーズンぶりの優勝に貢献。5月11日には優勝争いの大一番となったラ・リーガ第35節レアル・マドリード戦では中央突破からラミン・ヤマルゴールの起点となり、前半34分には完璧スルーパスでハフィーニャ逆転ゴールアシスト。結局この年は公式戦67試合に出場し、大きな怪をすることなく1年間を完走バルサ三冠の立役者となると共に天才MF復活を印付けることとなった。

2025-26シーズン2025年8月23日ラ・リーガ第2節レバンテ戦でシーズンゴール記録し、2点のビハイドからの逆転勝利に貢献。その後も中盤で重要な役割を担っていたが、10月26日エル・クラシコで左足大腿二頭筋を断裂し、1か間欠場となる。12月13日の第16節オサスナ戦ではリーグ戦3試合連続アシスト記録すると共にクラブ史上最年少となる23歳18日でのラ・リーガ150試合出場を達成。

スペイン代表

2019年から各年代のスペイン代表としてプレーU-17スペイン代表として2019年11月に開催されたFIFA U-17ワールドカップ2019に出場。準々決勝までの5試合全てでプレーしている。

将来を嘱望されていたが、2021年3月飛び級としてフル代表のメンバーに選出される。3月25日2022 FIFAワールドカップ欧州予選のギリシャ戦において途中出場を果たし、歴史上6番若さとなる18歳120日でのスペイン代表デビューを果たす。3月28日ジョージア戦では初スタメンを飾り、フル出場するが、試合中相手からの悪質なタックルを受けヒヤリとする場面があったが事なきを得ている。

2021年6月に開催されたEURO2020メンバーに選出。初の舞台での大きな大会となったが、ルイス・エンリケ監督はペドリを力として起用。初戦からスタメンとしてプレーすると、チームメイトでもあるセルヒオ・ブスケツと共に中盤を支配し、質の高いボールポゼッションをもたらす。準決勝のイタリア戦までの6試合をほぼフル稼働し、代表でも欠かせないキーパーソンとなる。スペインベスト4進出に貢献した働きぶりは世界中から高く評価され、大会の最優秀若手選手賞とベストイレブンに選出される。

EURO2020で奮闘する最中、東京オリンピックに出場するU-24スペイン代表のメンバーにも選出される。流石に所属するバルセロナから抗議が出るが、スペイン法律上招集に応じなければならないため、EURO2020終了後、休む間もなくオリンピック出場のため遠い日本へ向かうことに。東京オリンピックでもチームの中心として奮闘し、EUROに続いて決勝までの全6試合をスタメンとして出場し、チーム銀メダル獲得に貢献する。

2022年11月には、2022 FIFAワールドカップカタール大会に出場。バルセロナでもチームメイトであるセルヒオ・ブスケツ、ガビと共に全試合で中盤の一を務める。ラウンド16のモロッコ戦は120分間をフル出場するが、チームPK戦の末に敗れ、初めてのワールドカップベスト16止まりとなる。

長らく負傷を繰り返していたことからメンバー入りを危ぶむもあったが、2024年6月ドイツで開催されたEURO2024メンバーに選出される。大会直前におこなわれた北アイルランドとの試合では自身代表初ゴールを合わせた2ゴールの活躍を見せ、いい状態で大会に入る。大会ではロドリ、ファビアンルイスと共に中盤を構成し、洗練されたボールポゼッションによってスペインの躍進を支える。しかし、準々決勝のドイツ戦で前半8分にトニ・クロースからのタックルを受けて左膝を負傷し交代となる。そのまま大会から離脱する悲運に見舞われ、準決勝と決勝は欠場となった。

個人成績

シーズン クラブ リーグ 試合 得点
2019ー20 ラスパルマ セグンダ 36 4
2020ー21 バルセロナ ラ・リーガ 37 3
2021ー22 バルセロナ ラ・リーガ 12 3
2022ー23 バルセロナ ラ・リーガ 26 6
2023ー24 バルセロナ ラ・リーガ 24 4
2024ー25 バルセロナ ラ・リーガ 37 4
2025ー26 バルセロナ ラ・リーガ

個人タイトル

プレースタイル

トップ下、センターハーフウイングなど様々なポジションプレーできるが、最も得意としているポジションは左のインサイドハーフ。中盤のゲームメーカーであり、ゴールに繋がるパスを出す選手であり、自分でドリブルで仕掛けることもできる。プレースタイルそのものやストロンポイントバルセロナレジェンドであるイニエスタに似ている。

基礎技術のレベルが非常に高く、ボールコントロールに長けている。ワンタッチでしっかりボールを止めて、ツータッチで優位な状況を作るという一流のMFなら当然持っている力を高い強度の試合の中でもミスすることなくこなせる選手である。狭いスペースであっても巧みなコントロールで相手の選手をかわすことができ、相手の動きを最後まで見ながら動きに応じてボールコントロールできたり、相手選手を複数人ひきつけて味方選手にスペースを作る場面もみられる。

ドリブルに関しては、緩急で相手をかわすイニエスタべるとスピードを活かした推進力で抜こうとする傾向がある。そのため、1人で持ち運んでカウンターの起点となることも多い。ドリブルをしながら様々な選択肢を準備できており、相手をかわす方向と次にパスを出す相手を頭に入れている。視野も広いため、逆サイドへのロングボール選択肢に入っている。

何よりイニエスタ再来と呼ばれる点は、プレー選択肢を常に間違えないところで、理と判断すれば受けたパスを後方に返して、動き直しからパスコースを作り、前へ運ぶ最良の選択肢を見つけるためこの作業を繰り返すことができる。加入してすぐにバルセロナの戦術にフィットできたのもこの力が高いためだと言われている。

守備でも貢献度の高いプレイヤーであり、フィジカルコタクトは特別得意としているわけではないが、スペースを的確に埋める力が非常に高く、構造的に問題になりやすいメッシの後方を埋める役割も担っている。

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