本稿では2について解説する。
なお、「ペペチン」からリダイレクトされて本項に来た場合は「その他」の節を参照のこと。
概要(アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ)
ペペロンチーノとはニンニクと唐辛子を効かせた油(オイルソース)を絡ませたパスタ料理のこと。正確にはアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノと呼ばれる。
・アーリオ → にんにく
・オーリオ → 油(オリーブオイル)
・ペペロンチーノ → 唐辛子
日本では100%に近いぐらい「ペペロンチーノ」といえば、この料理のことを指す。
イタリアでは、主に家庭料理として食されるが、日本では外食でも提供されることが多い料理である。
ハーブなど上記の材料以外のものを入れる場合も度々見受けられる。
ニコニコ動画とペペロンチーノ
必要な材料の構成、また調理工程が少ないために誰でも作れる料理であるが、反面、そのシンプルさゆえに材料や調理法などに独自のこだわりを持っている人が多く、動画内に非難や茶々を入れる視聴者(主に小姑と呼ばれる)が大量に発生する。
そのため、「小姑ホイホイ」とも呼ばれ、同じような要素を持っている炒飯やオムライスと並び、料理タグの最激戦区とされている。
この料理の動画を公開するときは視聴者の評価を伺うというより、「評価は無視してでも公開したいからする」「視聴者に挑戦する」といった強い意思と度胸を持つ必要があるのかもしれない。
乳化厨
ペペロンチーノ専門で発生する小姑の特徴として「乳化厨」が挙げられる。
オイルソースを作る際には、油にパスタの茹で汁を入れて攪拌させる「乳化」という手順が存在する。
これを行わなかったり、攪拌が不十分だと非難する視聴者が非常に多い。
また非難する現象を面白がって、わざと非難する側に回る視聴者まで発生している。
イタリアでは乳化を行わない料理人もいるため、絶対的な調理手順とは言えないのだが、
それでも非難するコメントを行う視聴者も存在するため、インターネットスラングとしての『厨房』として
扱われるようになっている。
なお、乳化自体にも調理として大きな意味が存在する。説明としては下記の動画が非常に詳しい。
その他
- 漫画家の吉田戦車はペペロンチーノの味を「ぺぺろんちい」と漫画で表現した。
「兄ちゃん、ぺぺろんちいね」 「そうか、ぺぺろんちいか、俺のもお食べ」 - 落語家の三遊亭小遊三は2019年6月23日放送の「笑点」の大喜利で「ペペチン」と言いまつがいした。
それに対して番組司会者の春風亭昇太は、言葉の響きから解釈して「普段からそういうこと考えてるから!」と突っ込んだ。
関連動画
関連項目
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