ペーター・シュトラッサーとは、
- ペーター・シュトラッサー(Peter Strasser 1876年4月1日~1918年8月6日)第一次世界大戦当時のドイツ海軍軍人。ドイツ飛行船隊の最高司令官を務めていた。
- 第二次世界大戦時のドイツの空母、グラーフツェッペリン級の二番艦。計画名「フルークツォイクトレーガーB(Flugzeugträger B)」として起工、船体部分まで完成したものの戦況の悪化に伴い工事は中止、スクラップとして解体される。もし完成していた場合1.に由来した艦名となっていたであろうとされている。
- マイクロキャビン開発の戦艦アクションゲーム「鋼鉄の咆哮シリーズ」に登場する超兵器。同じく名前の由来は1.であると思われる。本稿で記述する。
概要
マイクロキャビンが過去に開発した鋼鉄の咆哮シリーズの原点とも言える「紺碧の艦隊2」から登場する。紺碧の艦隊2から初代鋼鉄の咆哮まで「ペーターストラッサー級」という名前で登場し、最高ランクのドイツ正規空母だったが、鋼鉄の咆哮2からは「ペーター・シュトラッサー」に名前を変え超兵器として登場するようになった。
肩書は「超巨大二段空母」、鋼鉄の咆哮2では光学兵器を主兵装とし、4基のカタパルトとアングルドデッキが確認できる。艦橋の後方に砲塔が2基背負い式で配置されているため、荷電粒子砲は前には撃てない模様。鋼鉄の咆哮3では他の超兵器同様デザインが変更されており、序盤に登場するため実弾兵器メインとなった。艦橋前後に3連装砲が2基搭載されており、最上段の前方部には大きくバルケンクロイツが描かれている。肩書、多段式の甲板にアングルドデッキを持つデザイン、空母ではあるが母艦自体も戦艦超兵器に匹敵する戦闘能力はシリーズ共通である。
鋼鉄の咆哮2からは超巨大航空戦艦ムスペルヘイムの空母部分としても使われており、連結用の船体は艦橋と砲塔が撤去されている。
鋼鉄の咆哮 ウォーシップコマンダー
他の通常艦船と同様に紺碧の艦隊2から引き続き登場、先に述べた通り名前も「ペーターストラッサー級」であり、超兵器ではなく通常艦として登場していた。最大速力36.2kt、耐久800、ドイツ正規空母の中では最高クラスの敵である。
鋼鉄の咆哮2 ウォーシッコマンダー
今作から「ペーター・シュトラッサー」として超兵器に名前が使われるようになる。E-09「解放!チロエ島」にて初登場する。
光学兵器を主体とする超兵器であり、新型クリプトンレーザー、エレクトロンレーザー、荷電粒子砲と拡散荷電粒子砲を装備、実弾兵器はミサイル発射機のみである。主兵装のクリプトン系列は攻撃力2000前後かつ多段HITのシリーズ屈指の優秀兵器であり、到達時点で購入できる電磁防壁Ⅲ程度でもかなりのダメージが通る、さらにほぼ必中のため時間が経つほどこちらが不利となる。耐久面も対51cm砲防御に耐久8000なので脆いというわけでもなく、最大速力45ktの高速艦でもあり遠距離から一方的に殴られることもある。艦載機もアメリカの超兵器空母アルウスに匹敵する量を搭載している。
以上の事から本作の中では屈指の強敵ボスであるが、初登場E-09での護衛は重巡洋艦4隻と戦艦1隻のみ、巡航速度で移動するルートが非常に長いため、本領発揮する前に沈めることも可能。
攻略本には「旧式の超兵器」と書かれている。ムスペルヘイムとの連結を想定してか、船体両舷には連結用と思われる出っ張りが確認できる。作中ではドイツ軍がペーター・シュトラッサー率いる艦隊でチロエ島を占領した直後という設定である。
艦橋のモデルはアルウスの使い回し(現在のジェラルド・R・フォード級にあたる艦橋)であるため、ドイツ空母なのにアメリカ風のデザインが混じっている。
改ペーター・シュトラッサー
F-10「灼熱の北極海」にて登場、ムスペルヘイムの前座として登場。
機動力はアルウスと同等の最大速力60ktまで強化、新型エレクトロンレーザーや荷電粒子砲Ⅲなど武装が強化されており、新たにαレーザーを搭載している。高性能の電磁防壁でも拾っていない限り必中大ダメージレーザーを叩き込んでくるため非常に強い。E-09と違い初期配置されているため最初から全速で行動する。
艦載機もラオプフォーゲルやトーネードなど、ミサイルを装備したジェット機に強化されている。
鋼鉄の咆哮2 ウォーシップコマンダー エクストラキット
前作の続きであり本作にも登場。鋼鉄の咆哮2とエクストラキットでの登場場面、さらにムスペルヘイムの空母部分も含めると8隻近く量産されていたことになる。
ペーター・シュトラッサー
高編成値でエクストラシナリオを進めていた場合、αエリアのとあるステージで副目標として登場、この場合最初に登場する超兵器となる。γエリアでも目標にはならないが登場している。
エクストラキットを導入した状態のチュートリアルステージでも一定条件(かまくらを全て破壊)を満たしていた場合出現する。
改ペーター・シュトラッサー
余談だが難易度NORMAL以下のムスペルヘイムが弱体化されてしまったため、Fエリアでは改ペーター・シュトラッサーの耐久力がムスペルヘイム以上となってしまい、元々強敵ボスだったこともあり「改ペーター・シュトラッサーの方が強い」と言われる事もある。
鋼鉄の咆哮3 ウォーシップコマンダー
D-05「黒き雨の襲来」にて登場。設計当初は戦艦として建造されていたため強靭な装甲を持つ空母という設定になっている。
「枢軸軍南極攻略艦隊旗艦」として登場する。今作では登場時期が中盤突入直前に変更され、前作と比較するとかなり控えめの性能に変更。43.2cm砲70口径やミサイル発射機、多弾頭噴進砲など武装に関しては比較的普通だが、設計当初の設定を反映しているのか、耐久力は高く対43cm砲防御となっている。さらに護衛艦隊に「マッケンゼン級戦艦」(性能的には長門型相当)が2隻も混ざっており、艦隊は全体的にかなり強い。本作屈指の難所であり、ここで詰まるプレイヤーは結構多い。
対潜兵器を搭載してないので潜水艦では一方的に殴れるが、護衛艦と艦載機からの対潜攻撃が飛んでくる。本体の火力は比較的平凡であるため、マッケンゼン級を先に処理すればかなり楽に戦闘可能。肝心の艦載機は少ない。
改ペーター・シュトラッサー
Kエリアに登場する。
最大速力53ktの高速艦となり、主砲は拡散荷電粒子砲に換装、多弾頭SSM発射機や対空パルスレーザーも装備しており鋼鉄の咆哮2時代のようになる。さらに2隻同時し、今回は艦載機も大量に積まれているため凄まじい数が飛来する。
前作のようなクリプトン系列は装備していない上に、戦闘する頃には光学兵器を扱う超兵器も多く登場しているため、縛りプレイでもしていない限り苦戦するような要素は無い。
ムスペルヘイム
ムスペルヘイムの空母部分であるペーター・シュトラッサーが独立して行動可能するようになった。
通常型と改良型の間を取ったような性能となっており、主砲が撤去されているのにも関わらず43.2cm砲と拡散荷電粒子砲、ミサイル発射機などを装備している。速力は本体の戦艦ムスペルヘイム同様42ktで移動する。
ちなみに右側のペーター・シュトラッサーは元のデザインを左右反転したものとなっている、そのため前作までは左右非対称のデザインのムスペルヘイムが今作では左右対称となっている。
コンシューマー版 鋼鉄の咆哮
PS2版ではペーター・シュトラッサーは登場しないが、ムスペルヘイムの空母部分はペーター・シュトラッサーの左半分を左右対称にしたデザインになっている(ただしエレベーターが無い)。仮に登場してそのままの武装を持っていた場合、光学兵器が強いWSG2Pあたりだと強敵になっていたと思われる。
関連動画
関連静画
関連項目
- ムスペルヘイム (空母部分がペーター・シュトラッサーの作品がある)
- アルウス (アメリカの超兵器空母)
- ハボクック (イギリスの超兵器空母)
- 空母
- 鋼鉄の咆哮
- 超兵器(鋼鉄の咆哮)
- コーエー
- マイクロキャビン
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