ホエールキングとは、『ZOIDS』シリーズに登場する超巨大クジラ型輸送艦ゾイドである。
キットにはデススティンガー、ジェノブレイカー、ダークホーン、レドラー、ザバット、レブラプターのミニフィギュアが付属しており、胴体を開く事で基地形態を再現する事ができる。
機体解説
ホエールキング | |
基本情報 | |
---|---|
型式 | ZCDX-01 |
所属 | ガイロス帝国 |
モチーフ | クジラ(マッコウクジラ)型 |
スペック | |
全長 | 225.0 m |
全高 | 54.0 m |
重量 | 8290.0 t |
最高速度 | 827.0 km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
より広大な勢力範囲をカバーするためかつて第一次大陸間戦争期に使われたホエールカイザーの後継機として開発された。
最大で1個大隊分の戦力を搭載、輸送する事ができるペイロードを誇り、さらにイオンブースターとマグネッサーシステムの併用によって空中のみならず、水中でも航行が可能になっている。
おそらく全ゾイドの中でも最大の全長と重量を持つゾイドとされているが、それゆえ機動性と運動性は極端に低く、武装もそれほど多くないため、敵飛行ゾイドとの戦闘には向かないゾイドになっている。
第二次大陸間戦争期においてガイロス帝国によって輸送機として運用され、多数の戦力を西方大陸へと送り出し、さらに撤退時にも彼らを暗黒大陸へと帰還させるための足となった。
上記の通り本来は戦闘や攻撃は想定されていないが、後には敵地への爆撃用に艦載機の搭載数を増やした大型改造機も作られている。
劇中での活躍
バトルストーリー
明確なロールアウト時期は不明。実際に登場したのはガイロス帝国の敗北が決定した西方大陸からの撤退時で、帝国軍最後の基地となったニクシー基地より殿軍になったエレファンダー部隊が時間稼ぎをしている間に帝国軍主力部隊を暗黒大陸へと撤退させる事に成功した。
その後はザバットを大量搭載した改造型のモビーディック部隊が共和国の基地になったニクシー基地への空爆のため飛来、ザバットの大軍を落とし共和国駐留部隊に大打撃を与えたが、共和国軍が中央大陸から寄越したサラマンダーの攻撃を受けて次々と沈められ、残った艦も最終的には撤退した。
アニメ
『ゾイド -ZOIDS-』から『ゾイドフューザーズ』まで登場。
『ゾイド -ZOIDS-』では第二部よりガイロス帝国の輸送艦として何度も登場。
しかし、劇中ではヒルツ配下の悪党がスリーパーゾイド回収に使用したり、あるいはGF基地への直接攻撃に使用したり、あまつさえその度にしょっちゅう撃墜させられたりと扱いはよろしくない。
他にも機体色が白でヘリック共和国の紋章をつけた共和国仕様機も登場している。
『/ZERO』では民間でも出回っているのか主にチームチャンプとバックドラフト団、ラオン博士が使用。
基本的にはプラットフォーム扱いだが、バックドラフト団所属の機体は多数のザバットによるチーム・ブリッツへの攻撃に使用されたり、ラオン博士の機体はチーム・タイガース戦にて反重力装置を搭載して同チームを支援したりと時には戦略的な運用をされたりもした。ロイヤルカップにおいて後者はジェノザウラー部隊の攻撃からリノンを庇おうとした際に荷電粒子砲の余波を受けて大破し、前者の方も暴走したバーサークフューラーの荷電粒子砲を浴びて航行不能となり不時着に追い込まれている。
ブルーシティのVIP達を乗せて遊覧飛行を行なっていたが、途中テロリストの襲撃に遭ってハイジャックされてしまう。
ハイジャック犯達はRDの活躍により排除されたが、戦闘の影響で墜落の危機に陥ってしまい、ライガーゼロファルコンの支援でどうにか不時着に成功した。
主な機体バリエーション
- モビーディック
機体後部を大型のロケットブースターに改造し、最高飛行高度と積載能力を飛躍的に向上させた機体。
内部に多数の無人ザバットを搭載し、共和国軍に占領された元帝国軍基地への爆撃を敢行した。
名前の由来は地球の古典小説に登場する巨大な白鯨から取られたと思われる。 - ホエールキング・ザ・グレート
ラオン博士がホエールキングを独自に改装した機体。
紫のカラーリングを持ち、最大積載量の増加、ロケットブースターにより成層圏の活動も可能なうえ、艦首部に反重力砲を装備、内部には200インチのシアタールームが設置されているなど機能面だけでなく内装面も改良されている。
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関連項目
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