ホンダ・オデッセイとは、本田技研工業が1994年から生産しているミニバンである。
概要
クリエイティブムーバーの第1弾として開発された車で、ミニバンブームの立役者となった車。
現在販売されているモデルは4代目。
歴史
初代(1994年~1999年)
1994年発売。
4代目アコードをベースに開発されており、当時生産される予定であった工場の高さ制限などから、一般的なミニバンよりも低い屋根のミニバンとなった。
エンジンはF22B(2200cc)を搭載、トランスミッションは4速オートマチックのみだった。
グレードは「L」、「S」、「B」の3種類。
乗車人数は、セカンドシートがキャプテンシートの6人乗りとベンチシートの7人乗りを設定。「B」以外はどちらか選択可能であった。
1996年春には一部改良を実施。
最上級モデルとなる「エクスクルーシブ」が追加されている。
また、リアがガラスルーフとなる「サンシャインルーフ」が設定された。
このサンシャインルーフははめ殺しで開かず、しかもサンシェードがないので、常に太陽光が室内を射すものとなっている。
同年秋には新グレードの「M」を追加。
1997年には一部改良を実施、グリル、リアテールランプのデザインが変更された。
また、エンジンがF23A(2300cc VTEC)に変更され、タコメーターが装着された。
この改良により「エクスクルーシブ」が廃止され、まもなくJ30A(V6 3000cc)エンジン搭載の「プレステージ」シリーズが追加された。
2代目(1999年~2003年)
1999年12月発売。
搭載されるエンジンはF23AとJ30Aだが、J30Aは若干出力がアップされ、5速オートマチックが採用された。
グレードも先代と変わらず「L」、「M」、「S」を設定。V6は「VZ」、「VG」が設定されていた。
2000年にはMをベースに装備を若干変更した「MQ」を追加。
2001年にはマイナーチェンジを実施。
スポーティモデルの「アブソルート」が追加された。
3代目(2003年~2008年)
2003年10月発売。
低床プラットフォームを採用したことにより先代よりも全高が下がり、立体駐車場に入れる高さとなった。
エンジンはK24A(2400cc)のみの設定、V6モデルは廃止された。
グレードは「L」、「M」、「S」、「アブソルート」を設定。
2006年にマイナーチェンジを実施。
リアデザインが大幅に変更された。
4代目(2008年~2013年)
2008年発売。
基本デザインはあまり変わらないものの、リアデザインは大幅に変更されている。
エンジンはK24Aを搭載、燃費重視の設定となる「ECON」ボタンをアブソルート以外に搭載している。
グレードは「Li」、「L」、「M」、「アブソルート」を設定。
5代目(2013年~現在)
2013年発売。
超低床プラットホームを採用し、新たに8人乗り仕様も設定された。
エンジンは新型のK24Wを採用、「アブソルート」にはK24Wを直噴化したものを搭載している。
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関連項目
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