ホントの最終決戦とは、主人公(プレイヤー)達への最後の挑戦状である。主に、以下の2つの用法で知られる。
概要
1.の概要
アニメ・ゲーム・漫画などの創作作品において、「倒すべき最終ボス(ストーリー上の最終目的)」がストーリーの大詰めになって本当の意味で明らかになる状態。大まかには、以下のようなケース(パターン)が見られる。
- ラスボスを倒し全てに決着が着けられたと思われた折に、ラスボスの裏に控えていた真のラスボスが、或いは全ての事象の裏で糸を引いていた黒幕の存在が明らかとなる(姿を現す)。「ドラゴンクエストⅢ」の大魔王ゾーマが特に有名と思われ、当時のゲームプレイヤーに衝撃を与えた事からその後も数多くの作品で裏ボスや黒幕が真のラスボスとして出現し、視聴者(プレイヤー)を奮い立たせた。
- 主人公達に倒されたと思われたラスボスが、最後に自身の中の全ての力(リミッター)を解放したり感情・精神が暴走した結果いわゆる「第2形態(最終形態、暴走形態)」へ変身する。1.と並んでホントの最終決戦の最もたる例。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のガノンドロフなどをはじめ、例を挙げれば枚挙に暇が無いであろう。
- 主人公がラスボス(或いは、その組織)を倒した事で一時は平和が訪れるが、その後何者かがラスボス(組織)が持っていた強大な力を掠め取り自身の手で再利用・再強化した結果、ストーリーの最後にもう1つのラストバトルが発生してしまう。「機動武闘伝Gガンダム」のウルベ・イシカワ少佐などで有名なケース。
- 主人公達の仲間として行動を共にしていたが、ストーリー途中で心変わりして裏切った結果ラスボスとして主人公達に敵対するというある意味1.以上に単純明快なパターン。「スーパーロボット大戦EX」のフェイルロード等。
- 大まかには4.と同義だが、最初から主人公達を裏切る前提で行動を共にしているケースもある(「ソードアート・オンライン」など)。単純に潜入しているだけではなく、「第2次スーパーロボット大戦α」のイルイのように記憶喪失などの理由から元々ボスキャラであるが主人公達に紛れて行動しているなどといったものも。
- こちらも基本的には4.や5.と同義だが、主人公のサポートやコーディネイターを務め、主人公達を手助けしてくれていたキャラクターが、やがて主人公達が最終目的を達成したりラスボスを倒した事により「(そのキャラクター自身の)本来の目的」を達成出来た事で本性を表した結果、真に倒すべき最後の敵として主人公達の前に立ち塞がるケースもある。「星のカービィ スーパーデラックス」のマルクや「爆ボンバーマン」のシリウスなどが特に知られているか。
- 上記で紹介した内容とは大きく異なり、ラスボスを倒した事でストーリー上の決着は着いたが、キャラクター同士の因縁や関係を本当の意味で清算するために最後に一戦交えたり、ストーリーの締め括りに仲間・相棒同士で戦う場合もある。「遊☆戯☆王」シリーズの最終回で見られる展開として有名で、他にも「スクライド」最終回では主人公2人が25分間ひたすら殴りあってストーリーを締め括っている。
いずれも現代でこそありきたりな設定であるが、一昔前まではどれも斬新な手法として多くの視聴者(プレイヤー)を驚愕させたりある時は絶望へも叩き落したことだろう。こういった展開は現代でも、インパクトを与える手法として色褪せる事なく定着している。特に7.以外のケースでは、主人公達以外にも当初のラスボスを倒して助け出されたキャラクターや過去に戦った強敵、直前まで戦っていたラスボス達が主人公達に様々な形で協力し、共にハッピーエンドを実現するべく強大な敵へ立ち向かっていくという展開も多い。
2.の概要
初登場は「大乱闘スマッシュブラザーズDX」。全ての隠しキャラクターを解禁すると出現する、全50ステージのイベント戦を全てクリアすると最後に51ステージ目として登場する。ガノンドロフ、ミュウツー、ギガクッパという任天堂が誇る三大魔王(?)がチームを組んでプレイヤーに最後の戦いを挑んでくるという内容のイベント戦で、勿論難易度も尋常ではなく高い。
一撃が重いガノンドロフや、飛び道具及び念力による投げ技の援護が厄介なミュウツー、そして巨体にものを言わせた長いリーチでプレイヤーを執拗に攻め立ててくるギガクッパといずれも強敵揃いで、生半可な腕前では敵のストックを満足に減らす事もできないまま3体の敵にフルボッコにされて敗北、というケースもザラである。一応ギガクッパはアドベンチャーモードよりはやや吹っ飛びやすくなっており攻撃力も若干下がってはいるものの、それでも強敵であることには変わりないため、最優先で倒したいところ。
後述の「大乱闘スマッシュブラザーズX」版でも言える事だが、対集団戦闘における基本事項として『敵の頭数を減らす』事を念頭に置いて戦うといいだろう。あとはプレイヤー自身の不屈の闘志がものを言う。
このステージをクリアする事で、「終点」のステージがようやく対戦プレイでも選択可能になる。
「DX」の続編にあたる『大乱闘スマッシュブラザーズX』でも最後に出現するイベント戦として登場。こちらでは他のゲームメーカーからのゲスト参戦を配慮してか、ソニック、スネーク、そしてスーパーマリオ(巨大マリオ)という面子である。
上記のイベント戦と比べるとさしたる衝撃や強さでもなく(それでもスーパーマリオの強さはギガクッパと同様で、他のキャラとは一線を画しているが)、クリアしても特典も用意されていないためDX版と比べるとあまり印象に残らないプレイヤーも少なくないかもしれない。
まあ「亜空の使者」に力を注ぎすぎて他が手抜きになった感が否めないしねぇ・・・
「X」の続編『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のWiiU版にも最後のイベント戦として登場。こちらもゲスト参戦キャラとの対決で、ソニック・ロックマン・パックマン・マリオとの対決である。今回のステージは戦場であり、最初はソニックとロックマンのみ登場するが、時間が経つとパックマン・マリオも登場する。
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