ボイス(Voice)とは、「命令」「表現」「鳴き声」「音声」などの意味を持つ英単語である。
概要
「Voice」の語源はラテン語の「vōx」という単語が元になっており、「ボーカル」の語源でもある。ニコニコ動画では「ボーカロイド」って単語も有名だよね。
また、ボーカロイドとは別の製品として「VOICEROID」シリーズも発売されている。
創作物におけるボイス
アニメ
アニメには必ずといっていいほど声優によるキャラクターボイスが付属する。
漫画や小説を原作にした作品をアニメ化した場合は旧来の読者が脳内補完していたキャラクターの声と実際のアニメの声との間に違和感を感じる場合もあり、マイナス評価の対象となる場合もある。もっとも、ある程度の時間がたてばその声は自然に収まっていくことがほとんどである。
しかし、「ドラえもん」など長期間に渡って同一の声優が勤めてきたキャラクターのボイスが変更された場合などは、新声優への酷評は以前の声優が勤めてきた期間に比例するように長期間に及ぶこともある。
ゲーム
近年のPCゲームやノベルゲームではボイスがついてくることが当たり前になりつつある。当然、禁則事項ですな文章もボイスつきで読み上げられ、プレイヤーの興奮を高める一助となっている。
古い作品をリメイクするときや同人作品をコンシューマ化する際などにもボイスが付け加えられることがある。
アニメの項でも述べたが、個々のプレイヤーが脳内補完していたキャラクターの個性が一意に収束してしまったり、あるいはボイスがつくことではじめてその作品に触れた際の印象を塗りつぶしてしまったりするのを嫌う人も存在しており、ボイスはつけなくてもよいという主張もそれなりに存在している。
ニコニコ動画に関係が深い作品では「東方Project」のボイスをつけた二次創作作品(東方声当てシリーズ)に関して、内容に関わらず常に一定の拒否感を示す人が存在していると思われる。また、「アイドルマスター」ではアイドルたちのトレーニングのひとつとしてボイスレッスンが存在している。
ゲームによっては敵キャラやモブキャラなどのボイスを開発スタッフ自身があてたとみられるケースもある。
武器としてのボイス
ボイスとは極論してしまえば空気の振動であるから、振動を利用した武器・ステータス変化の技として使われる場合がある。超音波とされる場合もある。ここではボイスを武器として使用した作品をいくつか挙げていく。
なお、歌を武器とする作品(ex.マクロスシリーズ、ラーゼフォン、ジャイアンリサイタルなど)はここには含めない。これらは音階を含めた一定の手順を踏むことにより効果を発揮するものだからである。
- トリコ
- 美食屋四天王のひとりであるゼブラはボイスを武器にして戦う。
- 他の作品のボイスの使い方とは異なり、他人に『声を纏わせる』などの特殊なボイスの活用もできる。
- 勇者ライディーン
- 主役ロボであるライディーンの封印されていた武器として「ゴッドボイス」が登場。
- 搭乗者の声を超音波に変えて敵を粉砕する。しかし、音という武器の性質上、敵だけを狙い打つことはできず味方などにもダメージを与えてしまう。
- スーパーロボット大戦シリーズではMAP兵器扱いを受けることが多い強力な武装になっている。
- LIVE A LIVE
- 原始編の主人公ポゴの技として大声で敵全体を攻撃する「ウォ~ウォ~」、中世編のキャラクターウラヌスの技としてやはり大声で敵全体を攻撃する「ゴッドボイス」が登場する。
- X-MEN
- X-MENのメンバーの一人バンシーは口からソニック・ストリームを発し、敵を攻撃したり、地面に向かって放つことで空を飛んだりすることができる。
- その様子はまさに叫び声であり、ボイスを使った攻撃であるといえる。
- ボイスラッガー
- もともとが『声』をテーマに作られた特撮作品であるため、当然のことながら攻撃方法もボイスである。
- 必殺技であるソニックウェーブは絶叫を上げることにより敵を倒す技になっている。
- テイルズオブデスティニー
- ジョニー・シデンの習得する技としてミラクルボイスが登場する。
- 固めた声で敵を攻撃する技。ワーオ!コエカタマリンではない。
- 星のカービィ
- コピー能力「マイク」はカービィの絶叫で敵を倒す能力。
- ワギャンランド
- ワギャンが口から発する「ワッ」や「ギャー」といった声は音波攻撃でザコ敵をしびれさせて一定時間停止させることができる。
- 擬音がそのまま飛んでいくため物理攻撃かと思われるかもしれないがゲーム上の演出である。
- HUNTER×HUNTER
- 陰獣の豪猪(体毛を自在に操り物理攻撃が通用しない相手)に対して、幻影旅団のウボォーギンが大声を発した。
- 豪猪は鼓膜を破壊され死亡。振動の影響で付近の崖からは岩や石が落ち、近くにいた他の旅団メンバーはもとよりかなり遠方にいたクラピカ達も耳を塞いでいた。
- ポケットモンスター
- いびき、エコーボイス、おしゃべり、さわぐ、なきごえ、バークアウト、ハイパーボイス、ほえるなど、声を使った技が多数存在する。
- ちょうおんぱは「体から怪音波を発する」と説明されており「声」とは明記されていない。
ニコニコ動画においては
ニコニコ動画において「ボイス」とは、ほぼ100%に近いぐらい「人間が口から発生する言語、歌、声」の意味で使われている。
特にニコニコ大百科の生放送記事では「イケメンボイス」など他の単語と組み合わせて大量に使われている。「イケボ」とも略されている。
アニメのキャラクターの記事などではキャラクターボイスを網羅していることも多い。
関連動画
関連商品
関連項目
声色に関する項目(ジョーク含む)
用途に関する項目
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