ボカロ古楽(ボカロコガク)とは、狭義では「VOCALOIDによる古楽演奏」を指し、古楽演奏の一形態である。
また、広義では「古楽の運動論の一表現スタイルにVOCALOIDを利用したもの」といえる。
概要
VOCALOIDによる古楽を語る上で、古楽とは何か、という命題を避けて通ることはできないであろう。
古楽とは
古楽(コガク、英:Early Music)とは、バロック音楽・ルネサンス音楽など、いわゆるクラシック音楽というものが確立する以前の古いヨーロッパの音楽。その中でも特に、作曲当時の楽器(古楽器)や奏法を再現した「ピリオド演奏」を指して、古楽と呼ぶことが多い。
- 詳細は「古楽」を参照。
ボカロ古楽とは
ボカロ古楽とは狭義では「VOCALOIDによる古楽演奏」を指し、古楽演奏の一形態と定義する。
しかし、ここで述べた古楽とは、演奏そのものを指すのみならず、古楽器を用いる音楽スタイル、あるいは古楽的な演奏解釈・アプローチといった、古楽の運動論全体を指す。よって、ボカロ古楽とは、広義では「古楽の運動論の一表現スタイルにVOCALOIDを利用したもの」と定義する。
なお、古楽の運動論全体を指す以上、楽曲の作曲年代によらず、古楽的アプローチによる楽曲であれば、ボカロ古楽の名を掲げるに値する。近現代の楽曲を古楽器や古楽的奏法によってカヴァーするもの、あるいは古楽的アプローチによって演奏されるオリジナル曲やアレンジ曲などもまた、ボカロ古楽を名乗るに値するといえるだろう。
関連動画
年代ごとに代表的な作品を以下に挙げる。
中世西洋音楽
グレゴリオ聖歌
ゴシック期音楽
ルネサンス音楽
初期ルネサンス
盛期ルネサンス
後期ルネサンス
世俗音楽
バロック音楽
初期バロック
中期バロック
後期バロック
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハについては作例多数につき、「ばっはばっはにしてやんよ」記事を参照。
古楽調の創作曲
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関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%83%9C%E3%82%AB%E3%83%AD%E5%8F%A4%E6%A5%BD