ボコられグマのボコとは、アニメ「ガールズ&パンツァー」に登場するキャラクターである。
概要
いわゆる劇中劇に登場するクマのキャラクターで、常に体のどこかを怪我している。作中ではぬいぐるみなどの商品展開がされていたり、(アニメか実写か定かではないが)テレビ番組が放送されている模様。
非常に喧嘩っ早くどんな相手にも果敢に立ち向かっていくが、とにかく弱いためすぐ返り討ちに遭ってボコボコにされる。西住みほ曰く、それがボコだから。
しかし、いくら負けても懲りずに諦めずに立ち上がる意思の強さも持っている。
みほ以外のあんこうチームはそもそも存在を知らなかったりと、作中世界で人気があるかどうかはかなり怪しいところ(後述するボコミュージアムの件も含めて)。武部沙織曰く「ボコのどこがいいか分からない」らしい。
だが一部には熱狂的なボコ愛好家も存在する。それが西住みほや島田愛里寿である。
みほとボコ
みほはボコのぬいぐるみを集めるのが趣味であり、部屋には大量のぬいぐるみが置かれている。腕を吊っているものが特にお気に入りらしく、一緒に寝るなど溺愛している。普段はおとなしめの彼女だがボコを前にすると目の色が変わるようで、劇場版でボコミュージアムを訪れた際にはそのはしゃぎっぷりに他のあんこうチームは引いていた驚いていた。
当初はその痛々しい見た目から、特に劇中序盤のみほ自身の心の傷や喪失感の暗喩ではないかと思われていた。
(監督のコメントで“劇中世界のマスコット”であるとそれは否定されていた)
劇場版でどういうキャラクターかが紹介されることで、ボコというキャラクターはむしろみほ自身の強さや理想を体現した存在であることが明かされたことにより、そのあたりの不安はある程度払拭されたといえるだろう。
ある意味、“全キャラの株が上がる”とされる劇場版で最も評価が上方修正されるキャラクターかもしれない。
愛里寿とボコ
愛里寿もまた、ボコを愛する者の一人である。ボコミュージアムで初めてみほと出会い、館内の着ぐるみショーではみほと共に全力でボコを応援していた。その後売店で限定品(?)のぬいぐるみをみほから譲ってもらう。
大学選抜のリーダーとして大洗チームと試合を行うことになった際は、母親に「勝ったらボコミュージアムのスポンサーになること」を条件として要求した。試合終盤にはボコのテーマである「おいらボコだぜ!」を勇ましく歌い始めるが、副隊長三人はこれを出撃の合図として認識していた。最終的に試合には負けてしまうものの、結局スポンサーにはなってもらいミュージアムの名誉館長になった様子。試合後はみほに先述のぬいぐるみを勲章として贈呈した。
ボコミュージアム
作中の大洗に建つ施設。劇場版においてあんこうチームがIV号戦車でコンビニに向かう際に看板を発見したが、みほでも存在を知らなかった様子。
客はほとんどおらず、外観は寂れ果ててボロボロという酷い有様となっているが一応営業はしている。館内にあるのは「ボコンテッドマンション」「スペースボコンテン」「イッツアボコワールド」といったどこかで聞いたようなアトラクションばかり。
また人がいないのに着ぐるみショーも行われている。もちろんボコはボコられる。
おいらボコだぜ!
ボコのテーマソングであり、中の人の藤村歩が歌っている。劇場版サウンドトラックに収録。
勇ましい曲調と歌詞で元気の出る曲である。「負けてもいい」などと開き直っているような歌詞もあるが。
関連動画
関連項目
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