ボスボロットとは、マジンガーZ(アニメ版)に登場するスーパーボロット、もといスーパーロボットである。
概要
正式名称はボスロボットという、ちょっと投げやり気味な名前である。
TVアニメ版48話で、ロボットを欲しがったボスが光子力研究所の三博士を脅迫して作らせたもの。「ボスが設計を担当した」とのことだが、彼に技術力があったかどうか考えるとにわかには信じがたい。
身体を構成するものは超合金Z……などではなくその辺のスクラップである。しかも「贅沢」というちょっと酷い理由で扉もガラスも設けられておらず、コックピットは吹きさらし。
しかしその分中身は広く、畳一枚敷かれたそこには人が3人乗っても余裕なスペースがあるほか、家具や便器が置いてあるなど、ある意味一つの居住空間みたいになっている。
でも操縦システムはハンドル式。どこぞの戦闘メカをずっと前から先取りしていた。
エネルギーはなんでもよいらしく、光子力でも動く。とってもエコ。
ボスはこのロボットにマジンガーと同等の武装が装備されていると思っていたが、三博士曰くこんなオンボロにそんなものが搭載出来る耐久力はないらしい。
「ロケットパンチは?」「身体がバラバラになる」
「ブレストファイヤーは?」「自分が溶ける」
「ルストハリケーンは?」「その前に自分が錆び付く」
劇中では身体の一部がしょっちゅうとれたり壊れたりで、むしろ仲間の足を引っ張ることが多かった。
飛行能力に憧れているため、何かと空を飛ぼうと必死だったりした。
なお勘違いしている人もいるが、原作には登場しないアニメオリジナルメカである。
しかしダイナミックプロには気に入られたのか、原作のグレートマジンガーくらいから逆輸入され登場したり、ダイナミックプロ所属の漫画家によるコミカライズで主役を張ったりした。
いわゆる三枚目メカの元祖で、当時の子供からはすごい支持を受けていた。
スーパーロボット大戦ではスタッフからやたら愛されており、第2次α辺りからは目に見えてボロット贔屓が始まるようになった。
今となってはボスボロットのアニメーションにどう凝っているかを楽しみにするプレイヤーもいるほど。
真マジンガーではただギャグだけじゃない、カッコイイボスボロットも演出された。ちなみに、真マジンガー版が登場した第2次Zではこれまでのような安い修理費ではなくなっている。しかも強い、ただし変な奴がいるぞ!
武装
なし!
一部の回で特別に武器っぽいものが作られたりしているが、基本武装はない。
しかし腐っても光子力研究所の三博士が作ったメカ、こう見えても12万馬力あり、機械獣を倒せるだけのパワーは持ち合わせている(ただしごく一部)。
……だからいろいろ付けてあげよう!(byスパロボスタッフ)
- ボロットパンチ
ただのパンチ。一部の作品ではもはやパンチですらなくなるという異常事態、に見せかけた原作再現が発生した。 - スペシャルボロットパンチ
ただのちょっと気合を入れたパンチ。ウインキー時代のスーパーロボット大戦でお馴染み。 - スペシャルDXボロットパンチ
かなり気合を入れたけどやっぱりただのパンチ。正式名称はいろいろあるが面倒なので省く。暗記できたら君も立派なボロットマニアだ! - ボロットプレッシャーパンチ
グレートマジンガーのドリルプレッシャーパンチを拝借したもの。パーンツ!射程1しかなかったボロットの救済武装。 - ボロットダイナミックスペシャル
ボスボロットの超必殺技!永井豪作品で使われた武器をいろいろ使ったりする。たまに超威力。 - ボロット正義の鉄拳
マジンカイザー版ボスボロットの武器。要はスパロボでいうボロットパンチである。腕がすぐに壊れる。 - ボロットチェーンアタック
鎖を巻きつけて相手をぶん回す技。ボロットとしてはかなりまともな技。12万馬力は伊達ではない。 - ボロット必殺ヒップアタック
いわゆるヒップドロップ。あの可愛いお尻に潰されるなんて、ボロットファンにはご褒美としかいいようがない。 - ボロットローリングクラッシュ
可愛いお尻を軸にボロットを回転させて相手を弾き飛ばす技。ボス達の健康状態が不安視される。 - パワーアーム
真マジンガー版限定。ゲッター3(OVA版)並の蛇腹腕タイフーンを見せる。 - 必殺くろがね五人衆
武器、ってかボロットの必殺でもねぇ!しかも変な奴しかいないぞ! - 自爆
スパロボ厨からすればボスボロット=自爆という人もいるくらい。
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関連項目
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