「やあ、助けを求めてるのはあんたか?私はボルチモア、通りすがりの重巡洋艦だ……と、冗談はここまでにして…ボルチモア、着任した。指揮官、よろしく」
ボルチモア(アズールレーン)とは、アメリカ海軍のボルチモア級重巡洋艦ネームシップ、ボルチモアをモチーフとした、STGアプリゲーム『アズールレーン』の登場キャラクター(KAN-SEN)である。
さて、指揮官、概要を始めるか!
KAN-SEN名 | |
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ボルチモア USS Baltimore,CA-68 |
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基本情報 | |
所属 | ユニオン |
艦種 | 重巡洋艦 |
レアリティ | SSR |
CV | 高橋未奈美(現:髙橋ミナミ) |
イラスト | 颗粒棒 |
艦歴 | |
国籍 | アメリカ |
出身地 | マサチューセッツ州 クインシー市 |
造船所 | ベツレヘム・スチール株式会社 フォアリバー造船所 |
艦級 | ボルチモア級重巡洋艦ネームシップ |
進水日 | 1942年7月28日 |
就役 | 1943年-1956年(アメリカ軍) |
最期 | 1972年5月10日(解体) |
備考 | |
数々の戦場で活躍したカンレキを持つ、ボルチモア級重巡のネームシップ。
アズールレーンの世界におけるアメリカに当たるユニオン所属。レアリティはSSR。イラストは颗粒棒。CVは高橋未奈美(現:髙橋ミナミ、実装後に声優が改名した)。
2019年7月31日開始のイベント『開かれし紺碧の砂箱』にて先行実装された。獲得方法としては期間限定建造であり、ピックアップ建造扱いになっている。例によって、出る指揮官にはあっさり出るが、出ない指揮官にはとことん出てくれない現象が起こっている。出ない指揮官も焦らずに、出るまで資金とキューブを突っ込む無茶は控えよう。
力だけでは根本的な解決にならない。指揮官、私が言うまでもないと思うが、このこと、くれぐれも忘れないほうがいい(容姿・性格)
黒髪でセミショートのボブヘアー。瞳はゴールド。青系のコートを羽織った姿で首輪周りの金属パーツが彼女がKAN-SENであることを実感させる。だが、問題はその下。お腹と胸の下ズリ穴を大胆に露出したレオタード状のコスチュームを着ている。おかげで見事な胸部装甲と、鍛え込まれた腹筋があらわになっている。特に腹筋は腹斜筋が美しい、仕上がってるよ~、仕上がってるよ~!
足元は、腰部から紐で吊り下げられたストッキングに、金属的な質感のショートブーツ。なんだか、全体に変身ヒーローのようなスタイルである。
性格面もヒーロー然とした颯爽としたもの。正義感が強く、困った人を放ってはおけない。だが、決して「正しさ」に凝り固まるわけではなく、気さくで誰にでも親しまれるタイプである。ロイヤルのKGVと並んでおっぱいのついたイケメンと呼べるだろう。
指揮官に対しては、学校で言えば1,2学年上の先輩といった感じで接してくる。「困ったことがあったらどんどん相談に乗れるから、頼ってくれ」と当初から好意的である。しかし、指揮官がデートを持ちかけると流石に困惑し、その後も親密度が上がるほどに指揮官に惑わされっぱなしになる。普段の堂々たるヒーローっぷりとの対比が面白い。そして、胸部装甲にタッチされるとすごく可愛い声で反応してくれる。
同時実装として、学園着せ替え「エースの放課後」が販売されている。スポーツ系部活をやっているらしく、薄っすらと透けたシャツが素晴らしく健康的色気に溢れている。この衣装は、8月15日までの限定販売なので、買い逃し注意にゃ。
2020年3月26日のアップデートでは、スポーツ着せ替え「ブラックエース」が販売されている。
テニススタイルにタトゥーが印象的。ちなみにこのタトゥー、ブレマートンの言によればシールによるファッションである。
ともかく、この衣装は4月8日までの限定販売なので、またまた買い逃し注意にゃ。
2020年9月24日のアップデートでは、3周年ドレス着せ替え「夜風Minuet」が販売されている。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1307170754505535493
鏡の前で、ちょっと慣れないドレスに戸惑う彼女が素敵である。これもブレマートンのコーディネイトらしい。
この鏡の後ろ姿に惚れてしまった指揮官は、10月11日までの販売なので絶対に買い逃し回避あるのみにゃ。
余談であるが、冒頭のセリフにある「通りすがりの重巡洋艦だ」というフレーズに加え、下記のスキル1の名前「ファイナルエーピーライド」という要素から、仮面ライダーデ○ケイドとの関連が指摘されている。
ライダーネタと言えば、重桜の軽空母龍驤がいるが、こちらもそれに負けていない。それにしてもほんとにこのゲームをつくったの中国の会社なの?
全艦、フォーメーションスタンバイ!(能力)
スキル1:Final-AP-Ride
自身の主砲弾薬タイプは特殊徹甲弾Lv.1(MAX10)になる(ダメージ増加効果はスキルレベルによって強化される)
スキル2:マルチプルタクティクス
出撃時、所属艦隊にユニオン軽空母、正規空母が存在している場合、味方艦船の対空が2.5%(MAX7.0%)アップし、味方ユニオン軽空母・空母の航空が5.0%(MAX15.0%)アップ;所属艦隊にユニオン軽空母・空母が存在しない場合、自身の火力が4.5%(MAX12.0%)、回避が5.0%(MAX15.0%)アップ
能力的にはSSR副砲型重巡洋艦のため火力値が高い。主砲砲座+1も当然付くため、限界突破すれば単体でもかなり戦えるようになる。ウィチタの攻撃力にインディアナポリス並みの耐久力と対空能力が合わさったような性能だ。
スキル1「Final-AP-Ride」は、装備している主砲が、もともとの弾種を無視して「特殊徹甲弾」に変化するもの。さらに、スキルレベルを上げることで威力補正がプラスされる。最終的にレベル10になれば、威力補正は軽装甲:85%・中装甲:120%・重装甲:85%となる。榴弾に比べて、相手が軽装甲の場合を除けば有利に戦えると言える。
スキル2「マルチプルタクティクス」は味方にユニオンの空母を連れて行くか行かないかで特性が大きく代わるスキル。ユニオン空母と組めば対空バフと空母の攻撃力バフが得られる。そして、敢えてユニオン空母と組まなければ自身の火力バフと回避向上を得ることが出来る。どちらを選ぶかは指揮官の戦術センス次第と言ったところか。
重巡洋艦ボルチモア、μ兵装テストの一環としてアイドル活動中だ。 全力を尽くして、最高のパフォーマンスをしてみせるさ
2020年10月29日にアイドルイベント『激唱のユニバース』が開催され、ボルチモアはアイドルユニット、ユニット名「Astrum(アストラム)」のリーダーとして「μ兵装」をまとって登場した。
ユニオン所属の「万能の助っ人」にして、通りすがりのエース重巡洋艦。
これまでのボルチモアとはゲームシステム上別キャラ扱いとなっており、レアリティはSR。イラスト担当もビョルチに変更されている。
イベント期間中の限定建造となっている。
「イラストリアス」「ダイドー」「アルバコア」「タシュケント」とのアイドルユニット「Astrum」を組むことになる。
スキル1:対甲弾ハイパーチャージμ
戦闘開始時に100%、そして戦闘開始後20秒毎に40%(MAX70%)で発動、10秒間自身の主砲弾薬を特殊弾薬Lv.1(MAXLv.10)にする
スキル2:火の風のコレオグラフィ
戦闘開始時、味方艦隊に自身以外の「μ兵装」艦船もしくは軽空母・正規空母がいる場合、自身の回避が5%(MAX15%)、前衛艦隊全員の対空が5%(MAX15%)アップ
スキル1は、一定時間ごとに砲弾を特殊な榴弾に変えるもの。対装甲性能は、LV.10時で軽装甲100%・中装甲110%・重装甲120%となっている。装備する弾種によって、発動時の対装甲性能の変化具合が違うので、どんな砲を装備するかはよく検討しよう。ちなみにどの弾種を選んでも、スキル発動時には重装甲への対装甲性能がアップするので、戦艦や装甲空母といったボス艦船相手に有利に戦えることになる。
スキル2は、味方艦隊に自分以外の「μ兵装」艦船がいることで発動する。あるいは軽空母か正規空母がいてもいいので、通常の艦隊に混ぜても力を発揮できる。高難易度海域では重巡洋艦にとって重要になる回避値が上がり、前衛艦隊全体の対空も上げることができる。通常海域12章や13章といった激戦マップを見据えたスキルであろう。
能力的にはSRということもあり、通常のボルチモアと比べると攻撃力では一歩劣ることになる。耐久値はむしろ上回るなど、スキルを含めての防御面はほぼ互角。通常のボルチモアを未所持の指揮官にとっては十分に使う価値はあるし、「μ兵装」艦隊を組みたいという場合も同じである。
あれがクインシー!?ず、ずいぶんと姿が違うな…それもそうか。違う艦船が同じ名前を持つ、別におかしくないな(艦歴)
ボルチモア級重巡洋艦は、第2次ロンドン軍縮条約が日本とイタリアの脱退により事実上無意味となり、のこる加盟国により多くの軍艦保有を認めるというエスカレーター条項が発動したことにより計画された。
軽巡洋艦ブルックリン級に重巡洋艦の武装を積んだウィチタに続き、その改良型として設計が開始されたが、後に艦の大型化を含めた完全な新型艦として生まれ変わることになった。
ちなみに、当時は第2次世界大戦が開戦し、すでにフランスが降伏。ヨーロッパ情勢が風雲急を告げていたころ。アメリカ海軍は続いてイギリスがドイツに破れ、日本も呼応して参戦してくるという最悪のシナリオに備えて「両洋艦隊法」を作り、大西洋・太平洋両戦線に対応できるだけの海軍力を充実させようとした。ボルチモア級はその一環として建造されることになる。[1]
ボルチモア級重巡洋艦ネープシップのボルチモアは1941年5月26日起工、1942年7月28日進水、1943年4月15日竣工した。
艦名はメリーランド州の州都ボルチモアから取られた。13隻の同型艦が作られたが、その中には喪失した艦の名前を受け継いだものがおり、4番艦クインシーや、8番艦ヘレナ、14番艦シカゴはそれにあたる。
完成した時は太平洋戦争はすでに中盤。ガダルカナル島の戦いは既に終了し、アメリカ軍は本格的な反攻に取り掛かろうとしていた。もう大規模な艦隊決戦は滅多に起こらなくなっており、ボルチモアも上陸作戦や輸送作戦の支援、空母機動部隊の護衛に明け暮れることになる。マリアナ沖海戦に参加したことが一番大きな戦歴とは言えるが、これも御存知の通り完全な航空戦力の決戦となってしまったので、ボルチモアには対空防護以外に出番はなかった。
ボルチモアは一旦本土に帰還し、そこからハワイで会談する予定のルーズベルト大統領を乗せて真珠湾に向かった。艦上での大統領、ニミッツ提督、マッカーサー将軍のスリーショット写真が残されている。その後も、ルソン島、硫黄島、沖縄、果ては日本本土攻撃と数多くの支援戦闘を行うが、結局、その主砲が敵艦に火を吹く機会を得ることはなく彼女は終戦を迎えた。
それでも、ボルチモアは大戦中の戦功で9つの従軍星章(バトルスター)を授章している。
姉妹艦は一旦不要不急の戦力として、モスボール状態に置かれたが、朝鮮戦争の開戦によってヘレナを始めとする一部の艦が参戦している。[2]
現役復帰したボルチモアは大西洋に赴き、1953年にはエリザベス2世女王の戴冠記念観艦式に参加している。
1956年に予備役となり、1971年に退役。1972年にスクラップとして売却され、その姿を消すことになった。
指揮官、動画だ。もう少しこまめにチェックしたほうがいいかもな
静画か。よし、まずは一覧表を確認する
通りすがりの重巡洋艦だ!覚えとけ!
関連商品だ。改造や購入の資金があれば助かるな
ボルチモア(アズールレーン)に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
関連項目はキッチリこなしてみせるさ。まあ、指揮官の部下として当然だな
- アズールレーン
- アズールレーン(陣営)/ユニオン
- アズールレーンのKAN-SEN一覧
- ボルチモア級重巡洋艦
- ボルチモア(アズールレーン)←いまここ
- ブレマートン(アズールレーン)
- おっぱいのついたイケメン
- 仮面ライダーディケイド
- 門矢士
脚注
- *ちなみに「両洋艦隊法」には戦艦6隻(モンタナ級戦艦4隻、アイオワ級戦艦2隻)を含めて恐るべき数の艦艇が計画に挙げられていた。もしも、これらが全部建造されていたら…当時のアメリカ、マジリアルチート。
- *なお、北朝鮮軍がボルチモアを魚雷艇で撃沈したと喧伝したことがあったが、ボルチモアは朝鮮戦争に参戦しておらず、同型艦が撃沈された事実もないので、まったくの捏造である。
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