ボレーシュートとは、サッカーにおけるシュートの種類の1つである。
概要
ボレーとはスポーツにおいて地面から浮いたボールを叩く動作を指し、ボレーシュートとは浮いた状態のボールを足でシュートすることを指す。比較的派手なプレーである。
同じように派手なダイレクトシュートと意味が混同されやすいが、別にダイレクトでなくても浮いたボールをシュートすれば「ボレーシュート」であり、浮いていなくても転がってきたボールを直接シュートすれば「ダイレクトシュート」となる。浮いた状態で向かってきたボールを直接シュートすれば「ダイレクトボレーシュート」となる。やっぱり紛らわしい。
ドリブルからそのままシュートに移行するとき、蹴る寸前にボールが跳ねてしまって思いがけずボレーシュートになることもある。その場合、ボールは高い確率で宇宙の方へと飛んでいく。
ドライブシュートへの活用
ボールを下から上へとこするように蹴ることで、回転をかけてシュートの軌道を縦方向に大きく曲げることができる。これをドライブシュート呼ぶが、浮いていないボールでやるのはかなり難しい。なのでドライブシュートを狙うときは、わざとボールを浮かせてボレーにすることで回転がかけやすくなる。
↓4分10秒あたり ↓5分0秒あたり
ハーフボレーシュート
浮いたボールが地面にぶつかって弾んだ直後を狙って蹴るシュート。ボールに重力と逆向きの力がかかっているので、そこを斜め上から叩くと作用・反作用の法則によりシュートの威力が増す。
ジャンピングボレーシュート
浮いたボールをジャンプしながら蹴るシュート。ボールの位置によっては、ジャンプしないと蹴れない/蹴りにくい場合があるため必要になる。当然ふつうに蹴るよりもシュートの難易度は上がるが、これができると蹴るポイントの選択肢が広がる。後述するが、水平に飛んでくるボールを直接蹴るときに、体全体と蹴り足の角度を揃えるためにジャンプすることもある。ベルバトフのシュートがその例である。
↓20秒あたり ↓1分30秒あたりから
ダイレクトボレーシュート
決まると格好良いけど難しいシュート。特に威力をあげようとすると難易度がとても高いので、誰かが中距離以上から決めてるのを見かけたら褒めてあげてください。
・インフロント(足の甲)で蹴る場合
シュートの前に、身体を少し横に倒した方が蹴り足をボールの高さに対応させやすい。ボールがゆるやかな放物線を描いて飛んでくる場合には、ボールの高さに関わらず身体をなるべく倒した方が姿勢に無理がなくなるのでミートしやすい。軸足と上半身が直立のまま蹴り足だけ振り上げた場合、キックを水平に動かしにくく目線もぶれるため失敗しやすい。
・インサイド(足の内側)で蹴る場合
身体を横に倒すとフォームが乱れて失敗しやすい。
オーバーヘッドシュート
決まると最高に恰好いいけど危険なシュート。無理に行うと怪我をしやすいので要注意。相手ゴールを背にした状態から、バク転の要領で体を回転させながら浮いたボールを後ろに向かってシュートする。
↓4分10秒あたりから ↓3分50秒あたりから
おまけ
ジャンピングダイレクトオーバーヘッドシュート。ドライブ回転がかかっていれば(記事的に)完璧だった
関連項目
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