ふもふも、ふもっふるふもふもふふもっふ、ふもふもっふるもふ、ふもっふふふもっふ。
ふもっふ
ボン太くんとは、ライトノベルおよびアニメ「フルメタル・パニック!」に登場するマスコットキャラクターである。
概要
犬だかなんだかよくわからない頭に、大きな耳と丸い瞳を持つ。緑色の帽子と赤い蝶ネクタイがトレードマークである。「ふもっふ」「ふもふも」「もっふる」などといった「ボン太くん語」で喋る。
名前の元ネタはNHK教育で放送されていた「できるかな」のゴン太くん。なお、たまに間違えられることがあるが「ポン太くん(Ponta-kun)」ではなく「ボン太くん(Bonta-kun)」である。また「ボン太」ではなく、某さかなクンのようにあくまでも「ボン太くん」までか正式呼称である。
原作短編2巻収録の「一途なステイク・アウト」で、とある遊園地の着ぐるみマスコットとして初登場。この際に主人公・相良宗介がこの着ぐるみを入手し、なぜか気に入った宗介の手によって戦闘用強化服へと改造された。っておい。
初期型は外装の毛皮が超アラミド繊維となって貫通力の高いライフル弾までストップする防弾性を備え、指向性マイク、サーマルセンサー、ナイトビジョンなどを有していたが、きぐるみ故の動きづらさが初の実戦投入で露呈、更なる改造が施されることとなる。後期型は音声認識型の人工知能とASと同じ操縦系の採用とパワーアシスト能力の追加、更なる探知装備の追加が成され、皮肉にもAS開発初期のコンセプトである「歩兵強化服」の一つの完成形のようなシロモノと化した。
尚、なぜか着ぐるみ付属のボイスチェンジャーをOFFにすると全てのシステムがダウンしてしまうため、これを着ると前述の「ボン太くん語」しか喋れなくなるという欠点を持つ。その為、外部との意思疎通には通信機を持った通訳が必要。
後に後期型をベースにした量産型ボン太くんが開発され、宗介が世界各国の特殊部隊に売り込もうとするも何故か失敗。わずかにマイアミ市警とFBIが購入しただけにとどまった。また、在庫の一部は宗介らの同級生・美樹原蓮の実家である「美樹原組」に無償貸与され、その危機を救うこととなる。ちなみに、量産型ボン太くんは原作イラストではオリジナルのボン太くんと同じ色だったが、アニメでは体毛が灰色の美樹原組仕様と碧い眼とそばかす顔のマイアミ市警仕様の2種類が登場した。
短編「極北からの声」では幼少期の宗介がボン太君のぬいぐるみを持っているシーンがあり、後に宗介が気に入ったのはこの幼少期の原体験によるものであると推測されている。(宗介本人は既に覚えていない)
「予算不足で8話しか製作されなかった幻のアニメの主人公」として設定されたが、そのわりには自身の名前の付いた遊園地があったりする謎のマスコット。版権が紆余曲折を経て、「ボン太くんへの愛を持つ者の活動は、これを妨げない」という持論を持つ豆腐屋が得ることとなり、ボン太くん愛好家の間ではその店の豆腐を買うのがステータスになっているそうな。どんなだ。因みに、毎年「ふもケット」なるボン太くんオンリーのイベントが開かれているそうで、前述の豆腐屋さんが売店を毎度開く他、様々なボン太くん愛に溢れた同人誌やら同人グッズやらが溢れ、のみならず運営から参加者から、装飾や色、様々なバリエーションのボン太くんが300体以上も会場にひしめき合うらしい。
原作短編を元にしたアニメ第2期「フルメタル・パニック?ふもっふ」では、タイトルからもわかるとおり同作品のマスコットキャラクターとしても活躍。声を金田朋子があてた(量産型ボン太くんは水田わさび)。
ボン太君のスペック(量産型登場時におけるもの)
- 装甲材質:超アラミド繊維製で、ライフル弾すら防ぐ事が出来る、防弾チョッキも真っ青の耐弾性装甲(毛皮)
- センサー系:サーマルセンサーや暗視システム搭載の為、夜間行動もばっちり
- 操縦システム:基本的にアームスレイブと同じで、コクピットには6画面モニタ(原作ではヘッドマウントディスプレイ式)、バイラテラル角の設定が可能。補助AIの搭載。
- 武器は一般の人型用武器に順ずる(指どうなってんだ?)
- コクピットにはハッチがあるらしい。(AIに閉めさせていた)
こうした性能は事実上、人間サイズのアームスレイブとも言えるハイテク・パワードスーツと化している。その性能は作者いわく、アマルガム製の人間サイズAS、Plan1211 アラストルを上回るとも。
やはり使えるではないか。なんで売れなかったんだろう。
他作品などへの登場
アニメ2期の制作を手がけた京都アニメーションがのちに制作した「らき☆すた」に、ぬいぐるみなどでたびたび登場している。同社制作の「涼宮ハルヒの憂鬱」では古泉一樹役の小野大輔がアドリブで「ふんもっふ!」と掛け声を出す場面も見られた。
スーパーロボット大戦シリーズにフルメタル・パニック!が参戦した際には隠し機体として登場。その愛らしさと高い戦闘性能で、敵味方問わず衝撃を与えた。なお戦闘中には量産型ボン太くんも登場する。スパロボJでは中の人は不明である。スパロボWで登場する量産型ボン太くんの中の人はよく訓練されたラグビー部の皆さんである。
何故かボスキャラ相手の戦闘前会話イベントが豊富にあり、その内容は概ね敵ボスがボン太くんに癒されたり何かを諭されたりするような、シリアスとは程遠い内容である。
ボイスチェンジャーが入ったままセリフを言う為、案の定会話にならない場合が多いのだが、中にはふもっふ語を翻訳(?)出来るのか意味が通じて会話が成立してしまう相手もいる。
ボン太くんの愛らしさは大物クラスのボスキャラですら影響を免れないらしく、テッカマンソード、ゾア、ラウ・ル・クルーゼ等、ギャグとは無縁な筈の方々の心の闇すら溶かしてしまうのだった。ボン太くん、恐るべし。
Another Century's Episode:Rにもまさかの参戦決定。版権表記上にふもっふの名があったのでまさかな…とは噂されていたのだが、参戦が決定するとやっぱり驚くものである。活躍が期待される他、機体サイズがちゃんと再現されるACEシリーズにあって今作最小機体(?)兼マスコットとしてもwktkされる。(参考に述べておくと他の機体は5m級のナイトメアフレーム、約8mのアーム・スレイブ、約18mのガンダムタイプやバルキリー、そして48mのアクエリオン等)
肝心の性能は…というと、一言で言えば「紙装甲・超火力のテンション技」。何気にバズーカやグレネードが鬼畜火力であり、EASYレベルならボスも1~2撃で蒸発。
ちなみにこれに並ぶ~越える火力を持つ技と言えば、Hi-νガンダムのフィン・ファンネルか、ケーニッヒモンスターの反応弾(味方も巻き込む鬼畜ロマン兵器)くらいなものか。なお、味方サイドの重要人物であるオータム・フォーは、ボン太くんを見て「ドキドキする」と表現。恋ね。
バンダイのロボット魂シリーズを題材にしたPSPのアクションゲーム、バトルロボット魂にも他ASに続いて参戦。近接攻撃が無いが、代わりに豊富な武装をチョイスして選べる。サイズはゲームの仕様上、他のロボと同じなため、サベージやナイトメアフレームとガチで戦う場面が頻出する上、イデオンともやりあう事になるが概ねよし(何が)。
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