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ポケふたとは、ポケモンが描かれたマンホールの蓋の事である。企画・設置は株式会社ポケモンと各都道府県及び市町村と自治体が連携して行う。
概要
「ポケモンローカルActs」の取り組みの一つで、ポケモンと各都道府県・市町村が連携し、ポケモンと一緒に観光地の紹介と魅力等の情報発信・観光客の誘致・地域活性化等を目的とし、2018年12月20日に鹿児島県JR指宿駅前に設置されたイーブイのポケふたを皮切りに全国に展開している。その枚数は151枚以上となり、記念すべき100枚目のポケふたは東京都町田市に、通算200枚目のポケふたは兵庫県淡路市に、通算300枚目のポケふたは北海道木古内町に、ポケモン生誕25周年にあたる2021年2月27日に寄贈されたポケふたは東京都小笠原村父島に、初期のポケモンを販売し任天堂の本社がある京都府京都市にも「里帰り」という形でポケふたが設置されている。ポケふたは全て鋳物で「日之出水道機器株式会社佐賀工場」で制作されており、職人技とも言える手作業にて丁寧に色が付けられている。なお設置に際しポケふたの製作費・ライセンス料は各都道府県・市町村には発生せず、寄贈という形なのも特徴である。(2021年現在、新規受付を一旦終了している)
ポケふたに描かれているポケモン
ポケふたに描かれているポケモンは、地域の特性に合わせてポケモンが選ばれており「街の中を冒険してポケモンを探す喜びを体験して欲しい」との事から1枚1枚デザインを変えており、「世界にひとつだけのマンホール」とも言われている。一例をあげると・・・
- 奈良県斑鳩町JR法隆寺駅前に設置されているポケふたは、正岡子規の俳句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」から柿・鐘(ドータクン)・そしてその鐘を力強く鳴らすバオッキーが描かれている。
- 滋賀県大津市大津湖岸なぎさ公園に設置されているポケふたは、琵琶湖が「いかりのみずうみ」のモデルとされている事から、そこに登場するギャラドスが描かれている。
- 和歌山県那智勝浦町大門坂駐車場に設置されているポケふたは、那智勝浦町の位置がゲーム内の「ウバメの森」と同じ位置に当たる為、ウバメの森のイベントで入手する事が出来るセレビィが描かれている。
- 岡山県倉敷市に設置されているポケふたは、昔話「桃太郎」をモチーフとし、犬=ポチエナ・猿=サルノリ・雉=ケンホロウ・桃太郎=ルカリオをポケモンでイメージしている。またルカリオのポケふたが設置されている鷲羽山第2展望台からは鬼ヶ島のモデルとされている「女木島」が見える。
(余談ではあるが、岡山のポケふたは2021年7月16日にポケモンGO内でポケストップがフライングで登場してしまう出来事が発生(翌日にはそのポケストップは削除された)これは7月17~18日にゲーム内で開催される「Pokémon GO Fest 2021」の調整の最中に誤って表示させてしまったと推測されるが、公式が発表する前に岡山にポケふたが設置される事が判明し、SNS上に拡散した経緯がある) - 山口県下関市巌流島に設置されている「アーボ」と「ドガース」のポケふたは、それぞれアニメに登場するロケット団「ムサシ」と「コジロウ」の相棒で、かつて巌流島で「宮本武蔵」と「佐々木小次郎」の決闘が行われた事からその繋がりでこの2枚は巌流島に設置された。またドガースのポケふたにはニャースの尻尾も描かれており、これもロケット団繋がりとされている。
- 鹿児島県指宿市に設置されているイーブイ達のポケふたは、「指宿→いぶすき→いーぶいすき→イーブイ好き」という語呂合わせからイーブイ達が描かれている。また絵柄には隠し文字が刻まれてたりする。
また株式会社ポケモンと各都道府県が地域活性化を軸とする包括連携協定を結び、各都道府県がポケモンを応援ポケモンや大使として任命し、ポケモンローカルActsの「推しポケモン」として各地域と連携して一緒に活躍する際、ポケふたには推しポケモンに任命されたポケモンが描かれている。包括連携提携を結んでいる都道府県と推しポケモンは下記の通りである。
都道府県 | 任命を受けているポケモン (推しポケモン) |
専用サイト |
北海道 | ロコン・アローラロコン | 北海道だいすき発見隊 |
岩手 | イシツブテと岩タイプのポケモン | Lets'GOイシツブテin岩手 |
宮城 | ラプラス | ラプラス+宮城巡り |
福島 | ラッキー | ふくしま&ラッキー |
福井 | カイリュー | ふくいとカイリュー |
三重 | ミジュマル | 三重県×ミジュマル |
鳥取 | サンド・アローラサンド | サンド×鳥取県 |
香川 | ヤドン・ガラルヤドン | ヤドンパラダイスin香川 |
宮崎 | ナッシー・アローラナッシー | ナッシーリゾートin宮崎 |
鹿児島 (指宿市) |
イーブイとその進化系 | プロジェクトイーブイ |
沖縄 | そらとぶピカチュウプロジェクト |
またポケふたが設置された場所には、後日ポケモンGOのポケストップ・ジムとして順次ゲーム内に設置される。(ゲーム内に設置されるまでおよそ2週間~3週間かかる)またポケふたのオリジナルグッズや各名産品とのコラボ商品も発売し、一部はインターネットでも購入することが出来る。
ポケふたが設置されている都道府県
2024年3月現在、全国34都道府県に342枚が設置されている。主に駅前・公園・道の駅・観光地等に設置されおり、複数枚が近距離の中に設置されているものもあれば、北海道の様に1枚1枚の距離が何十kmと離れていて全て回るのに何泊も必要だったり、小笠原村の様に往復するだけで5泊6日必要な場所もある。以下が設置されている都道府県である(絵柄・設置場所は公式HP・みんポケ・マンホールカード情報を参照)なお()内の数字はその市町村に設置されているポケふたの枚数を示している。また★は絵柄に伝説・準伝説・幻のポケモンが、☆は絵柄に色違いのポケモンが描かれている。
特別なポケふた
ポケふたが設置されている都道府県以外にも、市町村のイベントのみ登場するポケふたや、企業展等に出展する際に展示するポケふたがある。以下が特別なポケふたとなる。()内の数字はイベント時に設置されるポケふたの枚数を示している。なおこれらは全て非公開の為、公開時は各イベントのサイトで確認する必要がある。
都道府県及び企業 | 設置されている市町村 | 設置条件 |
神奈川 | 横浜市(4) | 「ピカチュウ大量発生チュウ」イベント開催時に設置 |
日之出水道機器株式会社 | 下水道展等で特別なポケふたを展示 |
関連動画
関連項目
外部リンク
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