ポストアポカリプス単語

ポストアポカリプス
3.4千文字の記事
  • 28
  • 0pt
掲示板へ

ポストアポカリプス英:Post-apocalyptic)とは、フィクションにおけるジャンルの一つである。

ドットをうち「ポストアポカリプス」と表記されることも。また、数は少ないが「アフターホロコースト」「アフター・ホロコースト」という名称もある。

終末の後」と示す通り、何らかの原因により人類文明が壊滅した後を舞台とする。日本においては「北斗の拳」「世紀末」が最もイメージしやすいだろう。wikipediaでは「終末ものexit」とも呼ばれる。

概要

現代社会衣食住の安定、医療の普及や法律の制定など、あらゆる不安を取り除き多くの人が住みよい環境が整備されている。しかし、文明の崩壊はそのあらゆる「安心」が一挙に消失することで、常に暴力や資の枯渇といった不安にさいなまれる極限状態へと追い込まれることになる。加えて、壊滅的な被害により既存の統治や利権は失われており、それにまつわるいざこざが新たな争いの火種となることも多い。

原始社会に逆戻りした不便な生活、暴行や殺人が咎められない野蛮かつ非倫理的な舞台が展開されるが、フィクションとは言え現実でも起こりうる世界であるため、他人ごとではないリアリティや緊感を受け手は感じることになる。

電気ガスも止まり、食料は底をつきコンビニ空っぽ警察もおらず怪しい連中がウロウロしている無法地帯貨幣はもはや意味を成さず、救助のアテなんて端から存在しない。そんな世界がどれだけ恐ろしいかは想像に難くないだろう。

一方で、文明の利器を失い絶望的な状況に陥りながらも生存をかけたドラマを展開することで、現代社会価値観倫理性、生きることの意義や生命の価値をめて問い直す作品も存在する。

また逆に、人類が滅び災厄が過ぎ去った後の穏な世界主人公たちがほのぼのとした生活や冒険を送る「心地よい破滅」と呼ばれるような作品も見られ、決して殺伐だけに留まらない幅広い可性を秘めたジャンルと言える。文明崩壊がさらに遠い過去の時代の設定である場合、々のよく知る建物や物体がその時代の人々から遺跡・化石扱いされたり、実際とは違う解釈をされたりというパターンもある。

世界中が崩壊している訳でなく、一部のや地域のみ崩壊しているパターンもあるが
脅威の封じ込めに失敗し、結局は世界中に伝搬してしまい総崩れになるパターンしくない。

作中序盤で平和世界日常が崩壊していく様子が鮮明/断片的に描かれる場合も多い。
時を経て劣化、もろくも崩壊した建物世界観が悲しい美しさを感じさせるのも魅のひとつ。
 

残りわずかな「文明」

電気原材料の輸送は止まり製造工場機械は稼働しないため、物資の新規製造は困難である。

作品の世界観(文明崩壊からの経過年数)にもよるが、文明が崩壊=文明の利器が全て失われたとは限らず、燃料・弾薬が残っているうちは乗り物近代兵器が使えたり、あるいは技術ある者がありあわせの資材で機械類を自作・復旧させ起動させることで物語が転機となる場合もある。…ただしさすがに個人の電は発電機程度が精一杯だし、将来を見越して有限な燃料や弾薬は節制を余儀なくされる。

手つかずの物資・食料・燃料・武器弾薬といった保管庫・貯蔵庫が見つかる場合もあるが…

  • 既に有事で武器弾薬類が全て持ち出されたり、暴徒に略奪されている
  • 既に別のグループに占拠されている
    • 排他的である場合は戦闘を避けられなかったり、交渉できても厳しい条件を提示される
    • 悪な怪物の巣窟になっていたり、汚染されているなど、容易に立ち入れない状態
  • 施設に入るためのが変形破損しており、何らかの手段で破壊する必要がある
    • 強固な防護などは、動のないアナログ具では容易に破壊できない
    • が高すぎれば内部の保管品が損傷してしたり、保存性が大幅に低下してしまう
    • 破壊の騒音によって周囲の暴徒モンスターといった脅威を呼び寄せてしまう
  • トラブル戦闘によって物資が使用不能になっている/なってしまう
    • ・保冷・冷凍といった保管機の喪失により腐敗・変質している
    • 建物の崩落や損壊による密閉性の低下、日光によって腐敗・変質している
    • 害虫動物モンスターによって袋ごと食い荒らされている
    • 施設ごと倒壊・爆発炎上没してしまう
  • 中に入れたは良いが施設周囲を脅威に囲まれてしまい、脱出が困難になる

「貯蔵された物資が十分に残った状態で全て使えなくなった」…といった悲しいパターンしくない。
よく探すと物陰や隙間に落ちていたり、容器やボックスの中で別個保管していたことで運よく難を逃れたアイテムが少数手に入る場合もある。

原因

文明が滅びる原因は作品により異なるが、隕石の衝突、大災害変地異)、資の枯渇、種族の寿命など自然発生的なものから、世界規模の核戦争勃発、生物兵器として開発された致死性ウイルスの蔓延[1]、致命的かつ広範囲の環境汚染といった人為的なもの、知生命体や巨大化生物侵略・大量出現による人類淘汰まで多岐にわたる。

ただし作品によってはそもそもの明確な原因が言及されないことも多々あるが、
途中でられる、推測する、映像などの記録として残されているといったパターンもある。

目的

  • 生存サバイバル)、自給自足
    • 生存者の救助。(一部の作品によっては行う)
    • 人類復の建設といった大規模な的を掲げる場合もある。
      • 作品によっては既に小~中規模の集落を形成している場合もある。
  • 安全なや食料、生活必需品合成素材武器、燃料、建設資材といった物資の探索・補給。
  • 脅威からの逃避・防衛、またそれらを偵察、警、撃退、根絶する。
  • 重要なものや場所を探す。
    • 解決のために、文明崩壊の原因を知る。
    • すべての元凶となっている原因を止める。
    • 安全な場所をめる。(不確定な情報である場合も多い)
    • 遠隔地の安全地帯、他の生存者に対して救難信号を発信、交信を試みる。
    • 疫病の特効跋扈する脅威への決定打となる物質など、根本的な解決策をめる。
    • 大量の食料類、現状を打破する具や兵器が備蓄された傷の格納庫などを探す。

ポストアポカリプスを描いた主な作品

漫画・アニメ

ゲーム

映画・書籍

その他

関連静画

関連ゲーム

関連項目

脚注

  1. *ウイルスによって理性くし、ゾンビなど異形化した人間動物なども含む。
  2. *舞台となる惑星は人類滅亡後の地球と思われる要素が散りばめられているが、公式には惑星ということになっており地球とは明示されていない。

【スポンサーリンク】

  • 28
  • 0pt
スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%97%E3%82%B9
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

ポストアポカリプス

379 ななしのよっしん
2022/06/02(木) 17:30:57 ID: kUHx/r9tQ0
星のカービィディスカバリーは壊滅化した大地で冒険するだけでサバイバルする訳じゃないから微妙に違うんかな?
380 ななしのよっしん
2022/06/16(木) 22:31:35 ID: rgTKO5Z1Ow
ポストアポカリプスを含めた終末モノの評論が面かった。前半にある終末の分類だけでもデータとして参考になる。

世界の終わりの安らぎと、その系譜(評論)
https://highland.hatenablog.com/entry/2022/06/16/014401exit
381 ななしのよっしん
2022/07/14(木) 17:29:20 ID: qaNwSgGToJ
そもそもディスカバリー新世界て滅びたわけじゃないしな
ネタバレだから詳しくは言わんが、要は移住の結果過疎って廃墟化って感じだし
382 ななしのよっしん
2022/07/16(土) 16:06:35 ID: Md5lmVUbtX
>>381
廃墟探索ものは戻るべき文明が存在することが多いから若干ジャンル
383 ななしのよっしん
2022/08/20(土) 23:03:29 ID: GJkrat7Too
∀ガンダムあってだろ?って思ったけど、ある意味あってるな。一応文明が崩壊した後の復を描いてるわけだし。

兵器としてのMS地球でも文明を保っていたでも量産が難しく発掘品で昔の遺産でしかない。そのせいで大規模な戦闘にならず小競り合いで終治したしな…
384 ななしのよっしん
2022/08/26(金) 06:28:12 ID: liQ+KxJkzB
好きな子とポストアポカリプス世界する妄想とかよくしてました
385 ななしのよっしん
2022/09/15(木) 10:01:02 ID: 3iC6adNgAR
した世界ってロマン凄くない?
386 ななしのよっしん
2022/09/15(木) 10:07:13 ID: 8qwEctLnuN
なんか最近のソシャゲこればっかだな
387 ななしのよっしん
2022/09/15(木) 10:15:14 ID: IbXSWXZzLM
一つ成功すると粗製濫造モードに突入するからしゃーない
388 ななしのよっしん
2022/09/15(木) 19:03:45 ID: 2mX8/hFJ3t
>>380
ポストアポカリプスかどうかとは別の区分で
ディストピア」と「心地よい破滅」のA/Bという区分があるというのは納得感があると思う
前者は作中の出来事に対する物理的な概念による区分で、後者はどっちかというと雰囲気とか精的な概念による区分だから
敢えて言えば記事の中でも言われてるように「AとBで曖昧」あるいはもっとCになるような精的区分もありそうだけど、それが理由で「ポストアポカリプスかどうか」の区分にはしないんだよね