概要
チェンソーの悪魔。
ケガをして弱っている時にデンジと出会う。デンジはポチタに血を分け与えることでキズを治し、ポチタは自身の力を貸すことでデンジをデビルハンターとして戦えるようにした。それからはデンジと仲良く暮らしていたが、借金取りのヤクザに騙され、デンジもろともゴミ箱に捨てられてしまう。
デンジは、もし自分が死ぬことがあったら、自身の体をポチタにあげ、普通の暮らしをしてほしいと望んでいた。しかし、デンジの夢の話を聞くのが好きだったポチタは、自身の心臓をデンジに与え、その代わりデンジの夢を私に見せてほしいと告げる。この契約によってデンジは生き返り、チェンソーの悪魔の力を使えるようになった。
鼻の利くマキマによると、デンジからは人と悪魔の二つの匂いがするらしく、ポチタはデンジの中で生きていると話している。
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時々、デンジは不思議な夢を見ていた。扉の前に立っていると、向こう側から「開けちゃダメだ」とポチタが制止する、という内容であった。
扉の先にあるものは長らく謎に包まれていたが、マキマによって「デンジが自身の父親を殺した記憶」であることが明かされる。デンジが嫌なことを思い出さないよう、ポチタは彼の体の中で記憶を隠し続けていたのだろう。
また、パワーはマキマによって殺されてしまうが、以前デンジがパワーの血を飲んでいたことにより、デンジの中でポチタと会話をしている。パワーはポチタの肉を食べて復活する代わりに、デンジを助ける契約を交わした。
ポチタ、もといチェンソーの悪魔の夢は「誰かに抱きしめてもらうこと」だった。簡単な夢に見えて、あまりにも強いチェンソーの悪魔には難しいことだったのである。デンジは弱っていたポチタを助け、いつも抱きしめていたため、ポチタの夢は既に叶っていたのであった。
チェンソーの悪魔
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ポチタの本来の姿。
腸をマフラーのように巻きつけ、頭と二つに割れた手からはチェーンソーが生えている。
闇や地獄ではなく、チェンソーの悪魔が最も恐れられているのは、彼が「地獄のヒーロー」だからである。悪魔が助けを呼ぶとかけつけ、叫ばれた悪魔も助けを求めた悪魔もバラバラに殺してしまう。多くの悪魔に目をつけられることとなったが、何度倒そうともエンジンを吹かして復活する。そのあまりにもめちゃくちゃな活躍に、多くの悪魔が恐れ、怒り、崇拝しているのである。
そして、彼が恐れられている理由はもう一つある。チェンソーマンが食べた悪魔は、その名前の存在がこの世から消えてしまうのである。
食べられた名前の存在は、過去現在そして個人の記憶からも消えてしまい、物事を掌握する力のあるマキマでさえも全てを覚えていない。実際、チェンソーマンの世界では「ナチス」「アーノロン症候群」「第二次世界大戦」「エイズ」「租唖」「核兵器」「比尾山大噴火」などの存在が忘れられており、それらの名前を覚えているのはマキマしかいないという。
他にも「人なら誰もが持っていた第六感」「子供の精神を壊すとある星の光」「生命が寿命を迎えると死の他にあった4つの結末」などの概念もチェンソーマンによってかき消されている。
第2部で三鷹アサと契約を交わした戦争の悪魔(ヨル)も身体の一部を彼に喰われており、マキマが上述した「核兵器」を含む戦争関連の存在が世間から忘れ去られた。
忘れ去られた概念を呼び戻すには、チェンソーマンにダメージを与えて悪魔を吐き出させることが必要。ただし本人の圧倒的な強さもありかなりの無理ゲーであり、使役した他の悪魔も喰われてより多くの概念が忘却するリスクがある。
マキマは「彼のファン」だと話しており、チェンソーマンとの戦いに勝つことで彼を支配し、「戦争」や「飢餓」などの概念を消してよりよい世界を作ろうとしている。
眷属
関連静画
関連項目
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