ポボルバルムとは、MHFに登場するモンスターである。別名は騒音創音竜。
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概要
MHF-G6(2014/11/19)で実装された高地に生息する飛竜種であり、アカムトルムのような超大型モンスター。
MHF産超大型飛竜種はオディバトラスに引き続き二匹目である。
剛種とG級が存在し、G級での難易度は★7。
見た目はズバリ「陸上に適応したクジラ」なモンスターで、パッと見では飛竜種というより海洋生物らしさの要素のほうが強く感じられる。
そのためシルエットだけが公開された時点では海竜種と思われていた。
ゲーム中では説明されてはいないが、生態も現実のクジラを思い浮かべられるものとなっている。
元々ポボルバルムは空を飛んで生活していたものの他の飛竜との生存競争に勝てず、捕食されることで絶滅寸前になり怪我をして飛べなくなった個体が地上で暮らし始めたと4gamerネットの記事で説明されている。
頭と翼と尻尾に楽器のような器官がついており、その部位から発せられる音はポボルバルムや周りにいるハンターに様々な影響をもたらす。
ゲーム的な効果は後述の演奏を参照。
攻撃は腕を叩き付けて衝撃波を発生させたりボディプレスで地割れを起こしたりと鈍重で判定も一瞬なものが主だが、
尻尾叩き付けから、潜ってクジラのようにダイナミックに飛び出す攻撃や後ろに向かっての突進などに派生させてくることもある。
咆哮系の攻撃を喰らうと「混乱やられ」という新しい状態異常に陥る。
混乱やられになってしまうとダメージを受けたハンターが、なぜか踊りだしたり笑い出したりと奇怪な行動をし始め大きな隙を晒すことになるため、レバガチャで迅速に解除したい。
肉質はそこそこ柔らかいのだが、ポボルバルムは剛種G級両方とも同ランクのモンスターと比べてずば抜けたタフネスを誇る。
剛種の体力からして体力バカと言われた剛種デュラガウアより5000高い30000もある。
G級では体力自体は変わってはいないものの、全体防御率が低くなっているため総合的な耐久力は剛種の約2倍。
G9.1で剛種の体力調整が入り超耐久筆頭のポボルバルムもHPが24000まで減少したが、
G級はそのままであるためそれで換算すると剛種の約2.6倍の耐久となる。
とは言ってもステータスだけ見ればG級では常軌を逸するという程ではなく、超耐久と言われる所以は主に演奏。
また、超大型故に罠は無効のためデュラガウアと違って捕獲も不可能。
火力が足りず運が悪いと二つの旋律のおかげで何時までたっても死なない。
そのため剛種G級共に十分な火力を確保できるようになってから挑むのが正解。
弱点属性は雷なのだが、大して通らないので属性の有効性は低い。
一方毒属性には非常に弱く剛種でも1440、G級では2160もダメージが与えられる。
防御旋律のおかげで防御率がガチガチ(特にG級)なので毒属性は極めて相性がいい。
演奏
ポボルバルムは前述の通り楽器のように変化した頭、翼(前足)、尻尾を持っており、
それら三箇所を使って狩猟笛の如く自己強化の演奏を行うという特徴がある。
部位ごとの演奏で効果が異なり、
頭は攻撃力アップ、翼は防御力アップ、尻尾はダメージ回復(5000)となっているほか、
G級では開幕のみ全効果を一度に与える演奏も行ってくる。
また、この効果はポボルバルムのみならず周囲のハンターにも及ぶ。
咆哮後に演奏準備状態に入るが、この時演奏に使う部位に水飛沫が発生し、
演奏は水飛沫が発生している部位を殴ることで怯ませ、妨害することが可能。
妨害に成功すると確定で落し物をする。
特に翼による防御演奏、尻尾による体力回復演奏を完遂されると一気に狩猟時間が長引いてしまうため、
この2種の演奏には特に注意して対処したい。
前述の通りハンターにも効果があるので攻撃力UPに繋がる頭の演奏はあえて阻止しないという戦術もあり。
剛種は開幕に飛沫発生→攻撃行動1回→立ち咆哮→演奏準備、
G級では開幕咆哮後確定で全効果演奏を狙って来る。
なお演奏準備時間は通常は非常に短い(2秒程度)が、既に破壊されている部位が演奏に使われる場合、
破壊した部位を修復してから演奏を開始する(部位破壊報酬は消滅しない)ため、準備時間が延びる。
よっぽどの超火力がない場合、部位破壊なしでの演奏妨害は非常に厳しい。
部位破壊自体も少々特殊な仕様となっており、演奏効果が発生している状態(開幕を除き、飛沫が上がる部位が存在している場合)ではどの部位も破壊することができなくなっている。
ただし蓄積はされており、演奏効果が切れた直後の「SAの無い行動」時に一発殴ることで怯みが発生し、蓄積完了した部位がまとめて破壊される。
また、麻痺中も同様に破壊できない模様。
特異個体
G級のみHC化可能。
攻撃力が少し増えるが体力や防御補正、怯み耐性は一切変わらない。
HCモードに変化させるとブレスや周囲攻撃に少々変化が出るが微妙な差。
なので実質G9.1以前のオディバトラスのようにポボルバルムがHCモードになっただけに近い。
余談
- ポボルバルム実装と同時に開催された「G6横断ハンティング」というイベントでポボルバルムの防具を作ることが指定されたが、
GからGFに強化するときに必要な「創音竜の翼」の要求数(2個)がおかしいと注目された。
というのも確率自体は他のG級モンスターの部位破壊レア素材と同じく12%だが、
ポボルバルム自体が物凄いタフネスを持つため連戦に通常の二倍ほどの時間がかかってしまい、
素材を集めるのにかかる苦労が他のモンスターに比べてかなり多かったためである。- そのため登場してわずか一週間で翼の救済クエストが配信されるだけでなく、G6横断ハンティングの賞品受け取りが、翼を使う強化段階のみ本来の期間の2014年12月10日から2015年2月18日まで延長されるという異例の事態を引き起こした。
- ポボルバルムの攻撃やギミック自体はともかく、翼の件で注目されたようにステータスや演奏による防御力UP量とHP回復量のせいで戦闘が無駄に長引いてしまうため、プレイヤーからの評価は低い。
MHFでは特異個体化の際にこういった不満点を解消することが多いのだが、ポボルバルムは通常個体と同時に特異個体が実装されたため、ステータスや演奏の仕様に調整が入らない限り評価は覆らないと思われる。
- 前述の通り罠自体が無効なため捕獲は不可能だが、これは捕獲可能とするとポボルバルムを捕獲することをプレイヤーに「捕鯨」と呼称されてしまい、反捕鯨団体から苦情が来る(実際にそのような呼称がされ、国際問題に発展したゲームが過去にあった)のを防ぐためだという陰謀論があるが、実際には不明。
関連項目
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