人が人を選ぶにあたって…一番『大切な』事は何だと思うね?……
それは『信頼』だよジョルノ・ジョバァーナ君
それに比べたら頭がいいとか才能があるなんて事は
このクラッカーの歯クソほどの事もないんだ…
ポルポとは、ジョジョの奇妙な冒険第5部「黄金の風」の登場人物である。
CV:岸祐二(PS2ゲーム版)/石川英郎(TVアニメ版)
どれ、それでは「概要」を始めるとするかな・・・
イタリアを支配するギャング組織「パッショーネ」の幹部。ネアポリス地区を縄張りとし、賭博・密輸等を仕切っている他、入団希望者の面接・入団テスト及び一本しかない「弓と矢」の管理を担当している。
異常なまでの巨躯である。キングサイズのベッドと見間違う程の体躯であり、部屋の天井に届きかねない背丈、小型冷蔵庫並の顔の大きさ等、デブを通り越した何かになっている。
刑務所を住まいとしている。懲役15年以上の罪で服役しているがそれはワザとであり、上記の体格ゆえ反乱分子の襲撃に対応できない恐れがあるためあえて刑務所の中に身を置いている。
ポルポが収監されている独房は私室と言った方が正しく、高級酒含む飲食物の他、TV、冷蔵庫、プラモデル、拳銃、壁画(ゴッホとゴーギャン)など様々な嗜好品があり、何不自由ない生活を送っている。組織幹部の権力の程が窺い知れる。ちなみにこの部屋にどうやってポルポを入れたのかは不明。
パッショーネを乗っ取ることを画策したジョルノの最初の敵とも言える存在で、ジョルノに「24時間ライターの炎を消さずに見守る」という入団試験を与えた。
試験の前に「人を雇う時に一番大事なのはその人に信頼があるかどうか」という旨の論を言っており、ジョルノはその「信頼」を見るだけの試験だと思っていたが、この試験は別の目的があった。
再点火したのだッ!受けてもらうぞッ!
- ブラック・サバス
【破壊力:E(ただし抑え付ける力は例外でA) / スピード:A / 射程距離:A /持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】 - ポルポのスタンド。第4部で登場した「シアーハートアタック」と同じく、自らの意思とは無関係で相手を自動で攻撃する、遠隔自動操縦タイプのスタンド能力である。
- 普段はライターの中に潜んでおり、ライターを再点火すると姿を現し、再点火した者と再点火した瞬間を見たものに対して無差別攻撃を仕掛ける。自動追跡にあたっては、影の中を驚異的なスピードで移動、ターゲットの魂を捕えて、口内の矢で貫く。本来戦闘型のスタンドではないので力は弱いのだが、スピードと押さえつける力はとてつもなく、一度捕まったらほとんど逃れる術はない。ただし、影の中を自由に移動できる代わりに、光の当たるところは行動が大きく弱くなるという一面があり、しばらく長い時間光にあたるとそのまま消滅してしまう(自動攻撃を中断するだけで、本体がダメージを受けたりスタンド能力を失ったりするわけではない)。
- また、自動操縦タイプというスタンドの特性上、スタンドの本体であるポルポはスタンドの近況についてを一切知らず、スタンドがいつどこで誰を攻撃(殺害)した、誰かと戦闘になったのかさえも知らない。
ジョルノはこのライターの炎を守っていたのだが、不慮の事故で炎が消えてしまった。この炎を消してしまった(事実をまったく知らない)老人がライターの再点火を試みる。ジョルノはこの試験を「信頼があるかどうか」のみの試験だと思っていたので再点火は不可能だと思っていた。実際には再点火によって矢を突き刺され、スタンド能力を発現するか、適性が無く死んでしまうかのテストだった(或いは、真面目に24時間炎を見張ることが出来ればそれはそれで、スタンドが無くとも何かしらの形で組織の道具にできる、と考えていた)。
結果として再点火したじいさんは死んでしまい、ジョルノもターゲットになった。この時ジョルノは「事実を知らないじいさんを簡単に殺した」と憤りを感じている。これはジョルノの不注意も絡んでいる為、「どす黒い感覚が心の中にある」と言っていた。
ちなみに、矢がスタンドのデザインにプリントされている事、そして精神(魂)を簡単につかんだことから、ブラック・サバスはもしかしたらシルバーチャリオッツレクイエムやゴールド・エクスペリエンス・レクイエムなどと同じようにレクイエムの一種なのかもしれない。
その後…
結果、ブラック・サバスの攻撃はジョルノと偶然駆けつけた康一によってかいくぐられた。
その翌日、再点火されたままのライターを持ってきたことにより、ポルポはジョルノがパッショーネに入団するのを認めた。この時、ポルポはジョルノに「侮辱」という行動の重さ、強さをジョルノに教えた。おそらくこれは組織に反逆する事への止めかと思われる。
しかしジョルノはこれを逆手に取り、「お前はあのじいさんの『命を侮辱した』。だからお前の拳銃を一本バナナに変えてきた。最後の食事、よく味わって食べるといいぜ」と呟く(ポルポの居ないところに独り言のように言ったので、当然ポルポは死ぬ直前まで知らない)。ジョルノはパッショーネのバッチを受け取る際にゴールド・エクスペリエンスでこの細工を施しており、それを知らないポルポは自分の拳銃を口にくわえて自分で引き金を引いて死ぬことになった。なお、部屋が頑丈だったこと、彼の拳銃だったことからこの事は自殺と判断された(それと同時に『矢』が一本破壊された)。
その後、ブチャラティはポルポに命令されて彼の財産を隠していたことをメンバーに打ち明け、幹部になるべくポルポの金を横取りする。ブチャラティはその隠し財産を組織へ上納、見事幹部に昇格し、物語は本格的に動き出す。
余談
- 名前の「ポルポ(polpo)」とはイタリア語で『タコ』を意味する言葉である。
作中、彼が自分の指を加えて食っていた(と、ジョルノには見えた)描写も、「タコは飢えると自らの足を食って延命する」ことに引っ掛けたジョーク的な描写(遊び)とする意見もある。 - 作中のブラック・サバスとの戦闘で、「ジョジョ」のキーアイテムでもある「矢」を口に携えたブラック・サバスの攻撃をゴールド・エクスペリエンスが直接掴んで防御するシーンがあるものの、コレが後の第5部ラストの「矢とレクイエムを巡る秘密(矢にスタンドが貫かれることで、スタンドが更なる覚醒を遂げる)」と矛盾している、との声が挙がる場合も少なくない。
こちらについては身も蓋も無い事を言えば「ブラック・サバス戦の時点でレクイエムというアイデアが作者・荒木飛呂彦のアイデアの中にまだ無かった」可能性が考えられるのだが、あえてその考えを抜きにして補完するならば「ブラック・サバスの矢はあくまでも、スタンドの才能を引き出す能力(=矢のウイルスの能力)だけをコピーしていたため」と考える事もできるかもしれない。
他の説では、こちらにて様々な説が挙がっている。 - アニメ「黄金の風」が放映開始となった2018年10月には、「24時間スマホを動かさずに画面の中のライターの火を守る」入団試験のようなアプリが登場した。この入団試験をクリアした挑戦者の中から抽選で30名に、「パッショーネバッヂ」のプレゼントが予定されている。挑戦できる期間は2018年11月21日の23:59まで。
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