ポーキー・ミンチとは、MOTHER2及びMOTHER3に登場するキャラクターである。
この項目には、偉大なるキングPさまの秘密が書かれています。 ありがたく閲覧するように。 |
概要
オネット郊外、ネスの家の隣に住むミンチ家の長男。
家族構成は、家主のアンブラミ・ミンチ、妻のラードナー夫人、そして弟のピッキーの4人暮らしである。
なお、アンブラミ・ミンチ氏はネスの父親に「なんびゃくまんドルにちょっとかけるくらい」のお金を貸しているらしい(ただし、ネスの家庭にそういった暗さが全く無く、ネスの父親も多額のお小遣いをくれることから、アンブラミ氏の見栄である可能性も高い)。
両親共に体罰をもって子供達を厳しくしつける家庭である。
ちなみに彼の嫌いな食べ物はネスの好物(好きな食べ物)である。
特徴
太めの体型で、意地汚い。無人販売所の食べ物を(お金も払わずに)全て平らげてしまうくらいである。
性格はお世辞にも良いとは言えず(どちらかというと自己中心的で悪い)、平気で人の心が張り裂けそうな事を言ったりする。強いものの味方である。
また調子もよく、年上の人間には愛想よくする。 ただ臆病な面もあり、襲って来る動物に対しネスを盾にして隠れたりピッキーを連れて隕石を見に行った時は怖さのあまりピッキーを置いて逃げ出してしまった。
ネスにとっては悪友といった関係である。それ以外の友人については描写がないため不明だが、その性格からしているとは思えない。だがしかし、人望が全くないのかと言えばそういう訳ではなく、作中で登場する悪役に取り入っていたり、MOTHER3の世界ではそこに行き着くまでの間に多くの人を洗脳している他、中には少数ながら洗脳ではなく自主的に彼に協力する者が存在していたりもするため、悪役気質の人物からの人望はあると言える。
ノックの音が下品である(家系なのか、ピッキーも同様のたたき方をする)。
MOTHER2のポーキー
ピッキーを探しに行く時にブンブーンと出会い、自分が世界を救う4人の少年少女の一人かと思ったがそんなことはなかった。
何故かネスよりも先にハッピーハッピー(以下HH)村へ行き、カーペインターに取り入り、幹部クラスになっていた模様。乱暴な信者達を引き連れて山小屋へやってくる。
カーペインターが正気を取り戻したら、今度はフォーサイドでモノモッチ・モノトリーに取り入り彼の右腕としてモノトリービルにオフィスを構えている。この時自分の父親も呼んでいる。
モノトリーに取り入る際、HH村から持ち出した(と思われる)マニマニの悪魔を彼に渡し、権力を手に入れさせたと思われる。この時にデパートの怪人のような、宇宙人系のモンスターがデパートにいる辺り、ギーグとわずかに接触できたのではないかと思われる。
モノトリーが正気に戻ってからはヘリコプターを強奪し、スカラビ→魔境へと飛んでいった(ヘリコプターは魔境で墜落している)。
ここで一旦彼の足取りは途絶えてしまうが、物語の終盤、最低国へ行く為の乗り物スペーストンネル(以下ST)1号をどせいさんを人質にとって強奪、最低国へ向かう。
ST1号は破壊しており、しかも過去へ飛ぶシステムは付いていないため、ギーグの導きによって過去の最低国へと移動したと思われる。
その後はギーグから重機をさずかり、ネス達の前へと立ちはだかる。
ギーグが倒されたと判ったら、乗り物を使い別の時間へと逃げていった。
この後さまざまな時間を旅し、MOTHER3の舞台であるノーウェア島へとたどり着く。
MOTHER3のポーキー
ネス達との戦いの後、ノーウェア島にたどり着くまでにさまざまな時間と世界を旅したらしい。その影響で彼の肉体は老人のそれと同じぐらい衰弱しており、一人で歩くことも出来ず、生命維持装置をつけている。ただし、精神は子供のままであり、無邪気に残酷なことが出来てしまう。
元の性格のせいもあるのだろう、行く先々の世界から彼は追い出され続けてしまった。その所為と時間が経ちすぎたため、心は醜く歪んでしまっている(自制心が欠落している)。ちなみに彼は時間旅行の影響で不死になっており、死ぬことはない。
さまざまな世界から連れてきた人たちを自分の部下(ブタマスク)にし、ノーウェア島の生き物を使って怪物を作らせたり、自分好みの街(ニューポークシティ)を作ったりしている(かなり悪趣味)。
ニューポークシティには自分を称えさせるために「キングのぞう」を設置し、もし自分(像)に敵意を抱いたりしたら攻撃するようにプログラムしている。
ちなみにキングの像のHPは99,999,999。普通に戦っても勝ち目がないが、あるアイテムを使うと…?
マジプシーのロクリアから七本の針について聞き、仮面の男に針を抜かせて闇の竜を起こそうとしている。
また、誘拐してきたアンドーナッツ博士(MOTHER2の博士と同一かどうかは不明)とどせいさんに「ぜったいあんぜんカプセル」を作らせた。
これは中に入れば外部からのあらゆる攻撃を完全にシャットアウトする、文字通り「絶対安全」な代物だが、一度中に入ると二度と出入り不可能という仕様(そのため外部からしても絶対安全)を知らされていなかった。(博士は小声で「まだつかっちゃいかん」といったらしいが)。
ポーキーの心理
家庭の影響もあるのか、自分は愛されていない(好きになってもらえない)という思いがあったのだろう、その所為で心は悪い方に歪んでいったと思われる。
概要でも書いたように描写がないが、そんな性格なので友人はいないと思われるが、ネスだけはなんのかんのいって自分に付き合ってくれていたため、友情を感じていたのだろう。そのネスが「選ばれし子」として冒険に出た事で、そうではなかったポーキーが対抗心を燃やした事が全ての始まりだったのかも知れない。
しかしイカヅチタワーに(おそらくネスから貰ったのであろう)「ともだちのヨーヨー」が大切に保管されている事、またニューポークシティの映画館でネス達の映画が上映されている事から見ても、ポーキーはずっとネスを友達だと思っていたのは間違いないだろう。
マジカント(ネスの心)にいるポーキーが「おまえがうらやましいよ」と言ったのは、ネスもポーキーの内心を察していたからなのか、PSI能力等により普遍的無意識を通じてポーキーの本心を感じ取ったからなのかは定かではない。
いずれにせよ、残念ながらネスはポーキーの暴走を止めることが出来なかった。
無論、ポーキーの性格ははっきり言ってクソガキそのものであり、作中でのポーキーの悪事は擁護出来ないだろう。だが、彼はまだ中学校にも上がっていない子供であり、ネスからも一応友人と思われていたところを見るにまだ更生の余地はあったはずである。
もし彼に、ネスの両親の様な十分甘えられる両親がいれば、もし彼が歪んだ育ち方をせずネスの冒険を応援できる様な心を持っていれば、もし妙な宗教団体と接触していなければ、もし何かが1つでも良い方向に転がっていれば、もし、もし……とついつい考えてしまうキャラクターでもある。
関連キャラ
- 【ピッキー】
- ポーキーの弟。兄と違ってしっかりもの。ポーキーが隕石を見に行った際に行方不明になったため、探すのに突き合わされる形でネスの冒険が始まる。帰ったあとは父アンブラミに兄ともども制裁(お尻叩き)された模様。
- なおこの序盤のイベント以降ずっと家の2階にいる。一体どうやって生活していたのだろうか?
- 【アンブラミ・ミンチ】
- ポーキーの父親。ネス(主人公)のパパにお金を貸しているらしい。大都会フォーサイドにおいても登場しており、モノモッチ・モノトリー氏に取り入ったポーキーのおかげで自身も重役につけた。しかしギーグの企みが暴かれた後は立場を追われ、自分の居場所がなくなったからか、以降はフォーサイドの片隅にある「ボルヘスの酒場」で飲んだくれている。
- 【ラードナー夫人】
- ポーキーの母親。宇宙人を倒す力を持ったブンブーンのことを「小うるさい便所バエ」と称して一撃で叩きのめす実力の持ち主。ポーキーやアンブラミと違い、ピッキーとともにオネット郊外の家にずっといる。
- ストーリーの最後においては、帰ってこない夫にとうとう愛想が尽きたのか、カラーマンという男を家に招き入れている。
- 【カーペインター】
- 山奥にあるハッピーハッピー村の教祖。謎の金色の像を崇めており、ポーキーを部下としている。ギーグの企みが破られたあとは善人に戻る。
- 【モノモッチ・モノトリー】
- 大都会フォーサイドにあるモノトリービルのオーナー。フォーサイド全体を牛耳っており、警察も言いなりにするほどの黒幕。ポーキーを自身の部下としている。
- だがギーグの企みが破られたあとは、力や欲望を失い本来の善人に戻ったことで、ポーキーに用済みとして見捨てられた。
その他の作品
大乱闘スマッシュブラザーズ
大乱闘スマッシュブラザーズXではアドベンチャーモード『亜空の使者』にて、MOTHER3に準拠したデザインでキングの像と共に出演(本人はボスキャラとして戦闘時のマシンに乗っている)。残念ながらブタマスクは未登場。
キングの像は強制スクロールによくある破壊不可能なステージギミックとして登場。一定時間逃げ切れば自動的にクリアとなり、そのまま本体のマシンと戦闘になる。
避けにくい連続攻撃やレーザーと一撃必殺級の突進・ボディプレスを兼ね備えた地味な強敵。早歩き時の足にも攻撃判定がある他、爆発するポーキーロボを定期的に地上にばらまくが、空中に居すぎると連続突きに巻き込まれ……と、隙がなく厄介。
実は上部に足場判定があるため乗りながら攻撃できる。また、歩行中にカービィの下Bをうまく当てると「足場の端に乗り上げる→ずり落ち時に攻撃判定→移動で足場部に再び乗り上げる→そのままずり落ちて……」というループが超高速で発生して瞬殺できるという小技もある。大ジャンプ中にHPを0にすると着地と同時に死亡するのはお約束。
知っての通りスマブラシリーズに登場するキャラクター達は皆「この世界」に住むフィギュアであるため、原作のポーキーが「この世界」に旅行してきたわけではない。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALではポーキーは登場しないが、「ぜったいあんぜんカプセル」がスピリットとして登場。
入手にはどせいさん+防御属性のアタッカー6体を素材に召喚する必要があり、コストは重め。Lv.99での性能は防御10000という驚異的な値を持つ一方で攻撃はなんと0、装備スロットどころか個性(PSI攻撃強化等のボーナス)もないという他に類を見ない尖りっぷり。
ところでキーラによってスピリット化された時、中のポーキーは一体どうなったのだろうか…?
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関連項目
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