「ザラ級重巡ポーラ、出撃しま~す。
皆さん、ご一緒に参りましょ~。お~」
ポーラ(Pola)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場するイタリアからやってきた酔っ払い艦娘である。モデルはイタリア王立海軍に所属していたザラ級重巡洋艦3番艦『ポーラ』。
概要ですかぁ~? うーん、それもいいけれど~・・・お酒の瓶、もすこし積みません?
2016年5月3日から開催されている2016年春イベント『開設!基地航空隊』にて先行実装された重巡洋艦娘。同イベントMAPの第5海域(拡張作戦)である『南方ラバウル基地戦域』の海域突破ボーナスとしてのみ入手可能。プリンツ・オイゲン、姉のザラに次ぐ3人目の海外艦の重巡洋艦娘である。
姉のザラと同じく少々くせっ毛なゆるふわロングヘアーを持つが髪の色がアッシュブラウンと異なる。更に姉よりも豊かな胸部装甲を持つがこれは元々ザラ級では煤煙の艦橋への逆流の問題が生じていたため、ザラ級ではポーラのみが艦橋の基部を大型化し、第一煙突と艦橋が合体しているような構造になっているためと思われる。
彼女の特徴はぽわわんとしたゆるふわ系の性格に加え、完全たる酒飲みであることである。先行して実装されていたザラの発言から曰くポーラはお酒を飲むと駄目になってしまうタイプであるということが露呈していたが、いざ登場すると図鑑の説明の時点で酒を飲むことに触れている、という強烈なキャラクターを見せつける。
更に秘書艦にすると往々に酔っぱらった状態で勤務しているのではないか? と思われる発言が大半を占めているのである。本人は飲酒した状態での勤務は否定する発言こそするが
- 改修すると酒瓶を載せる数を増やそうと言いだす
- 入渠で酒を持ち込んで飲んでいたことが発覚する
- というか時報の最中に酒を飲んだことを暴露する(やっぱり飲んでるじゃないかこの(ry)
- 酔ってすぐ脱ぎたがる
- 夕食に提督と間宮に行ってワインをボトル2本空ける(ボイス上確認できる限りであり、これ以上空けている可能性がある)
等、とにかく何かにつけて酒を飲もうと(というか飲んでる)するアル中、もといアル重艦娘である。艦これにおける酒豪キャラと言えば那智や隼鷹がいるが、彼女らですら作戦終了の祝杯として飲んでいて勤務中に飲酒をしている様子はない。
台詞に酔っぱらったものが入っている隼鷹ですら入渠時の酒の持ち込みは提督に伺いを立てているほどである。そういった面を考えれば流石イタリアと言わざる得ないのである。
6/1のメンテにて、イベント終了と共にカウンターバーの内容が更新された。
今まではどの艦娘も酒またはジュースが置いてある時間と何も置いていない時間があったのだが、なんとポーラは史上初24時間酒が出しっぱなしの艦娘となってしまった。しかも、酒ビンの量も明らかに多い上、空けられて転がっているビンまである。どんだけ飲んでんだ。
また一緒に置いてあるツマミ(?)のピザやパスタは同じイタリア勢の時より減っており、ポーラが秘書艦として勤務している間に飲食をいかに頑張っているかが見て取れる。
脱ぎたがる癖も相当なもので、中破すると「暑くなってきたぁ…」と言いながら上着を脱いでしまう(こちらに背中を向けるので胸は見えない)。
2016年11月に発表された三越百貨店とのコラボイラストでの中破は、着ていたロングコートを脱ぎ、右手に持っていたワイングラスの中身を飲み干し、おかわりを要求するかのようにこちらに差し出しているという、脱ぎ癖・飲み癖の悪さをダブルで表現したイラストとなっている。さらに言うと艤装を全く持っていない。お前は何しに来たのだ。
他だと殆どの場合「提督がセクハラして艦娘が何かしらの反応を返す」のがお約束のパターンな所、ポーラの場合は「ポーラが脱ぎだして提督が止める」。セクハラされるまでもなく自分からセクハラしていく新しいスタイルである。
なんでしょう~。史実ですかぁ~?
1930年代にイタリア王立海軍が設計、建造した重巡洋艦ザラ級の3番艦が『ポーラ』である。艦名は当時イタリア領だった現クロアチア領の都市『プーラ』のイタリア読み『ポーラ』から取られている。
前述のようにポーラは他のザラ級と艦橋の形状が大きく異なる。ザラ級が装備しているマストは強度を増すために5脚になっていたが、空気抵抗が大きくなったせいで乱流を起こしてしまい、第一煙突の煙が艦橋の方に逆流するという欠陥があった。
他のザラ級は煙突の開口部が後日改良されることになったが、ポーラには設計段階で変更が加えられ、大型化した艦橋基部と第一煙突が合体したような構造になっている。
この設計思想は後に開発される重巡洋艦ボルツァーノにも受け継がれることとなった。
なお、ポーラはザラ級4隻の中で一番遅く起工され、竣工しているが、3番艦扱いされているのは先に竣工したザラ級4番艦のゴリツィア(竣工は3番目になる)が早々に予備役扱いされたためである。
ポーラは1931年に起工し、1932年12月21日に竣工。1936年から1939年にかけてのスペイン内戦の際は地中海に展開していた。
第二次世界大戦が勃発すると姉妹艦であるザラ、フィウメと共に第一分艦隊を編成し、1940年7月9日にイギリス・オーストラリア海軍とのカラブリア沖海戦に参戦した。
しかし、1941年3月28日朝より起きたマタパン岬沖海戦にて、イギリス海軍の空母フォーミダブルの艦載機による雷撃を同日夜に受け、航行不能に陥ってしまう。艦隊司令の命令により重巡洋艦ザラ、フィウメと2隻の駆逐艦ヴィットーリオ・アルフィエーリとジョズエ・カルドゥッチは援護のためにポーラの元に駆け付けるが、その時点で既にレーダーを実用化していたイギリス海軍水上打撃部隊はポーラを捕捉していた。
イギリス海軍アンドリュー・カニンガム提督が指揮する戦艦ウォースパイト、ヴァリアント、バーラムを中核とする水上打撃部隊はポーラの元に集まっていたイタリア艦隊に砲撃戦を仕掛け、ザラ、フィウメ、ヴィットーリオ・アルフィエーリの3隻は短時間で大破、戦闘不能に追い込まれてしまう。
フィウメはそのまま沈没し、ザラ、ヴィットーリオ・アルフィエーリ、ジョズエ・カルドゥッチはそれぞれイギリス海軍駆逐艦ジャーヴィス、スチュアート、ハヴォックによって撃沈された。
すでに戦闘不能となっていたポーラはイギリス側に投降。乗員の救助が完了した後にイギリス海軍駆逐艦ジャーヴィス、ヌビアンによって雷撃処分され、その一生を終えた。一夜にしてザラ級重巡洋艦はゴリツィアを除いて喪失してしまうこととなった。
尚、ポーラの乗組員をイギリス側が救助している際に艦内に泥酔したイタリア水兵が複数存在したという話がある。冷たい海水につかる前に酒で体を温めるためにポーラに積まれていた酒を飲んだためというが、このエピソードがポーラ=酒飲みという性格につながっているようである。
また、セリフの中にある「何にでも挑戦したいお年頃」という言葉は、砲塔に書かれていた"ardisco ad ogni impresa"という言葉を日本語に訳したものである。
関連動画ですか? どこどこ? ……あっ、ほんとだ。たいへ~ん。砲撃戦~準備ですぅ~
Grazie、Grazieで~す!素敵な<関連静画。提督ぅ、ポーラご機嫌で~す
でも~、関連コミュニティには勝てません~。飲むしかないです~
関連項目ですねぇ~。待ってて、今資料を……あ、うぁーーー。あ、提督。ありがとー
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- 立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は千鳥足
2016年春イベント 『開設!基地航空隊』 新規実装艦娘 | ||
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