マイコンBASICマガジンとは、電波新聞社から刊行されていた雑誌である。1982年から2003年まで刊行され、BASICのゲームや音楽のプログラムが掲載されていた。略称はベーマガ。
歴史
元々出版元である電波新聞社は『ラジオの製作』というはんだごてで電子部品を組み立ててラジオを作る理系趣味の人御用達の雑誌を作っていたのだが、1982年に当時出現したてのパソコン用のソフトを取り上げた別冊付録が付いた。これがベーマガの始まりである。やがて雑誌の付録から独立創刊。投稿プログラム、パソコン用ゲームの紹介・攻略、アーケードゲームの紹介・攻略の三本柱で1980年代のゲーム少年を虜にした。
特に投稿プログラムはPC-8001/8801/9801、FM7/77/77AV、X1シリーズ、MSXにX68000と当時発売されていた凡そパソコンと呼ばれていた大抵の機種のプログラムが掲載されていた。当時この投稿プログラムを作り、打ち込み、勉強して成人後は今もプログラマーやシステムエンジニアとして働いている人は多い。
しかし1990年代以降コンピュータへの命令言語の主流はCなどに移行。ベーマガは一プログラム当たり最大でも3ページしか割けないことがあだになり投稿プログラム数は激減。2003年を最後に休刊となった。
特色
プログラムのページにはページの一番下に『OVERFLOW』という読者はがきにある質問欄に編集の『編さん』『影さん』『つぐ美さん』『Dr.D』の4人が答えるコーナーがあり、そこで繰り広げられる読者と編集サイドの受け答えが人気があった。
また、記事は必ずだれが書いたかが記載されていたがそのライター陣が。
- 山下章(後のゲーム攻略本編集会社『ベントスタッフ』社長)
- YK-2(本名古代祐三、個別記事参照)
- Yu-You(本名永田英哉、Y’sシリーズなどファルコムのゲームの音楽を作曲)
- 見城こうじ(後にカスタムロボシリーズを開発した『ノイズ』を創業)
などなど21世紀現在も名を知られていたり業界で活躍している面々を輩出している。
関連動画
関連項目
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