マイティ・ソー(Mighty Thor)とは、マーベル・コミックのスーパーヒーローである。
また、彼を主役とするコミック・アニメ・映画のタイトルにもなっている。
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概要
北欧神話の雷神トール(Thor)を原型に作られたキャラクターで、ソーという名前はThorを英語読みしたもの。正しい発音は「ソール」なので間違った読み方という訳ではない。
「マイティ」は"強力な"とか"超強い"といった意味合いで苗字や名前などではない。近年ではソーとだけ呼ばれることが多い。
本名はソー・オーディンソン。
しかし、オーディンソンは苗字ではなく「オーディンの息子」という意味。
アスガルド人は北欧神話同様かねてからフロスト・ジャイアント(巨人族)と敵対し戦争を繰り返していたが、現在は休戦協定を結んでいる。
オリジン
主神オーディンの息子であり、アスガルドの皇太子として鍛錬を積んでいた。
神々の世界アスガルド最強と言われるまでに恐れられていたが、己の力を誇るあまりに増長しすぎていたためオーディンによって力を奪われ更生させるために人間世界であるミッドガルド(地球)に堕とされたのがオリジンとなる。
コミックでは人間に転生させられ、ソーの記憶を消された上でドナルド・ブレイクという名で生を受ける。足が不自由なこと以外は普通の人間で非常に頭が良く、医者となっている。子供のころから北欧神話に強く引き付けられ、ノルウェーを旅行中に地球侵略を企む土星人の先遣隊に襲われ、洞窟に避難。八方塞がりの状況で、そこで見つけた杖ほどの大きさの木の棒を頼りに脱出を試みるも叶わず、自暴自棄となって棒を投げつけるとたちまちムジョルニアに変化し、ソーとしての元の姿と力と記憶とを取り戻し、土星人を退治した。
その後は医者として働きながらヒーローとしての活動を続けることになる。
実写版では二時間という短い時間でオリジンを消化するために、力に慢心しての増長ゆえにアスガルド追放という流れは変わらないものの転生はなかったことにされ、力だけを封じられたままムジョルニアと共にニューメキシコ州に堕とされる。
「ドナルド・ブレイク」という名前は女性研究者ジェーン・フォスター(コミックにも登場するが設定は異なる)の元彼の名前という設定になり、ソーの偽名として使われる。また、ソーは彼女宅に残してあった男物の服を借りている。
突如落ちてきて誰も持ち上げられなかったというムジョルニアの存在を知り、取り戻そうとするものの、最初は傲慢なままだったためムジョルニアを持ち上げることができなかった。地上での生活やジェーン・フォスターとの恋、そしてロキが追放されたソーを抹殺するために送り込み、街を破壊して回るデストロイヤーとの戦いを通して改心し、ムジョルニアに認められたことでソーとしての力を取り戻した。
特徴
種族 | アスガルド人 |
身長 | 【実写版】193cm(6'4") 【コミック】198cm(6'6)/【人間時】175cm(5'9") |
体重 | 【通常時】291kg(640Lbs)/【人間時】68kg(150Lbs)[1] |
俳優 | 【実写版】クリス・ヘムズワース |
声優 | 【実写日本語版】三宅健太 |
父に最高神オーディン、母にミッドガルド(人間界)の大地の神ジョオド、義理の弟にロキを持つ。オーディンの後継者として育てられ、アスガルドの皇太子を務める。
性格は豪放磊落なオレ様キャラ。しかしながら『高潔な心を持つ者のみ』扱える"ムジョルニア"を自在に操ることができる。品行方正と言うわけではなく自分の心に偽りがなく素直だということ。素直であるがゆえに全盛期は驕り高ぶってしまった。
寿命は非常に長く、コミックではイドゥンにある黄金リンゴを定期的に摂取することで寿命を延長できることが明かされている。細かな年齢は不明だが、実写版でも年はゆうに1000歳を超えていると思われる。
マーベル・ユニバースの北欧神話は彼らアスガルド人とバイキングの交流から生まれたという設定になっている。
能力
※主な能力はコミックの設定だが、実写版の能力の大小はあれど差は少ない。
- 100tを持ち上げられる超人的腕力
- シルバーサーファーと同等の耐久力
- 超人的スピードと敏捷性
- 超人的スタミナ
- ムジョルニアがもたらす天候操作能力による攻撃(雷撃、竜巻etc.)
- ムジョルニアがもたらす聖なるエネルギーを利用した破壊光線
- ムジョルニアがもたらす飛行能力
- ムジョルニアがもたらすエネルギー操作能力
- ムジョルニアがもたらす物質操作能力による鎧の生成
- ムジョルニアがもたらすヒーリングファクター
種族は人間ではなくアスガルド人であるため、筋肉や骨組織の構成が人間とは異なり超人的な耐久性と怪力と回復能力を持つ。普段は本気を出すことはなく、手を抜いた状態でさえ全力のアイアンマンを圧倒する力を持ち、力量はハルクと互角。
実写版ではムジョルニアを失って人間化された状態でもエリートエージェント相当の身体能力は残っており、ムジョルニアを取り返そうとS.H.I.E.L.Dのキャンプに生身で潜入するなどの無茶も行っている。
コスチューム
黒のボディアーマーの上に赤いマントを羽織る姿が基本。ボディアーマーには発光もする丸いパーツが取り付けられている場合もある。普段はノースリーブだが、本気をだすときは袖地が装着される。
アメコミではバイキングがかぶるような兜をしているが、実写版などではかぶっていない。
この兜の側頭部には羽状の飾りがついている(キャップとお揃い)。おそらく19世紀以降に流行った北欧神話の絵画が影響していると思われる。同様の兜をかぶったキャラクターとして日本でもワルキューレ(ナムコ)などがいる。
ムジョルニアについて
北欧神話のトールがもつハンマー、ミョルニル(Mjolnir)の英語読み。読みにくいので実写版では"ムニョムニョ"と発音されたことも。元ネタについてはミョルニルの記事参照。
ソーのメインウェポンにして彼の力の源であり、オーディンの魔法によって作られたもの。
非常に大きく、高潔な精神を持つ者にしか持ち上げることはできない。ソー以外で持ち上げることができた者はキャプテン・アメリカなどを筆頭に数えられるほどしかおらず、ハルクの力を以ってしても持ち上げられなかった(コミックやアニメなどではソーの腕ごと引きちぎって持ち上げたりなどと例外は結構ある)。
また、高潔な心を持たない者の体に置いた場合は対象を動けなくさせる封印効果がある。重さ自体が凄まじい訳ではないためソーの管理下にあればどこでも保管は可能。
北欧神話に伝わるように投擲してもソーの意思に応じて手元に周囲の物を押しのけながら戻ってくることが可能で、凄まじい粉砕力を持つ。
普通に殴るだけではなく投擲武器として使用される他、天候を操ったり、電撃を発したりと魔法的なソーの力はムジョルニアによってもたらされたもの。
コミック版ではソーが前世の記憶を取り戻すためのキーアイテムであり、それ以降も人間体からソーへ変身するための変身アイテムとなっている。また、60秒以上ムジョルニアを手放していると人間に戻ってしまうという弱点があった。コミック版では次元の狭間を突破す能力までも持つが、実写版でその設定はない。
シネマティック・ユニバースにおけるマイティ・ソー
マイティ・ソー/監督:ケネス・ブラナー
2011年にマーベル・シネマティックユニバースの第四作目として公開された。
これまでの『アイアンマン』シリーズや『インクレディブル・ハルク』の科学的な世界に、"異世界の存在"や"魔法"の概念を持ち込んだ作品。科学と魔術の交差の役目を担っている。
冒頭のフロスト・ジャイアントとの戦闘で手にした「コズミック・テスラ(4次元キューブ)」が『アベンジャーズ』のキーアイテムとなる。
アスガルドの皇太子として育ってきたソーの皇位継承儀式の際にフロスト・ジャイアントが「いにしえの冬の小箱」を奪還すべく侵入し、儀式を無茶苦茶にされたのが事の発端となる。
プライドを汚されたソーが独断で親しい仲間を率いてフロスト・ジャイアントの拠点ヨトゥンヘイムに攻め入ったが、それが原因で休戦協定が揺らぎ、開戦の危機を迎えた。無責任な行動に激怒したオーディンが、息子の驕りと傲慢さを改心させ「王としてふさわしい」高潔な魂を磨かせるためにソーからスーパーパワーを奪ってムジョルニアと共にニュー・メキシコ州に堕とした。
一方ソーの弟ロキは己の出自の真実を知って怒り、アスガルドを支配するために動き出すのだった。
時系列的に『アイアンマン2』の後の出来事である。コールソンが『アイアンマン2』ラストで「確認しました」とフューリーに報告していたハンマーはソーのムジョルニア。ホークアイが初登場したのはこの作品。
主演はクリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストン。どちらも無名の俳優であったがキャラにとてもマッチした演技が評判となり大ヒットを記録した。ちなみに、トム・ヒドルストンは元々ソー役でオーディションを受けていたがロキ役を演じることとなった。
アベンジャーズ/監督:ジョス・ウィードン
『マイティ・ソー』でソーとの格の違いを見せつけられたロキが今度はソーの愛した地球を無茶苦茶にして支配してやろうと企んだのがこの作品。
マーベルヒーローの「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」らの大看板が一同に介し、コズミックキューブの力で地球支配を目論むロキに立ち向かう。
ヒーロー映画としてのアクション要素もさることながらヒーロー同士の人間関係にも比重が置かれているのが特徴。
最初はギクシャクしているアベンジャーズチームが「アベンジ(復讐)」を掲げ後半には結束し共闘する。
ソーの恋人、ジェーン・フォスターはコールソンの図らいでノルウェーへ避難しており作中に直接登場しないが名前と写真だけ出ている。物語のキーパーソンとしてセルヴィグ博士が登場。
作中を通して『マイティ・ソー』からロキに支配者としての在り方を問うたりとソーが成長している描写が多く、よく観察すると面白い。
コミックではソーはアベンジャーズチームの創設メンバーの一人。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーは"ビッグ3"としてとても有名である。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド 監督アラン・テイラー
2014年2月公開の実写映画第2弾。アメリカでは2013年11月に公開
神々の王としての立場と、地球に残してきたジェーンとの間で揺れ動くソーと、『アベンジャーズ』で敗れ去ったロキの復活を描いている。
アベンジャーズの戦いから1年後、ソーは混乱した9つの世界を安定させるための戦いを続けていた。その頃地球ではジェーンがロンドンで時空のゆがみを発見する。誤って時空のはざまに迷い込んでしまったジェーンははるか昔にソーの祖先が封じた破壊兵器『エーテル』を発見、それを体の中に取り込んでしまう。
宇宙の果てではかつて宇宙を滅ぼそうとした種族ダークエルフの王マレキスが長き眠りから目覚め、奪われた『エーテル』を取り戻すためにアスガルドへ侵攻を開始した。
ソーは強大な敵と戦うため、牢獄に囚われていたロキを解放し、力を貸すよう要請する。
マーベル・シネマティックユニバースとしてはインフィニティ・ストーンをはじめとした『アベンジャーズ』関連作品以外への繋がりも意識している。映画終盤で登場した「コレクター」は映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも登場している。
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
『ダークワールド』のラストで地球を守ることを決意したソーはアベンジャーズに復帰。アイアンマンことトニー・スタークが作ってしまった人工知能ウルトロンとの戦いが始まる。しかし、その戦いの最中、スカーレット・ウィッチの魔法により不吉な幻を見せられたことでソーはより凶悪な敵の存在を感じ取る。
戦線から一時離脱し、浸かったものに知識を与えるノルンの泉にて、ソーはインフィニティ・ストーンとインフィニティ・ガントレットの存在を知る。アベンジャーズの本拠地に戻ったソーは自らの雷撃にてインフィニティ・ストーンのひとつが埋め込まれた人工生命体ヴィジョンを起動させ、仲間たちに事の顛末を話した。
元はウルトロンに作られたヴィジョンはチームの皆に不信の目で見られるが、高潔な魂を持つものでないと持ち上げられないムジョルニアを持ち上げたのを機にチームに受け入れられ、ソー達アベンジャーズはウルトロンとの最後の決戦に挑む。
ソーのムジョルニアがコメディパートに多く用いられた作品。ソー以外には持ち上げることができないはずのムジョルニアがキャプテン・アメリカが持ち上げようとした際にはわずかに反応したり、人工生命体ヴィジョンには普通に持ち上げられたりする。ソーはヴィジョンが持ち上げられたのはエレベーターでムジョルニアが持ち上がるようなもの(=機械だからセーフ)だと苦しい言い訳をしている。
マイティ・ソー/バトルロイヤル(原題:Thor: Ragnarok)
キャプテン・アメリカとアイアンマンが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で激突していた頃、ソーは『エイジ・オブ・ウルトロン』で啓示のあったインフィニティストーンを探して宇宙を旅していた。
しかし、ある敵から「ソーもオーディンもいなくなったアスガルドはもぬけの殻」「ラグナロクは既に始まっている」と言われ、不審に思ったソーは一度アスガルドに帰還する。そこではオーディンに変装したロキが好き放題していた。ロキの変装を暴いたソーはロキと共にオーディンを置いてきたという地球へ向かう。
ドクター・ストレンジの協力の元、無事オーディンを見つけることは出来たものの、オーディンは既に衰えその命は消えようとしていた。そして、彼が死ねば彼の力で追放されていた彼のもう一人の子供、ソーの姉にあたる死の女神「ヘラ(ケイト・ブランシェット)」が復活すると告げ、光の粒子となってオーディンは消え去った。
直後、ソーとロキの元へヘラが襲来。ムジョルニアさえ片手で砕くヘラを前にロキはビフレストでアスガルドに逃げようとするがそれは逆にヘラをアスガルドに招くことになってしまった。ビフレストの中でソーはヘラに吹き飛ばされ、辺境の惑星サカールへ飛ばされてしまう。
アベンジャーズのメインメンバーでありながらシビル・ウォーで出番のなかったソーとハルクがそれを取り返すように暴れまくるのが本作である。また、ドクター・ストレンジが他のMCUのヒーローと初顔合わせする。その際のストレンジの成長っぷりにも注目。ケイト・ブランシェット演じるヘラはCMなどのキャッチコピーであった「史上最強の敵」の名に恥じぬ強さを見せてくれる。
国内版予告編ではヘラがムジョルニアを片手で受けるシーンもあり、各種フライヤーではサッパリとしたショートヘアのソーを見ることができる。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
前作『バトルロイヤル』のエンディングから直接つながり、上映開始早々、ソーと仲間たちはサノスの襲撃を受ける。
雷神の力に覚醒はしたが武器を持たないソーはサノスに敗れ、多くの仲間を失ってしまう。ロキとサノスの取引によってソーは命だけは助かり、宇宙空間に放置される。そこに現れたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーによって救出されたソーは、サノスへ逆襲するための行動を開始する。ソーはサノスと闘うための新たな武器を求めて、ロケットラクーンとグルートとともにドワーフの住む宇宙の工房、惑星ニダベリアへ向かった。
今作ではソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとアベンジャーズとをつなぐ架け橋役を担うほか、サノスに敗れ多くを失った状態から再び立ち上がる姿が描かれる。キャプテン・アメリカたちの窮地に駆けつけ、ニダベリアで得た新たな武器を振るってサノスの軍団を蹴散らすさまはまさに無敵の雷神。ガーディアンズとのやりとりも必見である。
アベンジャーズ/エンドゲーム
前作でサノスをあと一歩のところまで追い詰めながら指パッチンによる大虐殺を許してしまったソー。この失敗はソーの中に大きな傷となって残り、今作冒頭で、もはや無力となったサノスの首を問答無用で落としてしまったことでそのトラウマはより深くなってしまった。
5年後、生き延びたアスガルドの民が住まうニュー・アスガルドの地で、ソーは家に引きこもって酒びたりの自堕落な生活を送っていた。時間旅行をしてインフィニティ・ストーンを盗み、失われた命を取り戻す作戦が立てられ、他のヒーローが喜び勇んで参加する中、ソーだけは目的のインフィニティ・ストーンよりも酒を優先してしまうような態度であり、バディとなったロケットラクーンでさえあきれる有様だった。
しかし、過去の世界で母親のフリッガに激励されたソーは一念発起。失われていた愛用の武器ムジョルニアも取戻し、再び無敵の雷神として過去の世界から強襲を仕掛けてきたサノスに立ち向かう。
ソー:ラブ&サンダー
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2019年7月に制作が発表されたソー単独作品4作目。監督は前作に引き続き、タイカ・ワイティティ。
当初は2021年11月公開予定で、MCUフェイズ4の最終作となる予定だった。が、新型コロナウイルスの影響で幾度かの延期を繰り返し、全米公開予定日が2022年7月8日に変更された。
今作では一度シリーズから離れていたナタリー・ポートマンが復帰。雷神の力を継いだジェーンとして奮闘する。一方で、本家ソーは2022年4月に公開された予告編で「ヒーローは卒業だ」と述べている。
2022年5月に公開された本予告ではダイエットに挑むソー、ムジョルニアを自在に操るジェーン、ソーをサポートするヴァルキリー、ラッセル・クロウ演じるゼウス、クリスチャン・ベール演じるヴィラン「ゴア」が姿を見せている。
登場人物
- オーディン・ボーソン/アンソニー・ホプキンス
- ソーの父親でアスガルドの王。傲慢さ故にアスガルドの危機を招いたソーをミッドガルドに堕とした張本人。魔法を扱うことが得意でムジョルニアなどを作成した。都合が悪くなるとエネルギーを使い果たすと回復のために「オーディン・スリープ」という眠りに陥ってしまってしばらく眠り続ける。『アベンジャーズ』ではミッドガルドに渡る橋が壊れてしまったため、コズミック・テスラを奪ったロキを連れ帰らせるために多大なダークパワーを使ってソーをミッドガルドに送り届ける。片道で送ることができたが往復は無理なので帰りはコズミック・テスラを使って帰って来い、ということ。魔法だけでなく長い人生経験ゆえに武芸にも秀でていて、アスガルド軍を指揮している。コミックではサノスによって無残に壊されたキャプテン・アメリカの盾を魔法で修復し、更に強化したことがある。
- 実写映画では『ダーク・ワールド』のラストでロキが変身で入れ替わっており、本人は地球に幽閉されていたことが『バトルロイヤル』で明らかになった。
- フリッガ/レネ・ルッソ
- オーディンの妻でありソーの母。ロキにとっては義理の母であるが、ソー同様に育てて虐げたことはなかった。元ネタはコミックのオーディンの側室で、世界観を守るためにミッドガルド出身のジョオドではなくフリッガの名にしたのだと思われる。
- ジェーン・フォスター/ナタリー・ポートマン
- ミッドガルド(人間界)で出会った天体物理学者兼素粒子物理学者の女性。気象観測を行なっていた所にソーと出会う。最初は「異世界からやってきた」と言い張る電波な人にしか見えないソーのことを怪訝に思うが、次第に彼の素直さに惹かれて恋に落ちる。
『バトルロイヤル』で一度はソーと距離を置くも、『ラブ&サンダー』にて雷神の力を得て自ら戦場に乗り出す。 - エリック・セルヴィグ/ステラン・スカルスガルド
- 天体物理学博士の男性。ジェーン・フォスターと共に気象観測を行なっていた所ソーと出会う。最初はソーのことを怪しく思っていたが、彼の誠実な態度を認め、次第に酒を呑むほどの仲となる。ソー関連でS.H.I.E.L.D.とのコネクションができたことからコズミック・テスラの研究を依頼され、『アベンジャーズ』では冒頭にロキから洗脳を受けてチタウリ召喚装置をスターク・タワーで起動する。
- ダーシー・ルイス/カット・デニングス
- セルヴィグとジェーンの元で学ぶ大学院生。彼女が気象写真からソーの影を見つけた。ムニョムニョと言ったのも彼女。
- ヘイムダル/イドリス・エルバ
- アスガルドの門番。黄金のクワガタのようなコスチュームを身にまとっている。ソーをも凌駕する超感覚と耐久性を持つがロキの策略に敗れミッドガルドへのデストロイヤー出撃を許してしまう。
- ウォーリアーズ・スリーなどのアスガルドの愉快な仲間たち
- ヴァルキリー
- 『バトルロイヤル』から登場。かつてアスガルドの戦乙女として活躍した女戦士の生き残り。
- 『エンドゲーム』後はニュー・アスガルドの指導者となる。
ヒーロー・ヴィランとの関係
- ロキ
- ソー最大のヴィランにして、義弟。そしてブラコン。お前ら仲良くケンカしろ。
- 敵対するフロスト・ジャイアントのラウフェイの息子で、戦災孤児となったロキをオーディンが哀れんで拾い、ソーの弟として育てられた。巨人族とはいえ身長はソーよりも少しだけ低い(というよりソーが非常に大きい)
- オーディンから神々の王の座を譲られることになっているソーを妬み、彼を亡き者にして自らが王になろうと様々な策略をめぐらす。
- その魔力は非常に強力であるが、トリックスターとして知られるロキが元ネタであるゆえに策略立てて戦うことを好み、ソーと比べると肉弾戦が苦手。
- 実写版でもその立ち位置は変わっておらず、『アベンジャーズ』でもヴィランを演じた。『アベンジャーズ』ではロキへの報復を計画するS.H.I.E.L.D.の面々にソーが「オレの"弟"だから助けてやってよ」と懇願するもマリア・ヒルに「一晩で80人殺した」という事実を伝えられて「養子で義理の弟だから…」と口ごもっている(セリフは意訳であり引用したものではない)。
- キャプテン・アメリカ
- アベンジャーズBIG3の一人。実写版『アベンジャーズ』ではアイアンマンとの戦闘中にキャプテン・アメリカに諌められ、激昂したソーがムジョルニアを叩き込むもヴィブラニウムの盾に防がれた。
- コミックにおいて、ソー以外でムジョルニアを持ち上げることができた数少ない人物。
- アイアンマン
- アベンジャーズBIG3の一人。実写版『アベンジャーズ』ではロキをアスガルドに連れ帰ろうと説得する際にアイアンマンと戦闘。雷撃をぶつけるもアイアンマンスーツに耐えられてしまう。しかしながらアイアンマンとの戦闘ではソーの方が力の差で有利だった。
- コミックではソーバスターという対ソー用のアイアンマンスーツを作ったことがある。
- ハルク
- 「ソーの強さはハルクと互角」などよく強さの指標となるヒーロー。
基本的にソーの方がスペックは高いが、ハルクは怒りのボルテージによって物理法則を覆す程強くなってしまうので純粋な強さの比較はできない。
実写版『アベンジャーズ』ではヘリキャリアを守るためにハルクと戦闘をするもやや押され気味だった。しかし、ハルクがソーの投げたムジョルニアをキャッチした際は持ち上げることができなかった。
ゲームへの参戦
『MARVEL SUPER HEROES』などでは背景などでの参戦、以降の作品でもサポートキャラとしての参戦が多かったが『MARVEL VS. CAPCOM 3』にてプレイヤーキャラに昇格した。
MVC3での性能はパワーキャラでコンボは強力であり、相手の体力を一気に奪うことが可能。もちろん体力もトップクラスになっている。しかし、空中ダッシュや飛行も可能であるというパワーキャラらしくない能力もある。その代償として攻撃の発生が遅く、隙が大きい。
ニコニコ動画ではンーさんのマイティ対戦動画などでも知られている。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- アメリカンコミック
- マーベル・コミック
- アベンジャーズ
- 北欧神話
- 雷神
- 映画の一覧
- 格闘ゲームのキャラクター一覧
- ハンマー状態
- ンーさん
- あああああああああああああああああああああああああああああああああっー!
脚注
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