概要
後に数多くの合唱曲を手掛けた松井孝夫のデビュー作であり、作曲の経緯はウィキペディアに記されている(わずか30分で構想が出来上がったという)。中学生の合唱曲として長きにわたって愛され続ける名曲であり、合唱コンクールはもちろんのこと、卒業式でも歌われる機会が多い。
前半の語りかけるような旋律から、中盤の2拍三連符がある部分で盛り上がりを見せ、後半の高らかに歌い上げる展開が、歌詞の良さも相まって歌う側・聞く側共に大きな感動を与える。
マイバラード現象
前述の2拍三連符はしばしば「付点八分+付点八分+八分」(比率で表記すると「3:3:2」)のリズムで歌われる。三連符が正しく3等分されないのはこの曲に限った現象ではないが、多くの日本人が聞き覚え・歌い覚えのあるためか俗に「マイバラード現象」と呼ばれることもある。
Full | 2拍三連符の部分(抜粋) | |
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三連符を楽譜通り3等分のリズムで歌った場合 | ||
「付点八分+付点八分+八分」のリズムで歌った場合 |
なお、作曲者本人は「三つの音をきっちり等しく歌うのは楽典的には正しいのですが、それだと機械的で無機質に聞こえてしまうので、1拍目と3拍目をアクセントのように強調して歌ってみてください」[1]と記しており、実際に作曲者本人の伴奏による歌唱映像では3:3:2に近いリズムで演奏されている。
関連動画
- 3連符を楽譜通りに3等分しているもの
関連コミュニティ
関連項目
脚注
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